観光専門学校とは? 旅行に関わる資格は取れる? 就職先・学費まで徹底解説
将来、そんな旅行に関連する仕事がしたいと思ったら、観光専門学校が進学先の選択肢にのぼってくるかもしれません。
このページでは、観光専門学校ではどのような勉強をするのかや、将来目指せる職業・仕事、また観光専門学校の学費などについて紹介していきます。
観光専門学校とは
観光専門学校は、おもに旅行や観光に関連する職業・仕事に就くために必要とされる知識やスキルを身につけるための学校です。
旅行や観光に関わる仕事には、ツアーの企画のほか、ツアー商品の販売、また旅行先でのガイドなどさまざまなものがあります。
観光専門学校では、在学中にさまざまな専門知識や実務のスキルを高めることで、確実に旅行・観光業界への就職を目指していくことができます。
また、在学中に国内旅程管理主任者、旅行業務取扱管理者(国内/総合)、TOEICといった、旅行・観光業界における実務に関連する多様な資格取得を目指せる学校が多く、それらの資格を生かして就職活動に臨むことができます。
また、観光専門学校のなかには、ホテルやエアライン系の仕事、あるいはテーマパークや葬儀関連の仕事につくための勉強ができるところもあります。
いずれも、豊かなホスピタリティ精神や高いサービススキルが求められる仕事という点は、旅行・観光業界の仕事と共通しています。
観光専門学校で勉強すること、授業科目
観光専門学校で勉強すること
観光専門学校の授業は、大きく見れば「旅行」に関連するさまざまな職業・仕事に就くために必要な知識とスキルを身につけるためのものとなっています。
目指す業界や職業別に学科が分かれており、さらに旅行のなかでも「ツアーコンダクター」や「ツアープランナー」など、目指す職種によってより具体的な勉強ができるよう、いくつかの専攻に分かれている学校もあります。
旅行学科であれば、旅の企画・手配・提案・販売といった旅行業界で求められる知識やスキルを身につけ、就職後に即戦力として働ける力を育てていきます。
さらに外国人との関わりも多い観光・サービス業では不可欠な英語(英会話)の授業、マナーやホスピタリティのスキルを磨く実践的な授業も多く設けられていることが特徴です。
このほか、一部の観光専門学校では、「ホテル」や「エアライン」に関連する職業・仕事を目指せる学科が置かれているところもあります。
観光専門学校の授業科目
観光専門学校の代表的な授業科目としては、以下のようなものがあります。
・国内地理、海外地理
・旅行業法
・国内旅行演習
・ツアーコンダクター実務
・旅行セールス演習
・ツアープランニング演習
・旅行業英語、英会話
・ビジネス実務
・サービスマナー
・接客技術
学外研修やインターンシップ制度のある学校も
観光専門学校では、より実践的なスキルを身につけられるよう、学校内での授業や実習とは別で、実際に観光業界の現場で仕事をする機会が設けられていることがあります。
インターンシップでは企業で実際に仕事をすることができ、学校では決して学べないこともたくさん学べるため、貴重な経験となります。
また、自分が卒業後にそのような場所で働くというイメージを、よりふくらませていくことができるでしょう。
資格取得のための勉強もできる
就職活動の際には、実務に関連する資格を持つことで熱意や意欲をアピールしやすくなります。
また、実務のうえでも資格をもっていると役に立つことが多いため、観光専門学校では在学中にさまざまな資格取得を目指すための対策授業も行われています。
たとえば観光系の資格だと、「総合旅行業務取扱管理者」「国内旅行業務取扱管理者」「国内旅程管理主任者」「旅行地理検定」などが有名であり、就職後に会社側から取得が推奨されることも多いです。
こうした資格を事前に持っておくと、プラスに評価されることが増えるでしょう。
観光専門学校では、国内や海外の地理、旅行業の実務などに関連するさまざまな勉強ができるため、「旅行が好き」「旅を企画する仕事がしたい」といった人は日々楽しんで学べるでしょう。
また、観光業には不可欠なマナーやホスピタリティ、英会話の能力も高めることができ、それらは広くサービス業につくうえでも役立ちます。
具体的な授業科目については、各専門学校のカリキュラムを確認してみてください。
20代で正社員への就職・転職
観光専門学校から目指せる職業・仕事
観光専門学校から目指せる職業
観光専門学校で目指せる職業・仕事のうち代表的なのが、旅行や観光に関連するものです。
