コンサルタントの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

コンサルタントを目指すきっかけで多いものは?

「仕事をとおしてスキルアップしたい」「給料が高い」などの理由がきっかけで、コンサルタントを目指す人は多いようです。

コンサルタントは日々の業務のなかで、さまざまな業界の人たちと関われる点が魅力のひとつです。

その分大変なことも多いですが、「自分のスキルを高めていきたい」と考える人には向いている職業でしょう。

また、本人の実力次第で高収入が期待できる点にひかれて、コンサルタントを目指す人も少なくありません。

このような理由からコンサルタントは就活生にも人気の職業であり、入社試験の倍率も比較的高い傾向にある業界となっています。

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コンサルタントの志望動機の考え方

コンサルタントの志望動機を考える際には、まずは「なぜコンサルタントになりたいのか」を明確にすることが重要です。

たとえば「企業の問題解決のサポートがしたい」という理由でコンサルタントを目指す人は多いですが、それだけではほかの業種にも当てはまるような志望動機になってしまうでしょう。

自分自身の過去の体験談なども織り交ぜることで、「コンサルタントでなければいけない理由」を具体的に考えていく必要があります。

また、一口にコンサルタントといっても「経営コンサルタント」「ITコンサルタント」「建設コンサルタント」など、その種類はさまざまです。

それぞれのコンサルタントによって専門分野や求められる知識は大きく異なるため、まずはコンサルタントという職業について、しっかり理解を深めておくことが大切です。

コンサルタントの志望動機の例文

クライアントの問題解決にたずさわりたい

「クライアントの問題点を解決するサポートがしたい」と思い、コンサルタントを志望しました。

私自身、学生時代に所属していたゼミで研究内容に関するトラブルが発生したことがあり、その解決に向けて積極的に行動した経験があります。

結果的にはトラブルを解消することができ、その際には大きなやりがいを感じました。

貴社にコンサルタントとして就職した際にも、クライアントの抱える問題に対して積極的にアプローチし、課題解決にあたっていきたいと考えています。」

さまざまな企業や団体と関われる

「さまざまな企業や団体と関わるコンサルタントの仕事に魅力を感じ、志望しました。

コンサルタントはひとつのクライアントだけではなく、あらゆる業界の企業や団体をサポートできるチャンスがあり、仕事をとおして自分自身も大きく成長していけると考えています。

そのなかで幅広い知識・スキルを身につけていき、社会全体に貢献できるようなコンサルタントを目指していきたいです。」

経営難に苦しむ企業を救いたい

「私の親戚は会社を経営しており、その人から「コンサルタントのアドバイスで経営難を乗り越えられた」というエピソードを聞いたことがコンサルタントを目指すようになったきっかけです。

当時はリストラや大胆な組織改革をおこなう必要があったと聞きましたが、そのおかげで業績を持ち直すことができ、それを聞いたときから「コンサルタントの社会的役割の大きさ」を強く感じています。

私自身もコンサルタントとして活躍し、同じように経営難に苦しむ企業を専門的なアドバイスで救っていきたいと考えています。」

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コンサルタントの面接で聞かれること・注意点

コンサルタントの面接では、以下のような内容がよく聞かれる質問となります。

・なぜコンサルタントになりたいのか?
・コンサルタント企業のなかでも、なぜうちの企業を選んだのか?
・学生時代に頑張ったことについて
・学生時代に苦労したことについて
・コンサルタントとして、どんなプロジェクトに参加したいのか?
・体力的に厳しいときもあるが、大丈夫か?
・コンサルタント業界に関わる最近のニュースについて

そしてこれらの質問に答える際には、簡潔にわかりやすく回答することも大切です。

コンサルタントの仕事はクライアントに説明や提案をおこなう機会も多いため、「話がわかりづらい」と評価されれば大きなマイナスポイントとなってしまいます。

そのほか、面接中の笑顔や挨拶、会話のテンポなど、基本的なことも大事にしていきましょう。

コンサルタントの自己PRのポイント

コンサルタントとして活躍するうえで必須となる能力のひとつに、自分の力で課題を発見してその解決策を導き出す「問題解決能力」が挙げられます。

コンサルタントを志望する人は、この能力があることを自己PRのなかでしっかりアピールしていきましょう。

学生時代になにか大きな困難を乗り越えた経験がある人は、その具体的なエピソードを自己PRに交えることで説得力が増します。

エピソードの例としては、以下のようなものが挙げられます。

・アルバイト先の居酒屋の売り上げが落ちたときに、新たな接客サービスを店長に提案して、結果的にお客さんを増やすことができた。

・卒業研究で期待していたとおりの結果が出なかったときに、チーム全体で実験手順を一から分析して見直すことで、研究を成功に導くことができた。

・留学先の大学でトラブルが起きたときに、語学力を生かして現地の人にサポートしてもらい、トラブルを乗り越えることができた。

このような経験談を自己PRに交えたうえで、「そこで得た強みをコンサルタントの仕事に活かしていきたい」と志望動機につなげることができれば、より効果的なアピールになるでしょう。

コンサルタントの履歴書で気をつけるべきことは?

コンサルタントの履歴書を書く際には、たとえば趣味や特技などの内容から「内向的な印象」を与えないよう注意しておきましょう。

コンサルタントは「他人と早く打ち解けること」や「顔や名前を早く覚えることができる」などの、対人能力の部分も非常に重要な仕事になります。

入社試験の際にはこうした「社交性」があるかどうかをチェックされることも多いので、その点も意識して履歴書を作り上げていくとよいでしょう。