旅行が好きな人に向いている仕事の種類(15選)
温泉、海、山、リゾートホテル、テーマパーク。
目的地はさまざまですが、非日常の世界を体感することができる旅行は、私たちの心に刺激や癒しを与えてくれます。
そんな旅行を愛する人にとって、仕事として旅行に携わることができるのは幸せなことです。
旅行のプランを考える仕事
旅行の楽しみというのは、旅行を計画し始めたときから始まるものです。
目的地はどこにしようか、どんな交通手段で行こうか、どのホテルに泊まろうか、晩御飯は何を食べようか、誰にお土産を買おうか。
ガイドブック片手に考えるだけでワクワクが止まらなくなってしまう、という人は多いでしょう。
そんな人たちに向いているのが、旅行のプランを考える仕事です。
「旅行代理店社員」は、旅行のパッケージツアーの企画や提案、交通機関の予約や手配を行います。
この旅行代理店で働く人のなかでもプランを考えるスペシャリストのことを「ツアープランナー」と呼びます。
また、旅行のガイドブックを作る仕事をしている「編集者」も、旅行のプランに関わることができる職業です。
ガイドブックには旅のプランのモデルが掲載されていることが多く、こうした誌面の構成や内容は編集会議を経て決定されます。
ご当地グルメやお土産などの最新情報は、「ライター」が取材をもとに書くことが多いので、編集者が自ら旅行に行くというわけではありません。
しかし、ガイドブックやマップ作りに関わることでさまざまな土地の知識を得ることもできますし、読者の旅行を応援できるというやりがいも大きいのが特徴です。
どの仕事も企画力が必要とされるので、クリエイティブなことをするのが好きな人に向いている仕事といえます。
旅行代理店社員とは、旅行業者が企画した旅行商品(パッケージツアーなど)を販売する人や、自社で企画・手配をする会社に勤める人のことをいいます。 旅行のパッケージツアーの企画や提案、交通機関の予約や手配、旅行傷害保険加入の手続きなどを幅広く手掛けます。 店舗で働く人は「カウンターセールス」と呼ばれる職種に就くのが一般的ですが、それ以外に「企画・マーケティング」「営業」「添乗」といった職種で働く人もいます。 それぞれの担当業務を通して、お客さまが安心して楽しい旅行ができるようにサポートするのが使命です。 ツアープランナーは、その名の通り海外あるいは国内の旅行プランを企画する仕事です。 旅行会社や旅行代理店に勤務し、世間で流行のツアーやお客さまが求めるツアーをマーケティング・リサーチしたうえで、ツアーのルートやイベント、滞在時間などを決めていきます。 新婚旅行や社員旅行では、個々のお客さまの希望に合わせた旅行プランを個別で組んでいくこともあります。 旅行や各地域に関する幅広い知識や、多くの人に喜んでもらえる旅を作り上げる力が求められる仕事です。 編集者とは、書籍や雑誌をつくるための企画や編集に携わる人のことです。 書籍には小説や漫画、エッセイ、ノンフィクション、ビジネス書など多様なものがあり、雑誌で取り扱うジャンルも料理、スポーツ、ファッション、カルチャーなど多岐にわたります。 旅行が好きな人は、全国各地のガイド本や地図などを発行している出版社に就職するとよいでしょう。 経験が求められる仕事なので、まずはアルバイトから編集の仕事を始めて、正社員にキャリアアップする人もいます。 ライターとは、の雑誌・Web・フリーペーパーなどのメディアのコンセプトや目的に合わせ、さまざまな記事を書く人ののことです。 記事を書くために、参考文献や資料を集めて読み込んだり、取材やインタビューを行ったりすることも仕事の一部です。 ライターの働き方は、出版社や編集プロダクションなどの企業勤めをするケースと、独立してフリーランスで活動するケースに分かれます。 最近ではネットを活用し、完全在宅で働くライターや、ほかに仕事を持ちながら副業・兼業で働くライターも増えています。旅行代理店社員
ツアープランナー
編集者
ライター
旅行客の手続きやガイドをする仕事
旅行に関わる仕事のなかには、通訳やガイドとして旅行客の現地の手続きやガイドをする仕事もたくさんあります。
たとえば、団体旅行では「ツアーコンダクター」にお世話になることがあります。
ツアーコンダクターは旅行添乗員のことで、修学旅行や社員旅行に同行して現地での手続きや案内をしてくれます。
似たような仕事として「ツアーオペレーター」もいます。
ツアーオペレーターは、海外旅行におけるホテルや送迎などの手続きを行います。
ツアーオペレーターはあくまでも手続きを担当するのが役割であり、海外ツアーで現地を案内するのは「海外ツアーガイド」です。
ツアーオペレーターも海外ツアーガイドも、語学力が必須という点は覚えておきましょう。