具体的には、ツアーコンダクター、ツアープランナー、カウンターセールス、ツアーコーディネーター、添乗員、アウトセールス、ランドオペレーター、海外駐在ガイドなどが挙げられます。
旅行業界のしくみや異文化理解、ツアーのプランニング方法、販売・セールス、旅程管理業務といった、旅行・観光業界で必要とされるさまざまな知識と技術を学ぶことができ、卒業後は旅行会社へ就職する人が多くなります。
また、在学中に国内旅程管理主任者、旅行業務取扱管理者(国内/総合)、TOEICといった実務に関連する多様な資格取得を目指せる学校が多く、それらの資格を生かして就職活動に臨むことができます。
ホテルやエアライン系の職業・仕事
観光専門学校は、ホテル学科やエアライン学科を置くところも多くなっています。
ホテル学科では、ホテルで働くために必要な知識・技術を身につけ、フロントスタッフ、ベルスタッフ、ドアマン、コンシェルジュ、レストランスタッフなどの職業・仕事を目指すことが可能です。
ホテル業界特有のルールや仕事の流れ、ホスピタリティなどについて深く学んでいきます。
エアライン学科では、おもに客室乗務員(CA)やグランドスタッフ、グランドハンドリングなど、航空業界で働く職業・仕事に就くための授業が行われています。
立ち居振る舞いやサービス、ホスピタリティなどの授業のほか、これらは語学力が必要とされる仕事であることから、英語など外国語の授業にも力を入れる学校が多くなっています。
就職活動対策のために、TOEICのスコアをアップさせるための講座も行われることがあります。
その他のサービスに関連する職業・仕事
観光専門学校では、ホスピタリティやサービスマナーなどについて深く学ぶことによって、サービス業に分類されるその他の職業・仕事も目指せることがあります。
たとえば、テーマパークで来園者を案内したり楽しませたりするテーマパークスタッフについての勉強ができる学校が挙げられます。
また、葬儀関連の仕事(葬祭ディレクター・納棺士など)や、カフェやフード関連の仕事を目指せる学校もあります。
観光専門学校では、旅行や観光に直接かかわる職業・仕事はもちろんのこと、幅広くサービスに関連する職業・仕事も目指せる場合があります。
ただし、設置学科やコースは観光専門学校によっても異なるので、各学校の設置学科やカリキュラムを調べて、どのような勉強ができるのかをよくチェックしてください。
観光専門学校の学費、費用
観光専門学校の学費
観光専門学校は、その多くが「昼間部・2年制」のカリキュラムとなっています。
学費には入学金、授業料、施設維持費が含まれるのが一般的で、入学金は初年度のみの納入となります。
これらを合わせた年間の学費は、130万円~150万円程度となる学校が多いようです。
昼間部・2年制の観光専門学校の場合、卒業までに必要な学費は300万円前後となることが多いでしょう。
なお、観光専門学校によっては「夜間課程(夜間部)」が置かれており、その場合の学費は昼間部よりも多少低く抑えられています。
夜間課程は昼間に仕事をしながら通学する学生が多く、学校によっては昼間部の半額程度の学費となる場合があります。
観光専門学校の費用
観光専門学校で学ぶうえで学費以外に一般的にかかる費用としては、教材費・テキスト代、研修旅行費、OB・OG会費、卒業アルバム制作代などが挙げられます。
資格試験を受験する場合、その検定料も別途必要になることがあります。
ただし専門学校によって、学費に含まれるものと含まれないものの内訳は違いがあるため、事前に受験案内などでよく確認してください。
観光専門学校の諸費用は、年間で5万円~10万円ほど必要になることが多いようですが、研修旅行の行き先によって、あるいは留学制度を利用する場合などは、さらに高額の費用が発生する可能性があります。
学費サポート制度について
観光専門学校では、経済的に不安を抱えている学生が安心して学び、しっかりと卒業を目指せるよう、さまざまな学費サポート制度が用意されています。
学費サポート制度の代表的なものとしては、公的な奨学金制度や学校独自の奨学金制度、また国の教育ローンや金融機関の提携ローンなどがあります。
それぞれ利用するには収入や成績などの条件が設けられていますが、このような制度を上手に活用しながら学んでいる学生も少なくありません。
また、成績優秀な人を特待生として迎え入れ、学費の一部を免除する制度を設けている専門学校もあります。
観光専門学校で学ぶには、昼間部・2年制の場合、卒業までに少なくとも300万円程度のお金がかかってくることが多いでしょう。
