電車運転士のつらいこと・大変なこと・苦労

電車運転士のつらいこと・大変なこと

秒刻みでの仕事

電車には、必ずダイヤが設定されています。

利用客は普段から「何時何分発」といったダイヤを気にして電車に乗りますが、実は電車運転士はもっと細かな「秒単位」を気にして運転しなければなりません。

たとえば、JRの多くの路線では15秒刻みとなっていますが、私鉄ではもっと細かな秒単位でダイヤ設定されているところもあります。

ひとたび自分の運転する電車が遅れてしまえば、乗客や前後を走る電車にも迷惑をかけてしまうため、時間のことは常に気にしていなければならない仕事です。

また、日本の電車は定時運行が当たり前のため、ひとたび遅れてしまうと乗客から厳しい言葉を浴びせられることも少なくありません。

不規則な勤務時間

電車は24時間で運行するわけではありませんが、始発電車や最終電車の運転をするためには泊まり勤務もしなければなりません。

泊まりの翌日は「明け」といって、勤務時間が終われば帰宅して休めますが、その次の日はまた泊まりになったり、まれに朝から夕方まで働く「日勤」も入ってきたりするなど、仕事の時間帯は毎日異なります。

また、特急や新幹線などの運転をする場合は一日の仕事が終わっても帰社せず、到着地となる遠方でそのまま宿泊する場合もあります。

このように不規則な生活を強いられるため、体調管理には常に気をつけていければなりません。

電車運転士の悩み

電車運転士になるまでには、駅員や車掌経験が必要となりますが、どんな職種であれ鉄道会社の職員として駅や車内で働くと、毎日たくさんの人と接します。

電車は老若男女さまざまな人が利用するため、なかには無理難題を押し付けられたり、厳しい言葉を投げかけられたりする時もあります。

特に遅延が発生した場合は、運転士に対して直接怒りをぶつける人もいます。

しかし、鉄道会社の仕事はサービス業でもある以上、お客さまにはいつでも誠実に対応しなければなりません。

つらいと感じることもあるかもしれませんが、お客さまの言葉を受け止めつつ真摯な対応をすることが求められます。

また近年ではSNSの普及により、電車運転士の言動がインターネット上にアップされ問題となるケースも増えてきています。

常にお客さまの目にさらされていることを考え、会社の顔として振る舞わなくてはならないのも苦労の一つです。

電車運転士を辞める理由で多いものは?

電車運転士を辞める理由で多いものは、待遇や職場環境です。

不規則な勤務に身体が追い付いていかなかったり、長年勤務してもなかなか給料があがらなかったりなど、業務内容そのものよりも職場に対する不満をもって辞める人が多いようです。

また、人身事故や災害などのトラブルに合ってしまい、そこから電車の運転に不安や恐怖感を覚えるようになってしまうことで電車運転士を辞めてしまう人もいるようです。

このような場合は事情を考慮し、一定期間乗務から離れたり、違う業種に配置転換してくれたりする鉄道会社がほとんどで、会社そのものを辞めなくても済むようにしているところが多いようです。