税関職員の就職・採用状況

「総合職」の採用はごくわずか

税関職員になるためには、二つの方法があります。

ひとつは「総合職」の税関職員として働く道です。これはいわゆる「キャリア」と呼ばれている、将来的に幹部職員になることが期待されている人たちです。いずれは、関税局の課長補佐、税関の課長クラス、税関の各部長や税関長などのポストに就くことにもなります。

このように「総合職」は幹部候補なだけに採用人数は大変少なく、平成23年度は5人、平成24年度は8人、平成25年度は3人でした。現職の職員も全国で183人しかいません。(平成25年3月時点)

今後の採用人数も、急に増えるという見込みはなく、やはり一桁程度になることが予想されています。「総合職」の税関職員をめざす人は大変厳しい競争が待っているということを覚悟の上で、語学力を磨く、志望理由をしっかり整理するなどの努力が大切です。

「一般職」の採用状況は

それでは、「一般職」の税関職員の採用状況はどのようになっているのでしょうか。

「一般職」の場合は全国各地にある9つの税関(函館税関・東京税関・横浜税関・名古屋税関・大阪税関・神戸税関・門司税関・長崎税関・沖縄地区税関)が直接採用をすることになります。

例として東京税関の採用人数を見てみると、平成25年度は【一般職(大卒)】が20人、【一般職(高卒)】が18人の合計38人でした。

ちなみに過去の実績を見てみると、平成21年度の採用人数は【一般職(大卒)※当時はⅡ種職という区分】が80人、【一般職(高卒)※当時はⅢ種職という区分】が23人の合計103人だったので、近年は減少傾向にあると考えられます。

大阪税関などでも同じような減少傾向にあることから、一般職の採用は少なくなっているのではないかと言われています。