ただし、各学校が用意しているさまざまな学費サポート制度を活用することにより、在学中の経済的な負担を減らしながら学べる場合があります。
学費についての詳しい説明は各学校のパンフレットやホームページの入試情報にも掲載されています。
事前によく確認して、安心して卒業を目指せるように準備してください。
観光専門学校の就職先、就職率、卒業後
観光専門学校の就職先
観光専門学校の代表的な就職先としては、旅行会社やホテル、航空会社、鉄道会社、テーマパークなどが挙げられます。
ひとことで旅行会社といっても、全国展開する大手企業をはじめ、その企業のグループ会社まで含めるとたくさんあります。
また、旅行会社系列の専門学校もあり、そうした場合にはグループ各社へ就職する人が多くなっています。
そうでなくても、観光専門学校は観光業界とのネットワークがあり、多数の求人が集まります。
その他、専門学校によっては飲食業界(レストラン・カフェなど)やブライダル系企業、葬祭関連企業などへ就職している人もおり、幅広く観光ビジネスやサービス関連の企業へ就職することができます。
観光専門学校の就職率・卒業後
専門学校の就職率は総じて高めとなっています。
専門学校によって就職率を発表しているところとそうでないところがありますが、発表している学校のなかには「100%」という驚きの数字を叩き出しているところもあります。
ただし、就職率を見る際には注意が必要です。
それというのも、学生の全員が第一志望の業界や企業に就職しているとは限りませんし、途中で就職活動をやめた人や退学者などは数に含めていないこともあるからです。
就職率の出し方は専門学校によっても異なる場合があるので、詳しくは各学校の就職情報などで内容をよく確認したほうがよいでしょう。
さまざまな就職サポート制度がある
観光専門学校では、学生の就職活動を成功させるために、さまざまな就職サポート制度が用意されています。
たとえば、就職ガイダンスの開催、学内企業説明会、エントリーシートの書き方や自己PRの作り方、面接指導、筆記試験対策、個別進路指導などはどの学校でもよく行われています。
クラス担任や就職アドバイザーなどがつく学校もあり、一人ひとりの希望の進路をよく確認したうえで、その人に合った進路指導や就職先を紹介してくれるようなこともあります。
専門学校には、一般公開されない求人も集まるケースが多いため、そうした豊富な求人情報や充実の就職サポート制度を活用して、見事希望の道に進んでいる卒業生がたくさんいます。
専門学校では、入学直後から就職関連のセミナーやガイダンスが行われる学校が多くなっています。
早い段階で自分の卒業後の進路についてイメージすることによって、しっかりとした準備ができ、希望通りの就職を実現できる可能性が高まるでしょう。
就職状況や内定速報などは、各専門学校のホームページ上でも公開されていることが多いので、ぜひ確認してみてください。
観光専門学校の入試、志望動機、面接
観光専門学校の入試
観光専門学校の入試は、「推薦入学」「AO入学」「一般入学」の3種類の方法で行われるのが一般的です。
推薦入学は、高校の学校長が推薦する学校推薦や、自分自身を推薦する自己推薦、専門学校側が指定する高校からのみ応募できる指定校推薦などがあり、基本的に併願は不可となっています。
高校の成績や面接などで合否が決定されます。
AO入学は、学業の結果や成績よりも、本人の学ぶ意欲や目的意識などを重視した選考方法で、専門学校側が求める人物像に合うかどうかという観点で合否が判断されます。
他の入学方法よりも合格が決まる時期が早いことが特徴です。
一般入学については、書類選考、面接、筆記試験など学校によってさまざまな試験方法がありますが、たいてい大学や短大との併願も可能であるため、他にも進学希望先があり決めかねている場合は一般入学を受験することが多いようです。
観光専門学校の志望動機の考え方
自分が入学したい観光専門学校に合格するためには、しっかりとした志望動機を考えておく必要があります。
願書やエントリーシートにも志望動機を記載する欄がある場合は多いですし、面接でも志望動機は最重要項目といっても過言ではありません。
志望動機に正解はなく一人ひとり違って構いませんが、自分が「この学校に通うことで何を学び、何を目指していきたいのか」をきちんと伝えられる内容にしたいものです。
観光専門学校への進学を考える人は、観光や旅行の仕事、サービス業などに興味を持っているはずですので、まずは自分が具体的にどのような職業・仕事を目指すのかイメージし、その職業・仕事につきたいと思ったきっかけや理由を考えてみましょう。
