税関職員の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

税関職員を目指すきっかけで多いものは?

税関職員を志望するのは、「社会悪を取り締まりたい」「治安を守りたい」という正義感が強い人が多いようです。

仕事を選ぶときに自分がする業務にやりがいを求める人は少なくありませんが、特に税関職員を志望する人には、この傾向が強いといえるでしょう。

近年はグローバル化が勢いよく進展しており、犯罪も国際化する傾向が強まっています。

税関職員になれば、密輸による社会悪とされる麻薬や拳銃などの物品を水際で防ぐことができ、日本の平和を守り、犯罪を防止することが可能です。

警察官などとは違う角度から日本の安全に役に立てるということが、税関職員として働く大きな魅力でしょう。

また、「もっと世界的な視野で物事を見たい」「海外と関係する仕事がしたい」国際的な現場で仕事がしたい人も、税関職員を目指すことが多いです。

海外を身近に感じられる仕事はまだまだ限られていますが、税関職員は自身の語学力や海外経験を生かせる職業といえます。

常に海外の人と関わる仕事なので、国際的な現場で仕事がしたい人にはぴったりの職種でしょう。

さらに麻薬犬とともに海外からの貨物や手荷物に、麻薬が紛れ込んでいないかを調査するハンドラーを目指す人も少なくありません。

国家公務員試験を突破した後には、採用面接において志望動機が問われることになりますので、自身の熱意をうまく伝えられるよう、しっかり準備しておきましょう。

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税関職員の志望動機の考え方

税関職員の志望動機を考えるときに気をつけたいのは、「税関職員としてどんな仕事をしたいのか?」「どんな税関職員を目指したいのか?」までしっかり考えて、わかりやすく伝えられるようにすることです。

税関職員の仕事は「水際で日本の安全を守れる」「仕事が幅広い」ということに多くの人が魅力を感じているため、より深掘りした志望動機が大切になります。

今あるスキルや仕事を通じてつけたい経験などを生かして、将来どんな仕事に関わっていきたいのか、税関職員としてどんな社会を作りたいのかなどを伝えるようにしましょう。

また実際に説明会に参加したときに感じた熱量や、先輩方の雰囲気を見て「ここで働きたいと感じた」など、実体験を交えた志望動機が印象に残りやすいでしょう。

税関職員の志望動機の例文

社会悪を取り締まりたい

「テレビで税関の仕事が麻薬の取り締まりに大きく貢献していると知り、税関職員の一員として、日本の安全を守りたいと思い志望しました。

水際で密輸を阻止するなど、幅広い業務に携わりながら第一線で日本の安心・安全に貢献できることに魅力を感じています。

日本にいながら常に外国の方との接点を持つことができるので、学生時代に身につけた語学力を生かしていきたいです。

自分自身の可能性を常に広げる意識を持ちながら、仕事を通じてスキルアップを目指したいと思います。」

国際的な現場で仕事がしたい

「海外と接する国際的な現場で仕事がしたいと考え、税関職員を志望しました。

説明会に参加した際に、税関の役割は単純に関税や消費税の徴収をするだけでなく、外国との貿易円滑化交渉や企画立案、途上国支援など国際的な課題にアプローチをすることができると知りました。

税関の仕事の幅広さと、スケールの大きな仕事に取り組めることに魅力を感じています。

現場での課題をしっかりと学びながら、将来は国際的な政策立案や執行に携わり、日本や世界経済に貢献できる人材になりたいと考えています。」

犬と一緒に仕事がしたい(ハンドラー)

「犬が好きで、犬とともに信頼関係を築いて仕事がしたいと考え、ハンドラーを志望しました。

警察犬とは違い、密輸の可能性を水際で食い止められるという点に魅力を感じました。

日々の訓練の中で麻薬探知犬と信頼関係をしっかり築き、日本の安心・安全を守れるよう、最前線で貢献したいとおもいます。

またほかの仕事ではできないような、税関職員の仕事内容も魅力に感じているので、自分自身の視野を広く持って業務にたずさわりたいです。」

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税関職員の面接で聞かれること・注意点

税関職員の採用面接でよく聞かれることは、なぜ税関職員を目指すのかという志望動機です。

新卒の面接では「学生時代にどういったことを学んだのか」、中途の面接では「これまでの経験」を問われます。

そのほか面接によっては、「税関のイメージ」「職場で合わなかった人がいた場合は?」「周りの人からどんな人だと言われていますか?」「アピールポイントを教えてください」などの質問されるようです。

面接ではどんな質問が来ても堂々とわかりやすく答えられるよう、事前にしっかり練習しておくとよいでしょう。

いずれにしても税関職員として必要とされる能力を重視する面接が行われていて、現在の能力だけでなく、正義感・責任感の強さ、向上心の強さが必要です。

税関職員の採用面接は、数回に分かれて行われることが多く、初回は応募した税関官署にてグループ面接を行います。

グループ面接である程度人員が絞られ、後日個人面接が行われますが、税関官署によってはグループ面接終了後に、目星をつけた学生にのみ声をかけ、個人面接を行うケースもあるようです。

国の玄関口となる空港や港で勤めることになるため、きちんとした清潔感のある印象が残せるよう、服装や身だしなみも整えるよう気をつけましょう。

税関職員の自己PRポイント

税関職員の自己PRポイントは、税関職員に欠かせないスキルである「語学力」「法律に興味・関心がある」「正義感が強い」などが当てはまります。

税関職員の仕事は幅広く、それぞれのスキルや経験に応じて希望の仕事につくこともできるので、まずは今あるスキルを知ってもらうことも大切でしょう。

仕事を通じて研修や現場で経験を積みながらスキルアップを目指し、自分の可能性をどんどん広げることもできるので、向上心の高さも立派なアピールポイントになります。

日本人だけでなく海外の人との交流も多いので、コミュニケーション力や交渉力も欠かせません。

これらの資質についてどれか1つに絞り、これまでの経験や具体的なエピソード、税関職員で目指したい目標を盛り込みながら話せると、強力な自己PRポイントとなるでしょう。

税関職員の履歴書で気をつけるべきことは?

税関職員の履歴書で気をつけるべきことは、奇をてらう必要はないことです。

真面目に堅実に履歴書を書くことが求められるので、これまでの学歴や資格などをしっかり記入しましょう。

履歴書は公式ホームページでダウンロードする指定のものを使わなければいけない場合があるので、応募方法に注意しておくことも大切です。

また中途採用で職務経歴書を添付する場合は、なるべく詳細に職歴を書くようにしましょう。

中途採用では一緒に作文課題の提出が求められることもあるので、なるべく早く取りかかることをおすすめします。