樹木医に向いている人、適性

樹木が好きであること

樹木を相手にする仕事なので、樹木が好きであることは当然の条件です。

もちろん、「樹木になんて興味がない」ということでも仕事はできますが、樹木が好きであってこそ、依頼主の気持ちを理解でき、樹木にとって負担の少ないよりよい処置ができるのです。

昆虫に抵抗がないこと

樹木の病気にはさまざまな原因がありますが、その多くの場合に昆虫や菌類が関係しています。

1匹の虫が大樹を枯らすことはめったにありませんが、何万匹という虫が大量に取り付けば相当なダメージとなります。

何万匹という虫が一カ所に固まっている図は、はっきり言って気持ちのいいものではありません。

こうした現場を目の当たりにして、昆虫が苦手で見ることもできないということでは、満足に仕事はできないでしょう。

木登りなどの高所作業が平気なこと

樹木医が治療(処置)をするのは低木ばかりとは限らず、数十メートルにもおよぶ樹木に対して処置をする場合もあります。

この場合は、専用の道具を用いて木登りをしたり、クレーン車を使ったりと高所作業が必要になります。

高所作業に抵抗がないことも樹木医に必要な条件です。

人が好きであること
樹木医の仕事は、人の思いを守ることです。樹木の診断から治療といった一連の作業の中でも、依頼主に対して治療計画や施工内容を説明するということが重要な仕事です。

誠意ある対応や丁寧な説明、依頼主の思いをくみ取る努力が、依頼主からの信頼を得ることに繋がり、結果として病気の樹木を救うことにも繋がるのです。

我慢強く粘る

樹木を治療するということは、具体的には、病気を引き起こしている原因要素をなくし樹木の生命力を回復させるということです。病気を治す即効薬などありませんから、こうした処置には長い年月がかかります。

諦めずに粘り強く樹木と向き合っていく忍耐力が必要になります。

求められるのは総合力

樹木医は樹木に関する知識だけではなく、周辺の地質や土壌、気象や地形、哺乳動物や鳥類、昆虫や菌類、そして地域の歴史や文化にいたる多くの知識を総合的に必要とします。

それは、樹木が周辺の環境と助け合い、支え合いながら成長するものだからです。