そして、多くの観光専門学校があるなかで、その学校で学びたい理由も伝えられるようにするのがベターです。
カリキュラム、実習内容、校風、教育方針など、専門学校のさまざまな特徴のなかでとくに魅力を感じたところを洗い出しておくとよいでしょう。
観光専門学校の面接のポイント
観光専門学校の入試では、面接が行われる場合と行われない場合がありますが、面接があるならば「個人面接」と「集団面接」のどちらかになることがほとんとです。
まれに、複数の受験生で同じテーマに沿って話し合う「グループディスカッション(集団討論)」が組み込まれていることもあります。
一般的な面接では、志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったこと、将来の目標、自分の長所・短所などが問われることが多いので、このような質問の準備はしっかりとしておきましょう。
また、時事問題に関する簡単な質問や意見を求められることもあるので、日頃からニュースを積極的にチェックしておくとよいでしょう。
観光専門学校では、学校ごとにさまざまな方法で試験が行われています。
筆記試験があったりなかったりと審査方法も学校ごとに異なるので、募集要項をよく確認し、きちんと対策をしておきましょう。
観光専門学校のオープンキャンパス
観光専門学校のオープンキャンパスとは
観光専門学校のオープンキャンパスでは、学校説明、校舎見学、入試説明、個別進路相談、体験授業などがプログラムとして用意されているのが一般的です。
オープンキャンパスはとくに学年などで参加制限がないものもあれば、高校1・2年生のみを対象とするもの、あるいは社会人向けのものなどに分けられていることもあるので、その点も気を付けてチェックしてください。
オープンキャンパスへの参加は義務ではなく、あくまでも任意のものとなっています。
しかし、パンフレットやホームページだけでは見えない専門学校の雰囲気を知ることができたり、校舎や施設を目で確かめることができたりと、メリットがたくさんあります。
学科のカリキュラムや入試情報を集めることはもちろん、学校のスタッフに入試や学生生活などに関する質問をする機会もあります。
ほかにも、オープンキャンパスに参加すると、さまざまなメリットがあります。
たとえば、専門学校によっては、遠方から参加する人にむけた交通費補助制度や、学生寮の無料宿泊制度(体験入寮)が用意されていることがあります。
また、オープンキャンパスへ参加することでAO入試の受験資格を得ることができるといった学校もあります。
観光専門学校のオープンキャンパスの内容
オープンキャンパスにおいてとくに注目されるのが体験授業です。
体験授業は、専門学校の授業をお試しで受けることができる機会となっており、入学後のイメージをより膨らませやすくなります。
内容は学校によってさまざまですが、ツアーの企画体験や観光業の実務に関する実習、観光業の職業紹介など、ユニークなものが多くあります。
いくつかの学科が置かれている観光専門学校であれば、各学科ごとに体験授業が行われているので、ぜひ参加してみてください。
観光専門学校のオープンキャンパスに参加する際の注意点とポイント
オープンキャンパスは、一人で参加することも、友達や保護者と一緒の参加もどちらもOKとしている学校がほとんどです。
専門学校によっては事前申し込みが必要になる場合があるため、最新情報を学校のホームページなどで確認してください。
服装は自由とされている場合が多いですが、周りに不快感を与えないよう、あまり奇抜な格好はしないほうがよいでしょう。
高校生で自分の制服を持っていればそれを着用していく人が多いようです。
夜間の観光専門学校
夜間の観光専門学校とは
観光専門学校の夜間部では、夕方から夜にかけて授業が行われています。
授業がある時間帯はだいたい18時から21時頃で、1日に2コマ程度の授業数となっており、昼間部に比べると1日あたりの授業時間は短いですが、その分、凝縮したカリキュラムで集中的に学ぶことができます。
また、昼間部と同じように、卒業後には就職を目指せる実践的な授業科目が多くなっており、学びに関連する資格取得も目指すことが可能です。
なお、観光専門学校の夜間部における修業年限は1年制の学校もあれば2年制の学校もあり、修業年限が長いほど幅広く、さまざまなことを学びやすくなります。
カリキュラムを確認しながら、自分がどれくらいのことを学びたいのかをイメージして、学校選びをしていく必要があります。
夜間の観光専門学校にはどんな人が通っている?