この他には、バス旅行の際にバスに添乗しながら案内をする「バスガイド」や、海外から訪れた旅行客に日本の名所を案内する「通訳案内士」もいます。
どの仕事も旅行客を楽しませたり安心させたりすることを目的としており、お客さんの大切な思い出作りを手伝うことができます。
旅行が好きな人にとって、やりがいのある仕事となることは間違いありません。
ツアーコンダクター(旅行添乗員)とは、パック旅行や団体旅行に同行し、各種手続きを行ったり、案内をしたりする仕事です。 添乗するツアーが決まると、打ち合わせや下調べなどの事前準備を行います。 ツアーへの同行中は24時間仕事のようなものであり、次の目的地への準備や、ツアー客の要望への応対など、常に何かをしている状態であるため、休む暇はありません。 ほとんどのツアーコンダクターは、派遣会社に所属しており、旅行会社の社員がツアーコンダクターをすることはなくなりつつあります。 ツアーオペレーターは、海外旅行におけるさまざまな手配を担当する仕事です。 旅行会社からの依頼を受けて、ホテルをはじめ、現地での食事やショッピング、観光、アクティビティ、送迎といった海外旅行に必要なサービスの手配をします。 観光に関するさまざまな知識が必要でとされ、かつ人気がある仕事であるため、観光関連の知識を学ぶことのできる大学、短大、専門学校へ進学するのが近道となるでしょう。 即戦力になれる人が優遇されやすく、英語をはじめとする外国語のスキルが高かったり海外事情に詳しいなど、実務に関連するスキルを持っている人は給料が上がりやすいでしょう。 海外ツアーガイドは、海外に駐在し、日本から旅行に来るお客さまをガイドする仕事です。 近年は添乗員がつかない海外ツアーが多く、観光案内だけでなく、送迎や空港でのサポートも行います。 海外でツアーガイドとして働くためには、基本的には現地の国の労働ビザが必要となります。 現地の言語に長けていたり、日本で旅行関係の仕事や添乗員をしていたり、バスガイド経験などがあると採用に有利です。 バスガイドは、観光バスや貸切バスに乗車し、ツアーに参加するお客さまが楽しく快適な旅を楽しんでいただけるよう、さまざまなサポートをする仕事です。 バス内では車窓から見える景色を案内したり、観光地の情報を提供したり、ご当地ソングを歌ったりしながら雰囲気を盛り上げます。 また、バス駐・発車時の安全確認や車内点検など、運転手の安全運行をサポートすることも大事な役目。 早朝から夜遅くまで働いたり、観光地に関する膨大な知識を身に付ける苦労もありますが、自分のガイドでお客さまを喜ばせることができたときは、大きな喜びを味わえます。 ベテランバスガイドになると、派遣社員やフリーランスとして活躍する人も大勢います。 全国通訳案内士とは、観光やビジネスなどで日本を訪れる外国人に対して、日本の名所や文化、歴史を案内したり、滞在中のサポートをする人のことです。 「通訳ガイド」とも呼ばれています。 有償の通訳ガイド業務自体は無資格でも行うことができますが、「全国通訳案内士」と名乗れるのは、全国通訳案内士の国家試験に合格し、都道府県の登録を受けた人のみとなっています。 高い語学力に加え、日本の文化・地理・歴史・経済などに関する幅広い知識が求められます。ツアーコンダクター
ツアーオペレーター
海外ツアーガイド
バスガイド
通訳案内士
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旅行客の交通手段を支える仕事
旅行が好きな人は、目的地に着くまでの移動時間も楽しんでいるという人が多いようです。
飛行機、新幹線、特急電車、鈍行列車、路面電車。
それぞれの乗り物にそれぞれの魅力があり、目的地に着くまでの時間を特別なものにすることができます。
このように、旅行客の交通手段を支える仕事をしている人たちもいます。
代表的なのは、「航空会社社員」と「鉄道会社社員」です。
職種はさまざまで、運転そのものに関わる仕事もあれば、ダイヤを考える仕事やキャンペーンを企画する仕事もあります。
夏休みの家族旅行を応援するために子どもの運賃を無料にしよう。
近県の温泉をめぐれるような乗り放題切符を発売しよう。
そんなアイデアが誰かの旅行を応援することにつながり、地域の活性化にもつながることになります。
旅好きな人にとってはやりがいを感じやすい仕事となるでしょう。
さらに、こうした会社に勤める人の特権として、プライベートで自社の乗り物に乗る場合に運賃が大幅に割引されることもあります。
休日に旅行をたくさん楽しみたいという人にとって、魅力的な仕事といえるでしょう。
