フードコーディネーター認定試験の難易度・合格率・費用

特別、資格はなくでもフードコーディネーターになることはできます。

ですが就職活動やフリーランスでのアピールポイントになるため、取得する人は少なくありません。

また、資格を取得しながら同時に知識を高めれるためメリットも多いです。

この記事では、フードコーディネーター認定試験の難易度・合格率・費用を解説します。

フードコーディネーター認定試験について

「特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会」が主催する「フードコーディネーター認定試験」は、日本初で唯一のフードコーディネーター資格です。

フードコーディネーターを目指す人や、すでにフードコーディネーターとして働く人の多くが取得しています。

認定試験は「3級」「2級」「1級」の試験があり、それぞれ年1回ずつ実施されます。

フードコーディネーターになるには

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級によって難易度には差がある

2018年3月現在の合格者数
  • 3級合格者は約28,300人(うち資格取得者 約23,800人)
  • 2級合格者は約1,730人(うち資格取得者 約1,680人)
  • 1級合格者は約80人(うち資格取得者 約80人)

この数字を見ても、入門レベルの3級と、アシスタントレベルである2級、プロレベルとされる1級では、だいぶ難易度に差があるとわかります。

フードコーディネーター認定試験の合格率

フードコーディネーター3級

3級資格認定試験では、フードコーディネーターが携えるべき「食」に関わる4分野、「文化」「科学」「デザイン・アート」「経済・経営」に関する幅広い知識を問う筆記試験で構成されています。

合格率は70%~80%以上といわれており、フードコーディネーターの入門レベルに位置付けられることから、さほど難しいものではなく、独学で合格する人も少なくありません。

フードコーディネーター2級

2級資格認定試験は、すでに3級の資格認定登録者のみが受験可能です。

1次試験(マークシート方式)と2次試験(記述式)で構成され、1次試験は

  • レストランプロデュース
  • 商品開発
  • 生産・流通・消費
  • ホスピタリティ&ライフサポート
  • イベント・メディア

の5科目を受験します。

2次試験では、

  • レストランプロデュース
  • 食の商品開発
  • 食のイベント・メディア

の3分野から1つを選んで受験します。

後述のデータのように、分野ごとの合格率には差が出ているため、どの分野を選択するかは非常に重要なものとなっています。

1次試験合格率

  • 2017年:80.26%
  • 2016年:82.19%
  • 2015年:75.78%
  • 2014年:79.61%
  • 2013年:77.61%
  • 2012年:74.44%

2次試験レストランプロデュース合格率

  • 2015年度:22.70%
  • 2016年度:30.23%
  • 2017年度:65.50%

2次試験商品開発合格率

  • 2015年度:55.30%
  • 2016年度:42.72%
  • 2017年度:62.04%

2次試験イベント・メディア合格率

  • 2015年度:37.90%
  • 2016年度:58.06%
  • 2017年度:60.61%

2次試験(3分野合計)合格率

  • 2017年:61.45%
  • 2016年:42.37%
  • 2015年:43.00%
  • 2014年:35.40%
  • 2013年:38.99%
  • 2012年:29.47%

フードコーディネーター1級

1級資格認定試験では、プロとして活躍できる実践的な知識と技術が試されます

各分野のスペシャリストとの共同作業の中で、問題と解決法を見出し、的確な方向性を示す能力が求められます。

1次試験(企画書審査)と2次試験(面接)で構成され、1次試験は3つの専門分野「レストランプロデュース」「商品開発」「イベント・メディア」より1つ選択し、企画書を提出します。

2次試験では、1次試験で合格となった企画書を使ってプレゼンテーションを行い、内容は自己紹介3分、プレゼンテーション15分、質疑応答10分となっています。

2017年度1次試験合格率

  • レストランプロデュース40.0%
  • 商品開発50.0%
  • イベント・メディア54.5%
  • 3分野合計50.0%

2017年2次試験合格率

  • レストランプロデュース66.7%
  • 商品開発62.5%
  • イベント・メディア100%
  • 3分野合計76.5%

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費用

受験料(一般)

  • 3級:11,000円
  • 2級:一次試験11,000円、二次試験15,000円
  • 1級:一次試験12,000円、二次試験16,000円

受験料(会員)

  • 3級:6,000円
  • 2級:一次試験6,000円、二次試験15,000円
  • 1級:一次試験12,000円、二次試験16,000円
会員価格とは、フードコーディネーター協会の会員のことを指します。
入会費や年会費を納めると、会報誌を受け取ります。
入会費は5,000円、年会費は4月~9月に入会すると15,000円、10月~3月に入会すると7,500円となります。

「フードコーディネーター認定試験の難易度」のまとめ

フードコーディネーター認定試験は入門レベルの3級と、アシスタントレベルである2級、プロレベルとされる1級では、難易度に差があります。

3級では知識が問われる筆記試験なので、合格率は70%~80%以上とさほど難しくありませんが、2級・1級になるにつれ知識に加えて技術も必要になり合格率も低くなります。

また、フードコーディネーター協会の会員になれば受験料も安くなるため、フードコーディネーターとして働いていくなら会員になるのもよいでしょう。