夜間部には、何らかの事情で昼間部に通うことができない人が多く通っています。
たとえばすでに社会人として働きながら転職を目指す人、希望通りの就職ができずにアルバイト生活をしながら観光業界への就職を目指して学んでいる人、あるいは大学生や短大生がダブルスクールで通っているケースもあります。
また、夜間部の学費は昼間部よりもだいぶ安く設定されていることが多いため、経済的な理由で昼間部へ通うことが難しい人が、夜間部を選択することもあるようです。
なお、昼間部では高校を卒業したばかりの学生が多くを占めるのが一般的ですが、夜間部には新卒者も既卒者もおり、そして学生の年齢層も幅広くなる傾向が強いです。
夜間部ならではの特徴
夜間部の大きなメリットのひとつは、昼間の時間を自由に使えるところだといえるでしょう。
実際、夜間部に在籍する学生のなかには、昼間は観光やサービス系のアルバイト(ホテル・空港での勤務など)をし、学校で学んだ知識を実務で生かしながら、より効率的にスキルアップを目指している人もいます。
観光専門学校によっては、このような昼間のアルバイト先を紹介しており、こうした経験を積むことで就職活動の際のアピール材料にもなります。
もちろん、まったく異なる仕事をしている人が、現在の仕事を続けながらもコツコツと転職を目指すために勉強をすることもできます。
夜間部の観光専門学校は、昼間部に比べるとだいぶ数が少ないのが実情です。
進学先の選択肢は少なくなりますが、昼に学校へ通うことが難しい人や経済面で昼間部への進学を諦めざるを得ない人なども、知識やスキルを身につけて就職を目指せるといったメリットがあります。
観光専門学校の口コミ・体験談
観光専門学校 観光総合学科卒業生の体験談・口コミ
観光専門学校を目指した理由
家から近く、旅行を学べる学校がここしかなかったからです。
また、ホテル業か旅行業かで迷っていたため、両方を学んでから進路を決められると思い、魅力を感じました。
専門知識だけではなく、TOEICや英会話の授業も豊富なので将来性がある学校だと確信しました。
観光専門学校で学んだこと・役に立っていること
一番役に立っていることは国家資格が取得できたことです。
国内旅行業務管理者という難しい資格を取れたのは、この学科だからだと思います。
旅行会社で現役で働いている講師の方が夏休みも補習を行なって下さり、丁寧・熱心な指導のおかげで、自分でも驚くほど努力することができました。
観光専門学校の雰囲気
私たちの学科は12人しかいませんでした。
少人数だからこそ仲は良かったです。
1人1人個性の強いクラスでしたが、みんな明るく、休み時間はみんなで話して盛り上がり、授業が始まると積極的に発言できるようなクラスでした。
観光専門学校で楽しかったところ
特に楽しかったのは文化祭です。
私達はフルーツポンチの蜜をソーダにしたものを作りました。
友達と大きなスーパーで買い出ししたり、試作をしたりとほとんどを友達と過ごしていました。
その中でも思い出に残っているのは看板作りです。
大きなダンボールに手書きで文字を書いてデザインしていく地味な作業でした。
初めは面倒だと感じましたが、友達と協力してできるのはとても楽しく、どの屋台の看板よりも派手に個性的に仕上がりました。
一生残る思い出になりました。
観光専門学校でつらかったところ・大変だったところ
大変だったところは、月に一度のクリーンデーという活動です。
土曜日の早朝から半日、休日にもかかわらず学校中の掃除をしました。
参加は任意ですが、私は皆勤賞を目指して毎月行っていました。
トイレ掃除から外階段まで、細かな掃除は時間もかかり大変でした。
観光専門学校の卒業後の就職先・進路
ホテル志望の方が多く、聞いたことがあるような都会の大きなホテル、地元でも評判の良いホテルに就職した人が多いです。
私のような旅行会社に就職した人は少ないです。
また、英語の授業が豊富にあったためか、さらなる成長を目指し留学に行った友達もいます。
観光専門学校卒業後の所感・メッセージ
良かったところは現役で働いていらっしゃる講師の方から専門知識を学べることです。
働いているからこそ分かる裏話のようなものはこの学校だったから聞けたのだと思います。
そして、役に立ちます。
いまいちなところは、大学と違って自分で時間割が作れなかったり、毎日朝礼と終礼があって時間に縛られたりしたことです。
観光専門学校 国際旅行ビジネス科卒業生の体験談・口コミ
観光専門学校を目指した理由
小学校の時に旅行ツアーの企画をするという授業があり、初めて旅行企画という仕事があるということを知り、興味を持ったからです。