航空会社社員とは、航空機を用いて旅客や貨物を輸送する企業に勤める社員のことです。 「パイロット」や「客室乗務員(CA)」のほか、「航空整備士」「グランドスタッフ」などおもに空港で働く社員は、直接航空機やお客さまに関わり専門的な仕事を担います。 そのほか、営業や経営企画、経理、人事など、本社で組織運営を円滑に進めるためのさまざまな業務に携わる社員もいます。 人々の生活を支える一方で、景気動向やテロ、感染症といった世界情勢の影響を受けやすいという特徴もある業界です。 鉄道会社社員は、人々の重要な交通手段のひとつである鉄道を街に走らせ、その暮らしを支える仕事をしています。 事前に決められたダイヤに沿って、安全・安心そして正確に鉄道を動かし、お客さまに快適なサービスを提供します。 大手鉄道会社では、基本的に本社で勤務する「総合職」と駅員や車掌などになる「現業職」に分けて採用活動を行っています。 現業職以外は大卒の学歴が求められるケースが多いようです。航空会社社員
鉄道会社社員
海外赴任や海外出張がある仕事
旅行が好きな人のなかには、「海外旅行が趣味」という人もいます。
学生時代にはたくさんの国に出かけて現地での出会いを楽しんだという人もいるでしょう。
そんな人たちに人気があるのが、海外赴任や海外出張がある仕事です。
業務の一環として外国を訪ねることができますし、語学力を磨くための研修や留学に参加できることもあります。
現地の人と取引をする際には交渉や交流をすることになるので、異国の文化や食を知ることができる機会も多いです。
海外赴任や海外出張がある仕事というと、代表的なのは、外国との交渉や交流を担当する国家公務員である「外交官」です。
旅を通して外国に興味を持った若者が「青年海外協力隊」として働くこともあります。
また、商品の輸入や輸出に関わる仕事である「商社マン」や、海外で現地パートナー企業の開拓や交渉を行う「海外営業」なども人気があります。
どの仕事も、高い語学力とコミュニケーション能力、フットワークの軽さが求められる職業といえるでしょう。
学生時代に世界中を旅していたという人がたくさん活躍している世界です。
外交官とは、日本の国を代表して、外国との交渉や交流を担当する国家公務員です。 東京・霞が関にある外務省に勤務することもあれば、世界各地の在外公館(大使館や総領事館)に勤務することもあり、世界各地のさまざまな拠点で活躍しています。 高度な語学力や外交に関する専門知識・能力が求められる仕事です。 また、情報収集や分析、交渉、広報や文化交流活動などが得意な人に向いている仕事ともいえるでしょう。 世界の途上国に派遣され、ボランティアとして現地の公共事業や社会福祉などの支援を行う。 青年海外協力隊員は、途上国などに派遣され、2年間(長期の場合)の任期でボランティアとして勤務します。 日本がもつ高度な技術を人的リソースから途上国に伝えることが、青年海外協力隊の役割です。 応募資格は、20歳から45歳で、かつ日本国籍を有することで、応募書類を提出し、面接に合格すると青年海外協力隊として活動できます。 商社マンとは、一般的に商社で営業などの仕事をする人のことをいいます。 商社には、分野や業種問わず幅広いものやサービスを扱う「総合商社」と、特定の分野や業種においての取引を専門的に行う「専門商社」があります。 大手総合商社は就職先として非常に人気が高く、語学力だけでなく、高いコミュニケーション力や判断力、リーダーシップなども求められます。 海外赴任や転勤などもあるため多忙な生活になりがちですが、給料や待遇は恵まれています。 海外営業とは、メーカーなどの企業において、海外の企業を顧客とし、その企業や販売代理店とやりとりをする営業職のことをいいます。 担当顧客との商談をはじめ、市場調査やマーケティング、営業戦略の立案、現地のパートナー企業の開拓などを行います。 高いビジネス英語力が求められ、TOEICのスコアでいえば最低でも700点以上、できれば800点以上あると評価されることが多いでしょう。 海外出張の機会が多く、海外赴任できることもあるため、もともと海外志向が強い人は魅力を感じやすい職種です。外交官
青年海外協力隊
商社マン
海外営業
この記事のまとめ
旅行を企画する仕事や旅行客をサポートする仕事、海外出張が多い仕事まで、さまざまな仕事をご紹介しました。
旅行が好きな人は、好奇心旺盛でコミュニケーション能力が高く、フットワークが軽い人が多いといわれています。
そんな自分の強みを生かせる仕事に出会えれば、まさに天職となるのではないでしょうか。
ツアープランナーや現地でのガイドは学歴や資格に関係なく採用されることも多いので、チャンスがあればどんどん挑戦してみましょう。
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