電車運転士に向いている人・適性・必要なスキル

電車運転士に向いている性格・適性

冷静な判断ができる人

電車運転士にとって大切なのは、いかなる状況においても「安全」を維持することです。

多くの人々の命を預かるため、日常業務では使命感を持ち、安全に気をつけて運行することが何よりも大事です。

そのために運転士は日々さまざまな訓練を重ねていますが、時には事故や災害など予期せぬ事態に遭遇することもあり、いついかなる時でも落ち着いて冷静な判断を下すことが求められます。

イレギュラーなことが発生した時にパニックにならず、周りの状況を判断できる人、そして次にどんな行動をとればいいか落ち着いて考えられる人が向いています。

高い集中力を保てる人

電車運転士は集中力を必要とする仕事です。

ひとたび乗務してしまえば、他の職業のように休憩を取るわけにもいきませんし、まして気を抜くことは絶対にあってはなりません。

ただし、集中しながらもお客さまなど周りの状況に気を配る、線路上やホームに普段と大きな違いはないかを判断するなど、同時に複数のことに取り組めるかどうかも求められます。

不規則な生活リズムになっても気にならない人

運転技術そのものと直接関わることではありませんが、不規則な休みに耐えられるかどうかも、この仕事をする上で大切なポイントです。

電車は365日絶えず運行するため、運転士も必ず土日祝日に休めるわけではありません。

さらに、1日の勤務時間帯や休憩時間が毎日同じでないのも特徴です。

泊まり勤務の日もありますし、休憩はほかの仕事のようにまとめてお昼に1時間休憩できるわけではありません。

食事やトイレも急いで済ませなければならず、ストレスに感じてしまう人もいるかもしれません。

電車運転士には、このような不規則な生活リズムも気にならない人、オンオフを上手に切り替えてストレスを解消できる人が向いています。

また、前日にお酒を飲み過ぎてしまったり、寝坊してしまったりすれば運行に大きな影響を与えてしまいます。

体調も含め、しっかりと自己の管理ができる人でないと電車運転士は務まらないでしょう。

電車運転士になるには? どんな資格や免許が必要?

電車運転士に必要なスキル・能力

電車運転士になるための試験は20歳以上であれば受験できますが、身体条件に関しては厳しい規定が定められています。

電車運転士は、信号機や合図を確認したりするため、特に視力や色覚に関しては厳しい規定があり、それをクリアしなくてはどれだけ優秀だとしても電車運転士になることはできません。

国土交通省通達(2012年4月度より実行)の規定では、裸眼または矯正視力でそれぞれ片目0.7以上の視力が必要で、両目1.0以上の視力が必要です。

電車運転士に向いていないのはどんな人?

電車運転士は個室の中で運転する機会が多いですが、運転士になる前は駅員や車掌の仕事を経験するため、毎日たくさんのお客さまと接します。

駅や電車は老若男女、さまざまな人が利用するため、人が嫌いであったりサービス業に苦手意識を持っていたりする人では務まりません。

また、運転士になってからもただ漠然と運転するのではなく、「お客様を運んでいる」という意識を持ち続けなければなりません。