また、高校生の時に交換留学でフランスに行き、とても貴重な体験ができたので、是非多くの人にこの感動を経験してほしいと思ったからです。
観光専門学校で学んだこと・役に立っていること
国内外の旅行スポット全般、また鉄道、航空運賃の計算方法、旅行約款などを学びます。
今でも役に立っていることは、ビジネスマナーの授業で学んだ、職場でのコミュニケーションのとり方と、旅行代理店での実習体験です。
観光専門学校の雰囲気
男女の比率は、3対7くらいです。
割と明るく、外向的な人が多いです。
クラスもまとまりがよく、イベントも多いです。
社会人を経験してからや大学卒業後に入学した人も多く、さまざまな背景の人と知り合うことができました。
観光専門学校で楽しかったところ
講師の方々は、全員旅行業経験者なので、授業中に実際の経験を聞くことができます。
さまざまな背景を持った人が多く、留学生もいたので、いろいろな価値観や考え方に触れられたことも楽しかったですし、仕事でも役立っていると感じています。
観光専門学校でつらかったところ・大変だったところ
1年目で国家試験の総合旅行業務取扱管理者を取得することが目標なので、1年目は勉強量が多いです。
科目もたくさんあります。
2年目は夏休みに実習があります。
自分でアルバイトもしていたので、掛け持ちで仕事するのはとても大変でした。
観光専門学校の卒業後の就職先・進路
旅行業に就職する人がほとんどです。
女性では旅行代理店、よく見かけるカウンターの仕事に就く人が一番多いです。
男性は鉄道関係に就職する人もいましたし、旅行の営業職に就く人も多かったです。
私の就職先はツアーオペレーターといって、旅行を実際に手配したり、ツアーの企画や見積もりをしたりする仕事です。
観光専門学校卒業後の所感・メッセージ
講師の方々がとても熱心で、学ぶことがたくさんあります。
実体験から話してくださり、旅行業の本当のところを知ることができます。
就職についてもとても親身にサポートしてくださいます。
ただ、旅行業の専門学校は旅行業でしか役に立たないので、まだ旅行業で仕事をしていくかどうか分からない場合にはあまりお勧めしないです。
観光専門学校 トラベル専攻卒業生の体験談・口コミ
観光専門学校を目指した理由
専門学校のトラベル専攻を目指した理由は、幅広い就職先への実績があった事と旅行業を専門に学べる学科があったことが大きな理由です。
また、この学校は旅行業だけでなくホテル学科・エアライン学科・ブライダル学科もあるのでさまざまな道へ進む友人にも出会えると思いこの学校を選びました。
観光専門学校で学んだこと・役に立っていること
トラベル専攻では日本の観光名所、温泉、歴史を深く学びます。
趣味で旅行先に行くと温泉の効能や歴史を思い出し友人にウンチクとして話すことができます。
また、旅行プランを自分で考えプランニングする授業もあるので効率よく観光名所を巡る旅程を組むことができ、感謝されることが多いです。
観光専門学校の雰囲気
各東北の生徒が集まるのでいろいろな方言が飛び交ったりお土産で名産をもらったりして和気あいあいとした雰囲気です。
みんな、温厚で授業態度も良く真面目に学んでいる生徒が多かったです。
国家試験の勉強をするにあたって休日も共に勉強することもありました。
8割女性という割合でしたが、男女問わず仲が良かったです。
観光専門学校で楽しかったところ
みんな、旅行が好きという共通点があってこの学校に入学しているので温泉や観光が大好き。
休日にどこへ行こうかと計画するのも意見が合い、話し合っていても勉強にもなるし楽しかったです。
集大成としてクラス旅行があり、先生の力を借りずに自分たちだけで旅館の予約からバスの手配、バスガイドを行い研修旅行に出かけたのが良い思い出です。
観光専門学校でつらかったところ・大変だったところ
国内だけでなく海外の観光名所や世界遺産、飛行機の運賃、時差なども勉強します。
国家試験の勉強も国内旅行業務と海外旅行業務と二種あり並行して勉強するのが大変でした。
2年間で学び、国家試験の合格を目指すので日々の復習が必須でした。
観光専門学校の卒業後の就職先・進路
旅行業務という事もあり大手旅行会社に就職する方が多かったです。
その他、ツアーコンダクター、鉄道業界に進んでいました。
私はツアーコンダクターの道へ進み3年勤めた後は鉄道会社へ就職しました。
現在は結婚と共に退職しましたが、自分が学んできた知識をいかせる職業に携われて満足しています。
観光専門学校卒業後の所感・メッセージ
