樹木医になるには

樹木医になるまでの道のり

樹木医になるためには、樹木医または樹木医補の資格が必要です。

樹木医の資格を取得するには、実務経験7年以上か、樹木医補の認定を受けてから1年以上の実務経験があることが必要です。

樹木医研修を受講し、面接や資格審査を受け、合格すると資格を取得することができます。

樹木医補とは、樹木医の早急な普及を目指したもので、実務経験が短くても樹木医としての試験に応募できるというものです。

樹木医補になるには、樹木医補養成機関として登録されている大学・学部で樹木学や植物病理学、森林生態学などの基礎的な知識を習得し、卒業することで認定試験への応募資格が得られます。

樹木医の資格・難易度

樹木医の資格を取得できるのは、樹木の治療に関する業務経験が7年以上ある人、または樹木医補の資格を取得し、業務経歴が1年以上ある人のみです。

第1次審査では、筆記試験および業績審査が行われます。

第2次審査として2週間程度の研修(講義および実習)が行われ、そこで行われる筆記試験と、最終面接試験に合格し、晴れて資格を取得できます。

樹木医認定者は樹木医登録者名簿に掲載され、同名簿は日本緑化センターから林野庁、都道府県緑化担当部局、都道府県緑化センター等に提出されます。

樹木医の資格試験・樹木医補とは
樹木医認定試験の難易度・合格率

樹木医になるための学校の種類

多くは独学

樹木医を育成することを目的として設置された専門学校や大学は現在のところありません。そこで、多くの人は独学で勉強をして認定試験に挑みます。

試験の応募条件に7年間の実務経験が必要とあるため、造園会社などで業務をこなしながら知識と経験を積み重ねていくのが一般的です。

大学や専門学校で学ぶ

樹木医補に必要な科目は、養成機関として登録されている大学や専門学校などで履修することができます。

大学で必修科目の単位を取得し、卒業後に日本緑化センターに必要書類を提出して審査を受けます。

そうした大学や専門学校には関係各所からの就職情報が多数寄せられたり、先輩が勤めている会社に優先して就職ができたりするなど、大学ならではの特典も多くあります。

また、大学や専門学校には樹木医に必要なさまざまな分野の専門家がたくさんおり、卒業し、樹木医として活躍し始めてからも多くのことを恩師に相談できることも見逃せない利点です。

樹木医に向いている人

樹木医は自然を相手にする仕事のため、樹木や自然が好きであることは必須です。

樹木が好きでなければ、依頼主の気持ちを理解し、樹木にとって負担の少ないよりよい処置をすることはできません。

また、自然の中で働くため昆虫や菌類、動物などに抵抗がないことも求められます。

樹木の病気の原因は害虫や菌類、動物が原因であることもしばしばで、こうした現場を目の当たりにしても抵抗がなく、一日中自然の中で働くことをいとわない人が樹木医に向いているといえるでしょう。

樹木医に向いている人・適性・必要なスキル

樹木医のキャリアプラン・キャリアパス

樹木医資格審査は合格率20%という難関です。

努力を重ねた人だけが認定される狭き門ですが、合格がゴールではありません。

樹木医として登録されてからがスタートであるのはいうまでもないでしょう。

認定に至るまでに深い知識や技術を習得していることは紛れもない事実ではありますが、樹木医が相手にするのは生き物です。

教科書通りに業務が進むことはほとんどありません。

実際に樹木医になってからも、先輩の樹木医について勉強したり、さまざまな現場を経験したりと、常に向上心を持って知識や技術を高める姿勢を持ち続けることが大切です。

樹木医を目指せる年齢は?

樹木医の資格を取得する際に年齢制限はありません。

業務経験が7年以上必要とされるため、受験者の平均年齢は40代と高めになっています。

樹木医は高卒から目指せる?

樹木医を目指す際に、特別な学歴は必要ありません。

たとえ高卒からでも、業務経験を積めば樹木医の受験資格を得られます。

ただし、樹木医補から樹木医になる道を選ぶ場合は、専門学校や大学で学ぶ必要があります。

樹木医は女性でもなれる?

2020年現在登録されている樹木医2,834人のうち、356人が女性です。

樹木を扱う仕事は体力が必要なことも多く、もともと造園などの業界が男性社会のため、女性の進出はまだ少ないですが、女性ならではの感性を生かし活躍する樹木医も増えてきています。