「自然」が好きな人に向いている職業・仕事
部屋に閉じこもるよりも、大自然の中でのびのびと働いてみたい。そんな考えを持っている人もいることでしょう。この記事では、自然と触れ合いながら働ける仕事について、以下の4つに分けて16種類紹介します。
- 自然環境を守る仕事
- 自然と人をつなぐ仕事
- 自然を通じて生産者になる仕事
- 自然に立ち向かう仕事
自然とどのように関わっていきたいのか、という視点から自分に合う職業がわかるようになっています。
参考にしてみてください。
自然環境を守る仕事
地球環境が破壊されていくことを防ぎたい、と考えている方は以下の自然を守る仕事を目指すと良いかもしれません。
自然環境を守る仕事①森林官
森林官とは、国の保護管理下にある国有林を大切に守り育てる仕事をする人のこと。
林官は国家公務員なので、公務員試験を受けて林野庁か森林管理局に採用される必要があります。
森国有林のパトロールを中心に、木の手入れや野生動物防護柵の設置なども行っています。
自然環境を守る仕事②ビオトープ管理士
ビオトープ管理士は、地域の野生の生きものたちが生息・生育する空間(ビオトープ)を保護、再生、創出する仕事。
造園会社や土木会社に就職したり、環境省などの中央省庁や地方自治体などで公務員として働く人が多いです。
地方自治体などがインフラ整備などの公共事業を行う際に計画策定に携わったり、実際の施工を支援したりします。
自然環境を守る仕事③樹木医
樹木の病気を治す「樹木医」も、自然環境を守る仕事です。
樹木医は環境汚染や害虫などによって病気になった植物を治療する「植物のお医者さん」です。
国家資格は必要ありませんが、「樹木医」と名乗るには財団法人日本緑化センターが主催する資格試験に合格しなければなりません。
自然と人をつなぐ仕事
自然が好き、人にものを教えるのが好き、に当てはまる方は、以下で紹介する「自然と人をつなぐ仕事」が向いています。
自然と人をつなぐ仕事①自然保護官(パークレンジャー)
自然保護管は国立公園を守ることが仕事。
環境省の職員(国家公務員)で、「パークレンジャー」や「レンジャー」と呼ばれることもあります。
公園のパトロールをしたり、利用客に指導を行ったり、イベントを企画したりしながら、国立公園と自然の美しさを人々に伝えます。
自然と人をつなぐ仕事②ネイチャーガイド
ネイチャーガイドは山や海、森などに訪れた人々を案内する仕事です。
お客さんの要望に応えるツアーを企画したり、お客さんと一緒に歩き説明を加えて、その場所の魅力を伝えます。
登山やハイキング、クロスカントリー、ダイビングなど、様々な場所・スポーツでの活躍ができます。
自然と人をつなぐ仕事③環境教育指導者
子どもに自然の大切さや魅力を教えたい!と思う人は、「環境教育指導者」が向いているかもしれません。
子どもたちが自然と触れ合う機会を設け、自然や生物について考えるきっかけを作ったり、環境保護の大切さを教えていく仕事です。
保護者や大人に対して講義やレクリエーションプログラムを企画・実施することもあります。
人と自然をつなぐ仕事④アウトドア・キャンプインストラクター
アウトドアインストラクターは、キャンプやスキーなど、各種アウトドアスポーツやレジャーの安全な楽しみ方を指導します。
最近はキャンプブームもあって、キャンプの楽しみ方を専門に指導する「キャンプインストラクター」の人気も高まっています。
仕事場はアウトドア用品店やキャンプ場、林間学校や自然教室を主宰している団体や会社などさまざまで、人に自然の中で楽しむことを伝える職業です。
人と自然をつなぐ仕事⑤造園士
植物を手入れし、庭を造るのが「庭師(造園師)」です。
庭師は植木の手入れや剪定、害虫駆除にはじまり、造園に関する幅広い業務に携わります。
花が好き、という人はフラワーコーディネーターなどの花にまつわる仕事をまとめた以下のページも参考になります。
⇒花に関わる仕事の種類(7選)
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自然を通じて生産者になる仕事
自然の中に見えお置いて食べ物などを生産する仕事は、大きなやりがいのある仕事です。
一方で後継者が不足している分野でもあるので、これから目指したい人はチャンスとも言えます。
自然を通じて生産者になる仕事①農家
米、野菜、果物、花木などの農作物を生産・販売する仕事です。
特別な資格は必要ありませんが、農業学校や農業従事者のもとで働いて専門的な知識を学ぶ人が多いです。
ただ農作物を育てて売るだけではなく、「どのように売れば利益が出るのか」といった経営者の目線も大切です。
自然を通じて生産者になる仕事②林業従事者
林業従事者とは、植林や手入れをして気を育て木材として出荷する仕事です。
チェーンソーなどの特別な機械や重機を扱う専門知識と体力が必要です。
体力に自信があって活かしたい、と考えている方は以下の記事も役立ちます。
自然を通じて生産者になる仕事③漁師
漁師は海や川で獲った魚介類を売ることで生計を立てます。
また、魚介類を育てて養殖して出荷することを専門に行う人もいます。
船で海に出るので危険を伴いますし、漁獲高などに左右されるので不安定な収入になりがちですが、大きな獲物を得られた時の喜びとやりがいの大きな仕事です。
自然を通じて生産者になる仕事④酪農家
酪農家は乳牛を育てて生乳を生産・加工する仕事で、専門知識や技術が必要なので農業学校に進学したり、牧場で働きながら学んだりする必要があります。
後継者が不足しているので、地方によっては新規参入者をへの支援を行っていることもあります。
動物と関わる仕事がしたい、という人は以下の記事も参考にしてみてください。
⇒動物に関する仕事の種類(12選)
自然に立ち向かう仕事
美しいばかりではなく、ときには危険も発生する自然。そこで生きる人々の仕事をご紹介します。
自然に立ち向かう仕事①登山家
“登山が趣味”という人は少なくありませんが、「登山家」も職業のひとつです。
ただし、日本では登山家としてのみで生計を立てるのは難しいため、山に登りながら登山の普及活動や山の環境保護活動、山岳に関する本の執筆、登山インストラクターなどに取り組む人が多いです。
自然に立ち向かう仕事②山岳救助隊・山岳警備隊
山岳救助隊は山で遭難した人を助ける仕事です。
民間組織もありますが、基本的には地元の消防官の中でもレスキュー隊などの専門訓練を受けた人になります。
一方、山岳警備隊は地元の警察官によって組織されており、安全に登山ができるように道を整備することなどが仕事です。
自然に立ち向かう仕事③航海士
航海士は貨物船や客船の航海中の安全を守り、目的地までの指揮をとる仕事です。
航海士になるためには、専門の学校で学んで国家資格を取得して、船舶会社や商船会社の海上職採用試験に合格することが必要です。
乗客や貨物の安全を守れるように、常に冷静な判断力と責任感が必要とされます。
自然に立ち向かう仕事④海上保安官
海上保安官は海上保安庁に属する国家公務員で、海の汚染や事故を防ぎ、海の安全を守ることが仕事です。
海上保安官になるためには、海上保安大学校か海上保安学校の学生採用試験に合格し、所定の課程を修了することが必要です。
不審船の取り締まりや、安全な航海に必要な情報を集め、発信することが主な仕事になります。
自然を守り、自然と共に生きていくことの大切さが見直されている現代。今後は、自然に関わる仕事に就く人の存在が、ますます重要視されるようになるでしょう。山、海、森…みなさんは、どんな場所で活躍したいですか?
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