良かったところは1クラス30人ほどで行き届いた授業だったということです。
質問もしやすく好きなことを勉強していたので毎日楽しく授業を聞いていました。
いまいちだったところは、国家試験の過去問題をもっと配ってほしかったです。
好きなだけ勉強ができるように、常時置いておいてくれると嬉しかったです。
観光専門学校 トラベル科卒業生の体験談・口コミ
観光専門学校を目指した理由
専門学校を希望した理由は、旅行業界に興味があり、その仕事に必要な国家資格対策授業や、関連資格取得が在学中目指せる専門学校の方が、就職しやすいと考えたからです。
当時、リーマンショックで就職難という世の中の状況も専門学校進学を選択するきっかけになりました。
観光専門学校で学んだこと・役に立っていること
トラベル科では、まず国家資格である旅行業務取扱管理者試験対策が重点的に行われ1年目で無事に取得できました。
資格保持者を旅行代理店に置くことが法律で義務づけられているので、就職活動で武器になりました。
他にも、旅行地理、英語、接遇に関する授業や、資格も取得しました。
旅行代理店に就職してからの接客対応で、すぐに役立てることができました。
観光専門学校の雰囲気
専門学校では、学課がトラベル科ということもあり、約90%が女子生徒でした。
明るく活発な子が多く、いつも教室には笑いが溢れていました。
反面、少し活発過ぎて、勉強よりも、プライベートや遊びに重きをおいてしまう子もいました。
ですが、何になりたいかという明確な目標を持って取り組む子がほとんどでした。
観光専門学校で楽しかったところ
トラベル科ということで、実際に羽田空港などに行く課外授業や、視察研修で実際に海外(アジア)旅行に行く機会がありました。
自分達で日程を一部考えたりして、とても勉強になりました。
このような、実践的な授業や、視察研修は専門学校ならではだと思います。
観光専門学校でつらかったところ・大変だったところ
大変だったのは、初年度の国家資格受験でした。
9月から試験が始まるので、入学して半年足らずの内に、旅行業の法律、地理、実務的知識など複数の教科を頭に入れなくてはいけなかったので、とても大変でした。
夏休みは毎日、猛勉強しました。
観光専門学校の卒業後の就職先・進路
卒業後の進路は旅行関連会社となります。
私は旅行代理店の個人客販売担当業務(カウンターセールス)に就きました。
その他、観光バス会社、鉄道会社のサービススタッフ(新幹線社内販売のパーサー)などに同期生は就職していました。
観光専門学校卒業後の所感・メッセージ
専門学校に進学して、トータル10個ほどの資格を取ることができ、好きな分野の勉強だけでなく、証明となるものを得ることができました。
ただ、私の場合、就職した会社を数年後やめて、他分野に進んだ際、大卒でないことが、再就職で壁になることがありました。
もちろん、一生涯続けていきたい分野が揺るぎないのであれば、資格も取れる専門学校進学は良い選択だと思います。
観光専門学校 鉄道サービス学科卒業生の体験談・口コミ
観光専門学校を目指した理由
子供の頃から鉄道が好きで、将来は鉄道に関係する仕事に就きたいと思っていました。
私が卒業した鉄道サービス学科は、その名の通り、駅係員や乗務員になるための学科です。
実習や校外学習を通じて、鉄道業界で働くための知識がつけられると考え、入学を希望しました。
また、比較的歴史のある学校で、就職に大変強いという点もこの学校を選ぶ決め手になりました。
観光専門学校で学んだこと・役に立っていること
鉄道というのは、安全運行のために幅広い知識を必要とします。
その幅広い知識を全部というわけではありませんが、それぞれの分野における基礎的な内容をひととおり学習することができます。
実は鉄道会社に就職してからも、研修などで一から鉄道に関する知識を得られる機会はあるのですが、専門学校で学習した内容が大変役に立ちました。
何より一度学習しているという安心感がありました。
観光専門学校の雰囲気
やはり鉄道好きが多く集まる学科でしたので、すぐにクラスの仲間と打ち解けることができました。
そして、私と同じように鉄道に関係する仕事に就きたいという共通の目標を持っている人が多かったので、お互いに切磋琢磨して学業に励むことができました。
観光専門学校で楽しかったところ
2年次になると、実際の鉄道会社にインターンシップとして駅における実務を体験しに行きます。
まだ鉄道会社に入ったわけではありませんでしたが、まるで自分の夢が叶ったかのようでとても楽しかったです。
