電車運転士の給料・年収

  
電車運転士の給料・年収は、基本的に勤続年数とポジション(役職等)が上がれば給料も上がっていきますが、最も収入が得られるのは、JRや大手私鉄はじめとする大規模な鉄道会社で電車運転士をすることです。

各社のデータより、電車運転士の年収は490万円~640万円、新幹線運転士の年収は500万円~670万円の間と言われ、一般のサラリーマンの年収よりも若干高めとなっています。

この記事では、電車運転士の給料・年収について解説します。

電車運転士の平均年収・給料の統計データ

鉄道会社では、基本的に勤続年数とポジション(役職等)が上がれば給料も上がっていきます。

勤務地によって給与水準は異なる傾向にあり、

  • 地方の鉄道会社よりも都市部を運行する鉄道会社
  • 中小よりも大手鉄道会社

のほうが全体的に年収が高くなっています。

電車運転士の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

電車運転士の平均年収_2019

厚生労働省の令和元年度賃金構造基本統計調査によると、電車運転士の平均年収は39.1歳で619万円となっています。

  • 平均年齢:39.1歳
  • 勤続年数:17.5年
  • 労働時間:146時間/月
  • 超過労働:16時間/月
  • 月額給与:389,700円
  • 年間賞与:1,511,600円
  • 平均年収:6,188,000円

出典:厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
電車運転士
(給料バンク)
490万円~645万円 20代の給料:30万円
30代の給料:34万円
40代の給料:43万円
初任給:16~万円
新幹線運転士
(給料バンク)
514万円~677万円 20代の給料:32万円
30代の給料:46万円
40代の給料:50万円
初任給:32~万円
電車運転士
(転職ステーション)
509万円
鉄道運転士
(Indeed)
- 月給18.7万円
時給1,171円

各社データによれば、

  • 電車運転士の年収は490万円~640万円
  • 新幹線運転士の年収は500万円~670万円

の間となる実態が見えてきます。

電車運転士の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

厚生労働省の統計調査より、ボーナスが年間でおよそ4ヶ月分となっていることから、年収550万円の場合は

  • 月額総支給額は34万円
  • ボーナスは年間137万円

ほど支給されていると考えられます。

独身の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は31~32万円ほどになると見込まれます。

一般のサラリーマンの年収が平均400万円~500万円といわれているため、年齢からすると若干高めとなっています。

新幹線の運転士の場合は手当てがつき、さらに数万円高くなることが多くなります。

しかし、こうした手当ては鉄道会社ごとに差があるほか、各社とも毎年の業績によって多少の変動があるようです。

電車運転士の初任給はどれくらい?

高校から現業職として入社した場合の初任給は16万円から18万円程度が相場です。

ただし電車運転士になるためには駅員や車掌として経験を重ねていかなくてはならないため、キャリアアップするうちに少しずつ給料が上がっていきます。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)で東京地区勤務の場合、

  • 大学院卒の初任給は265,300円
  • 大学卒の場合は235,400円
  • 短大卒の場合は215,700円

とされています。

東武鉄道株式会社の場合、

  • 大学、大学院卒の初任給は19万7,000円
  • 短大、高専、専門卒の場合は18万3,000円
  • 高卒の場合は17万8,000円

とされています。

こうした基本給のほかに、年に1~2回の賞与や各種手当が加わります。

令和元年 電車運転士の年収(年齢別 ※男性のみ)

電車運転士の年収は、年齢とともに順調に上がり、もっとも年収が高い年齢は50~54歳の776万円です。

平均年収は621万円となっています。

電車運転士の年収(年齢別)_r1

令和元年 電車運転士の年収(規模別 ※男性のみ)

電車運転士の年収は、勤務先の事業所の規模によって差があり、

  • 10〜99人の事業所に勤める電車運転士の年収は407万円
  • 100〜999人規模は436万円
  • 1000人以上規模は661万円
  • 10人以上規模平均は619万円

となっています。

電車運転士の年収(規模別)_r1

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

電車運転士の福利厚生の特徴

電車の安全運行のためには社員が心身ともに健康であることが欠かせないため、鉄道各社は福利厚生にも力を入れています。

とくにJR各社や大手私鉄など、会社の規模が大きければ大きいほど福利厚生制度は整っていると考えてよいでしょう。

具体的な内容として、

  • 社会保険
  • 各種慶弔金制度
  • クラブ活動
  • 保養所の利用

などのほか、

  • 自社の社宅
  • 病院などの施設

を整えている会社もあります。

業務上どうしても勤務時間は不規則になってしまう仕事ですが、その分安定した待遇の下で働ける環境と考えておいてよいでしょう。

電車運転士の給料・年収の特徴

都心部の方が給料が高い

勤務地によっても給与水準は異なる傾向にあります。

地方の鉄道会社よりも

    都市部を運行する鉄道会社

    中小よりも大手鉄道会社

のほうが全体的に年収が高くなっています。

都心部を運行する鉄道会社の方が保有する車両の数が多く、会社規模が大きいことや、利用者も多く収益をあげやすいことが理由として挙げられます。

運行する車両によって差が出る

一般的に、在来線の普通電車を運転する運転士よりも、特急を運転する運転士の方が給料はアップします。

また新幹線などの高度な技術を必要とする車両の運転士は、より給与が高くなります。

電車運転士の代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
東海旅客鉄道(JR東海) 733万円 37.0歳
東武鉄道株式会社 713万円 46.6歳
小田急電鉄株式会社 764万円 40.1歳

出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)

JR東海の平均年収

JR東海の平均年収は733万円となっています。

JR東海は、日本の主要路線や新幹線を所有し、とくに新幹線の運転士を目指す人から人気の高い企業です。

東武鉄道株式会社の平均年収

東武鉄道株式会社の平均年収は713万円となっています。

都内近郊の私鉄の中では最も歴史が古く、抱える路線も関東最長です。

小田急電鉄株式会社の平均年収

小田急電鉄株式会社の平均年収は727万円となっています。

東京と箱根や江の島などの神奈川の主要な観光地とを結ぶ鉄道路線として、年間輸送人員7.5億人を誇る鉄道会社です。

電車運転士が収入を上げるために

電車運転士としてもっとも収入を得られるのは、JRや大手私鉄はじめとする大規模な鉄道会社で電車運転士をすることです。

鉄道会社は年功序列で給料がアップすることも多いため、普通電車から特急、そして新幹線運転士へと経験を積み、キャリアアップをしながら長く働くことで収入アップが見込めます。

中小の鉄道会社から給料アップを考える場合は、こうした大手の鉄道会社に転職する方法も考えられます。

「電車運転士の給料・年収」のまとめ

厚生労働省の令和元年度賃金構造基本統計調査によると、電車運転士の平均年収は39.1歳で619万円となっています。

高校から現業職として入社した場合の初任給は16万円から18万円程度が相場です。

電車運転士としてもっとも収入を得られるのは、JRや大手私鉄はじめとする大規模な鉄道会社で電車運転士をすることです。