税関職員になるにはどんな大学・学部に行けばいい?

税関職員「総合職」になるための大学・学部

必要な学歴は?

税関職員には「総合職」と、「一般職」がありますが、まずは「総合職」について見ていきましょう。

税関職員は国家公務員になるため、人事院が行う国家公務員の採用試験に合格することが条件です。

この試験を受けるためには大学卒業以上の学歴が条件となります。

試験では筆記試験や面接が行われ、総合的な人間性を判断されて採用されますが、総合職は採用人数が少なく、例年10人に満たない人数しか採用されないほどの難関試験となっています。

東京大学や京都大学などの超一流大学の学生が多数集まる中で、厳しい競争が行われるため、やはり難関大学の優秀な学生が採用される傾向にあるようです。

税関職員の総合職になるために特定の学部で学ぶ必要ありません。

試験内容は?

試験科目は「試験の区分」で選ぶことができるので、文系・理系問わずにチャレンジすることが可能です。

試験の区分は、文系では「行政」「法律」「経済」、理系では「農業科学・水産」「科学・生物・薬学」などがあります。

ただし試験科目を細かく見てみると、たとえば「行政」の区分では政治学法学経済学などに出題の偏りがあるため、法学部経済学部で学んでいる人は多少有利になるかもしれません。

なお採用時の試験区分によって、採用後に仕事の違いはないので、理系や文系に関わらず得意分野で勝負するとよいでしょう。

配属先によっては学生時代の専門分野を生かせるチャンスもありますが、活躍する場は平等に与えられています。

税関職員になるには? 難易度や必要な資格は?

税関職員「一般職」になるための大学・学部

ここからは、現場のエキスパートを目指す税関職員の「一般職」について見ていきましょう。

一般職試験には複数の区分があり、「大卒程度」は四年制大学、短大、高専卒、「高卒程度」は高卒または中卒の学歴があれば受験は可能です。

そのため大学卒業以上という学歴のしばりはなく、それぞれの受験生の学歴に合わせて採用試験を受けることができます。

大卒程度を狙う場合に指定される大学はありませんが、国家公務員という安定した地位が得られることもあり、税関職員の人気は非常に高いです。

学歴は関係ありませんが、しっかり勉強しておくことが大切でしょう。

また学部も特に指定はありません。

試験の区分で「行政」「電気・電子・情報」「機械」など理系・文系問わずに得意な分野でチャレンジすることができます。

ただし例年の採用実績を見ると、理系分野の区分よりも、行政区分での採用が圧倒的に多いのが特徴で、たとえば2019年度の採用は、行政が257人に対し、その他(理系)の区分の採用は33人でした。

参考:財務省税関 採用パンフレット

行政区分を狙うのであれば、法学・経済学から多く出題される傾向にあるので、法学部や経済学部に行くと有利になるでしょう。

税関職員になるために有利な資格

税関職員になるために特に必要な資格はありませんが、持っていると役に立つといわれるのは、語学の資格です。

税関職員は総合職、一般職関係なく、国の玄関口となる空港や港で働くことになりますから、当然海外からのお客さまもたくさん相手にすることになります。

最低でも世界的に広く通用する言語である「英語」に関しては、ある程度高い語学力を持っていることが大切でしょう。

学生のうちから英語をしっかり勉強して、「TOEIC」や「TOEFL」で高得点を取ったり、「英検」や「国連英検」の検定に合格するなど、努力をしておくのがおすすめです。