電気工事施工管理技士の就職、求人、募集の状況
おもな就職先
電気工事施工管理技士の代表的な就職先としては、電気設備工事会社をはじめ、総合建設会社(ゼネコン)、専門工事会社、さらに不動産管理会社などが挙げられます。
住宅をはじめ、さまざまな建築物にとって電気工事は必要不可欠なものであることから、多くの建設系企業で電気工事施工管理士のニーズがあります。
とくに近年の建設工事では、電気設備の高度化・専門化が進んでおり、オール電化住宅や太陽光発電など新しい電気設備のしくみも次々と登場しています。
また、多くのベテラン技術者が定年退職を迎えていることもあり、柔軟性のある若い人材を積極的に育てていきたいと考える企業も増えているといわれます。
こうしたなか、電気工事における施工管理に携わる電気工事施工管理技士の需要は高まっています。
20代で正社員への就職・転職
資格があることが強みになる
電気工事施工管理技士の資格は、学歴に応じた所定の実務経験を積まなくては取得できないものとなっています。
そのため、資格を持っている人は一定レベルの知識や技術があることが証明でき、就職や転職の際にも優遇されることが多いです。
学校を出たばかりの人であれば、まずは電気工事の技術者として働きながら経験を積んでいくことになります。
なお、就職に際しては学歴は問われないこともありますが、大手ゼネコンなどでは大卒以上の学歴が就職の際の応募資格に掲げられていることもあります。
転職する人も多い
電気工事施工管理技士の国家資格は一生モノであるため、一度資格を取得すれば、それを生かした転職活動もしやすくなるでしょう。
とくに1級の資格を持っている人がなれる「監理技術者」は大規模な工事に携わることができるために貴重な存在となります。
電気設備工事会社などへの入社後は実務経験を積み重ね、できるだけ早い段階で電気工事施工管理技士の2級や1級を取得することで、さらなるキャリアアップが望めるでしょう