DTPデザイナーのつらいこと、大変なこと、苦労
納期に追われてハードワークになりがち
DTPデザイナーが制作に携わる印刷物には必ず納期が存在し、決められたスケジュール通りにデザインを進めなくてはなりません。
自分だけが頑張れば何とかなるのならまだいいのですが、記者やライターから予定されていた原稿がなかなか届かなかったり、突然の記事差し替えといった指示が発生して、DTPデザイナーがしわ寄せを受けることがあります。
そうなると、遅くまで残業しての対応や、休日出勤もせざるを得ないことがあるでしょう。
DTPデザイナーはつねに締切が頭の中にあり、スケジュールがタイトなときや、進行が遅れているときなどは、寝ても覚めても仕事のことが頭から離れないといった人もいるようです。
20代で正社員への就職・転職
いちデザイナーとして長く働き続けるのは大変
DTPデザイナーの仕事量は、ひと昔前に比べると減少傾向にあるといわれます。
その代わりに、Webサイトのデザインを行うことができるWebデザイナーの需要が拡大しており、この先、紙媒体だけでデザイナーが生き残るのはさらに大変になるだろうという声もしばしば聞かれます。
とくにDTPデザイナーの仕事は長時間労働になりがちで、その割に高い収入は得にくいといわれています。
この業界でデザイナーとして飛躍したいのであれば、現場のいちデザイナーという存在からアートディレクターやプロデューサーなど上位職を目指すか、Webデザインにまで守備範囲を広げていく努力が求められるでしょう。
実力とセンスが問われる
DTPデザイナーは、個人の実力やセンスといったものが顕著に表れやすい仕事です。
つねに媒体のコンセプトや世界観、伝えたいことを的確に理解したうえで、相手の期待の一歩先をいくデザインを出すことも求められてきます。
毎日デザイン仕事を続けていると生みの苦しみを味わうことは多々あり、ときに編集やクライアントなどから容赦ないダメだしを受けることもあるでしょう。
なかなか自分のデザインが評価されないときは、自己否定されてしまったような気持ちになることもあるかもしれません。