アイリストは何歳まで働ける?

アイリストの年齢層は?

アイリストは若い人に人気がある職業で、実際現場で活躍しているのは20~30代の若手女性が中心といわれています。

一方、最近では、40代でも現役のアイリストとして活躍する人もいます。

美容師と違い、アイリストは座ったまま施術を行うため、肉体的には比較的辛くないという声もあります。

アイリストが職業として一般的になってきたのは比較的最近で、働くうえで年齢の上限はないため、現在活躍する若手アイリストが今後引き続き長く働いていくことは十分に考えられます。

アイリストを続けるうえで加齢が与える影響

老眼

お客さまの目元にミリ単位の細かい調整を行いながら、まつ毛エクステやまつ毛パーマを施すアイリストにとって、視力の低下は死活問題です。

なかでも加齢によりはじまる老眼は、近くのものが見えづらくなるほか、小さいものに焦点を合わせると目が疲れてしまいます。

老眼のはじまりは個人差がありますが、目を酷使するアイリストのなかには30代から老眼の症状が始まる人も多くいます。

視力低下、老眼の進行により、アイリストを辞めざるをえないということもあります。

アイリストとして年齢を重ねても長く働くためには、早いうちから目のケアをしっかりしていくことが肝心です。

食生活に気をつけるほか、目が疲れてしまった時は、目を上下に動かしたり、ぐるぐる回したりする目の体操、目頭を指圧するマッサージも有効です。

また老眼を感じた時は、拡大鏡を使用したり、施術専用の老眼鏡を作ったりすることで対応することもできます。

肉体的な問題

アイリストは座って施術を行うため、美容師などと比べて体力的には比較的楽とされています。

しかし、施術は座ったまま前傾姿勢をとり続けるため、慢性的な腰痛、肩こりはアイリストの職業病とされています。

湿布やサポーター、マッサージで痛みや違和感をケアしながら働くアイリストも多いです。

一般的には加齢にともない、肉体的な問題も悪化する傾向にあり、疲労回復も遅くなるため、肉体的な辛さを原因に現場を離れるアイリストも珍しくありません。

世代のギャップ

アイリストは40代で活躍する人もいるものの、アイラッシュサロンで働くアイリストは、20~30代の若手が中心です。

また、まつ毛エクステやまつ毛パーマを楽しむお客さまの大部分も20代や30代です。

加齢に伴い、同僚やお客さまとの間に世代間ギャップが生まれ、居心地の悪さを感じてしまう人もいるようです。

さらに、サロンによっては40歳以上のアイリストがいないところもあります。

そうなると、自分が将来アイリストとして長く活躍する姿が想像できないため、モチベーションが低下することもあるでしょう。

アイリストとして長く活躍するためには、日々変化する美容トレンドに敏感であり続けることに加え、自分の目指すアイリスト像をしっかり持ち続けることが肝心です。

年齢に応じたアイリストの働き方

アイリストは、さまざまな働き方ができる仕事で、年齢を重ねても自分に合った働き方を選べばやりがいを持って活躍できます。

ここでは、年齢に応じた代表的なアイリストの働き方を紹介します。

アイラッシュサロンに勤務する場合

アイラッシュサロンの求人では、「年齢不問」というものも多いです。

技術職のため、結婚や出産で一度職場を辞めても、別のサロンに復職しやすく、生涯アイリストとして活躍することも不可能ではないでしょう。

一方、同僚のアイリストやお客さまは20代から30代前半が多いため、40代以降になると世代間でのギャップを強く感じるほか、視力の衰えなどで現場の仕事が苦になることもあります。

そのため、店長や副店長に昇格したあとは、施術から離れ、後進アイリストの技術指導、シフト管理、サロンの売上管理をするサロン内の管理職として働くこともあります。

何店舗もサロンを構える会社なら、地域マネージャーとして複数店舗を同時に管理し、会社の経営に携わるアイリストもいます。

そのような立場になると、アイリストの技術だけでなく、調整能力やマネジメント能力、対人スキルが求められます。

責任を伴う大変さはありますが、現場のアイリストの大変さやお客さまの声をよく知っているからこそ、管理職としても重宝される存在になれるでしょう。

独立開業をする場合

独立開業には保健所の許可が必要ですが、スペースや設備も大きなものは不要なため、自宅の一部をサロンとして、自分のライフスタイル、体力に合わせて働くアイリストもいます。

さらに経営に長けているアイリストの場合、従業員を雇用し、複数のサロンを展開することもあります。

しかし、どちらも集客が上手に行かない場合、売上がたたず、サロン存続が厳しくなります。

流行の変化が激しい美容業界でオーナーとして生きていくためには、SNSや情報サイトを使った情報の収集や発信も大切になります。

自分のサロンを持ちたいと思っている人は、独立支援制度などがあるサロンで技術を磨くと同時に経営ノウハウなどを学ぶといいでしょう。

講師になる場合

加齢に伴い、視力が落ち、細かい作業が思うようにできなくなった場合、講師としてアイリストの仕事に携わる道もあります。

サロン勤務とかけもちしながら働く講師もいるなか、講師のみで生計をたてるアイリストもいます。

体調の問題で1日何人ものお客様を相手にするのが辛い場合も、講師としてなら今までの技術や経験を活かしながら、十分働ける場合もあります。

「優秀な後進を育てたい」「業界全体の技術力を上げたい」という思いがある人には、やりがいのある働き方でしょう。