インダストリアルデザイナーの資格
資格がなくても働ける
インダストリアルデザイナーとして働くうえで、必須とされる資格はとくにありません。
何も資格を持っていなくても、インダストリアルデザイナーとして現場の最前線で活躍している人はいます。
ただし、インダストリアルデザインの専門知識や技術を認定する民間資格として代表的なのが、「公益社団法人 日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)」が主催する「プロダクトデザイン検定」です。
仕事をしていくうえでも資格はなくても問題ないことが多いようですが、就職活動や転職活動の際には資格を持っていることが有利になる場合があります。
ここからは、プロダクトデザイン検定の詳しい内容について紹介します。
20代で正社員への就職・転職
プロダクトデザイン検定の概要
プロダクトデザイン検定は、「2級」と「1級」の2つのレベルがあります。
2級は、プロダクトデザインに関わる仕事をするにあたって必要とされる基礎的な知識を有しているレベルです。
1級は、プロダクトデザインについての知識と技術を習得し、具体的な方法や留意事項の指示を受け業務を遂行できるレベルです。
どちらも受験資格に制限はなく、誰でも受験することができます。
一般的には、まず基礎的なレベルである2級資格を取得し、さらに本格的な勉強を続けて実務者向けの1級取得も目指す人が多いようです。
そのほかの資格
プロダクトデザイン検定以外にも、インダストリアルデザイナーの業務に関連する民間資格はいくつか挙げられます。
たとえば、「公益社団法人 色彩検定協会」が主催する「色彩検定」や、「公益社団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)」が主催する「CGクリエイター検定」などです。
ただし、資格があれば必ず就職・転職できるわけではありません。
これらの資格は、あくまでも自分のスキルレベルを確認するために、あるいは知識の幅を広げていくうえで取得するものと考えておくとよいでしょう。