インダストリアルデザイナーの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
打ち合わせとデザインを続ける日々
インダストリアルデザイナーは、世の中にさまざまある工業製品のデザインを手掛ける仕事です。
メーカー勤務の場合には、自社で新規に作り出そうとする製品について、デザイン面を担当します。
市場調査を行って世間の流行や傾向を把握したうえで、製品の機能性や使いやすさを高めることができ、さらに見た目の良さも追求したデザインを考えていきます。
デザイン事務所勤務の場合は、クライアントから依頼を受けた製品のデザインを手掛けますが、いずれにしても、インダストリアルデザイナーは打ち合わせとデザイン業務を繰り返していくことが特徴です。
ここでは、インダストリアルデザイナーのおもな1日の流れを紹介します。
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デザイン事務所勤務のインダストリアルデザイナーのある1日
勤務時間
企業勤めのインダストリアルデザイナーは、勤務先の就業規則に準じて勤務します。
一般的には9:00~18:00くらいが勤務時間となり、1日の実働は7.5時間から8時間程度で、他の職種とほとんど変わりないでしょう。
決まった時間に出勤し、打ち合わせやデザインなどの業務に当たり、1日の業務が終了すれば退社します。
新製品のデザイン制作段階など繁忙期には残業する日が続くこともあるそうですが、人員が極端に足りないなどの問題がない限り、そこまで残業時間が増えることはないでしょう。
とくに大手メーカーは労働時間の管理が厳しく行われており、比較的恵まれた環境で働くことができます。
一方、デザイン事務所で小規模なところは少ない人数で大量の案件を回しており、勤務先によっては激務となる場合があるようです。
残業代が支給されず、サービス残業をしなくてはならない事務所もあるといわれます。
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休日
インダストリアルデザイナーの休日についても、基本的には勤務先が定める曜日に休むことになります。
土・日曜日が休日となる週休2日制が一般的ですが、デザイン会社勤務だと、クライアントの都合によっては休日出勤となることもあります。
また、メーカー勤務の場合も仕事が詰まっているときは休日に出て対応することもあるようです。
独立すれば自由度は増す
インダストリアルデザイナーはフリーランスとして働く人もいます。
フリーランスになれば、個人の裁量で仕事量や業務時間を調整することができます。
ただし、駆け出しの頃は単価が安く、納期がタイトなプロジェクトを受注することもあるため、複数のプロジェクトを掛け持ちし、長時間、休日を削って働かないといけない場合もあるかもしれません。
場合によっては、会社員時代よりも忙しく働くことになるでしょう。
ただし経験を積み、実績を残して評価されるようになれば、より自由度を持って働きやすくなります。