野菜ソムリエのつらいこと・大変なこと・苦労

野菜ソムリエのつらいこと・大変なこと

不規則な生活になることも

野菜ソムリエの中には食品会社等の会社員として、またNPO法人などの団体職員として働く人もいますが、組織に所属しないフリーランスの形で活動する人も少なくありません。

組織で働く場合は朝から夕方までの仕事がほとんどですが、フリーで案件ごとに依頼を受けて働く場合は仕事時間が定まらず、不規則な生活となってしまうこともあります。

また、野菜ソムリエとしての能力が認められるようになると、たくさんの仕事が舞い込んでうれしい反面、朝から晩まで動き回らなければならない可能性もあります。

地道な作業も多い

たとえばレシピ作成をしたり料理教室を開いたりする場合は、食材の買い出しや試作など、入念な事前準備が必要になります。

また、コラム執筆を依頼された場合は、何時間も部屋にこもって文章を書き続けなければなりません。

野菜ソムリエは一見、スタイリッシュで華やかな職業に見えるかもしれませんが、実はコツコツと地道な作業も多いのです。

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野菜ソムリエの悩み

ひとくちに野菜ソムリエといっても、さまざまな活動の仕方をしている人がおり、悩みは人それぞれ異なります。

しかし、どの野菜ソムリエにも共通しているのは、いつ、どんなときでも、人一倍関心を持って野菜や果物を見るということです。

スーパーへ買い物へ出かけてもそうですし、外食で珍しい野菜に遭遇したり、畑一面に野菜が植えられている様子さえも、「これはどんな味がするのだろう」などと考え、つい目で追ってしまいます。

また、いい野菜を見るとすぐに写真に収めたくなってしまうのも、野菜ソムリエの職業病といえそうです。

野菜ソムリエになると、今よりももっと野菜のことが大好きになるはずです。

野菜ソムリエを辞める理由で多いものは?

野菜ソムリエの注目度は近年急激に高まっており、野菜ソムリエが活躍できる場も増えています。

しかし、いくら野菜ソムリエの資格を取ったとしても、それだけで安定した仕事が続けられるとは限りません。

むしろ、テレビや雑誌などで取り上げられる有名な野菜ソムリエは一握りです。

資格取得後も食に関する勉強をしたり、関連資格を取得したり、ネットワークを広げていったりと自分を高め続けなければ、資格が「宝の持ち腐れ」になってしまうこともあり得ます。

ですから、野菜ソムリエになっても「就職先や仕事が保証されるわけではない」という点は肝に銘じておくべきでしょう。

ただし、中級資格の「野菜ソムリエ」を取得すると、特定の条件をクリアすれば「アクティブ野菜ソムリエ」として、日本野菜ソムリエ協会から活動支援が受けらるようになります。

もしあなたが野菜ソムリエを生涯の「仕事」にしていきたいのであれば、あらゆる可能性がある中でどんな活動をしたいのか、しっかりと考える必要があるといえます。