インターンシップに参加すると就職の際に有利になるので、やりがいも感じられました。
観光専門学校でつらかったところ・大変だったところ
インターンシップは楽しくもありましたが、つらくもありました。
インターンシップは1年間を通じて、都内の駅で駅係員の補助業務をします。
駅員という仕事の楽しい部分だけでなく、きつい部分も身を持って体験させられました。
私が憧れていた鉄道会社というのは表面的な部分でしかなく、安全運行の裏にはたくさんの苦労があるものだと知らされました。
観光専門学校の卒業後の就職先・進路
おかげさまで某大手私鉄に就職することができました。
最初は駅係員として配属され、車掌を経て、現在は運転士です。
お客様の命を預かる仕事ですから、毎日緊張感を持って乗務しています。
学科の仲間もさまざまな鉄道会社に就職した人が多かったと思います。
会社は違えど仕事の内容は同じなので、今でも何人かの人とは定期的に会うなどして、近況の報告や情報の交換をしています。
観光専門学校卒業後の所感・メッセージ
ズバリ、鉄道会社に就職するための専門学校です。
鉄道会社への就職に大変強い学校ですから、真面目に勉強すればほぼ間違いなく鉄道会社に入れるかと思います。
また、インターンシップを通じて、自分の鉄道会社の業務への向き不向きも就職する前に知ることができたのもメリットです。
将来、鉄道会社に就職したい方は、ぜひとも入学されてください。
観光専門学校 観光学科卒業生の体験談・口コミ
観光専門学校を目指した理由
北海道は自然が豊かであり、食べ物がとても美味しいです。
観光地も多くあり、こんなに魅力的な都道府県は他にないと私は考えています。
もっと北海道のことを知りたい、北海道の良さを多くの人に伝えたいと思い、専門学校の北海道観光学科を目指しました。
観光専門学校で学んだこと・役に立っていること
北海道の観光に関することはもちろん、観光業に関わる資格の勉強にも取り組みました。
簿記やサービス技能検定、TOEICや国内旅行業務取扱管理者といった幅広い分野を学びました。
現在接客業に携わっているので、サービスに関わる勉強をしたことが役立っています。
観光専門学校の雰囲気
男性と女性の比率は同じくらいでした。
30~40人程の1クラスで、にぎやかなクラスだったように思います。
明確な目標を抱いて学習している学生はほとんどおらず、基本的にやる気がないように感じられました。
個々の勉強に対する意識は、とても低かったです。
観光専門学校で楽しかったところ
運動会や文化祭といった行事では、クラスが一丸となって取り組むことができたので楽しかったです。
また、校外学習があり、ビール工場の見学等にも行きました。
普段とは異なる環境の中で、体験的に学習することができて楽しかったです。
観光専門学校でつらかったところ・大変だったところ
就職先がなかなか決まらなかったことが、一番つらかったです。
先生が親身になって相談に乗ってくださったので、つらい就活の時期も乗り越えることができました。
私は大学卒業後専門学校に入学したのですが、周りは18歳の方が多く、馴染むのに時間がかかり、大変でした。
観光専門学校の卒業後の就職先・進路
接客業を中心とした就職先が多かったように思います。
ホテルや旅館での接客、不動産屋の営業、事務、お菓子の販売等、就職先は多岐に渡ります。
観光学科なので、先輩の中には旅行会社に就職した方もいらっしゃいました。
観光専門学校卒業後の所感・メッセージ
北海道観光学科というとてもマイナーな学科ではありますが、簿記や中国語といった、幅広いスキルを身につけることができます。
2年次には就職活動を行うのですが、先生が相談に乗ってくれますし、面接の練習もしてくださいます。
高校生のみなさん、進路に迷い不安な気持ちもあるとは思いますが、それは誰しもが通る道です。
よく考え、最良の道を選んでほしいと思います。
応援しています。
この記事のまとめ
観光専門学校では、旅に関連する職業・仕事につくために必要な専門知識とスキルを在学中にしっかりと身につけ、即戦力として活躍できる実力を磨いていくことができます。
また、それ以外にもさまざまなサービスに関わる職業・仕事を目指すための勉強ができる観光専門学校もあります。
具体的なカリキュラムや研修内容などは学校によっても異なるので、ぜひ詳しく調べてみてください。
30秒でわかる!転職サービス診断
-
20代・第二新卒・既卒の転職支援サービス:Re就活エージェント(PR)
-
未経験OK! IT・Web業界に特化:マイナビITエージェント(PR)