通訳に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
通訳に向いている性格・適性
通訳の仕事は幅広い分野に渡るため、一概に「こういう人に向いている」とするのはやや困難です。
ですが、多くの通訳に共通する点はあります。
語学に強い興味関心がある
語学力は、勉強によって向上させていくものです。
通訳になる人は、その勉強を苦とせず、むしろ楽しんで取り組んでいる人が多いように感じます。
他の国の言葉を覚えたり、文化を知ったりすることへの好奇心が強く、楽しんで学ぶことができる人は、通訳に向いているといえるでしょう。
人と接することが好き
通訳は人と人を繋ぐ仕事です。
人とのコミュニケーションに喜びを味わえる人であれば、通訳の仕事もきっと楽しめるはずです。
何事にも臨機応変に対応できるようなコミュニケーションに長けているという力は、通訳に向いている特徴の一つです。
ハキハキとよく通る声
クライアントがスムーズにコミュニケーションを取るためには、高い語学力と正しい理解はとても大切ですが、それと同じかそれ以上に、相手に聞き取りやすく話す力が重要です。
通訳がぼそぼそと小さな声で話していたら、どんなに正しい訳ができていても、スムーズなコミュニケーションにはならないのです。
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通訳に必要なスキル・能力
プロの通訳として活躍するためには、語学力の他にも必要なスキルや能力があります。
例えば、次のようなものです。
集中力がある
異なる言語を別の言葉に訳す作業を行う通訳は、二つの言語を同時に操る必要があります。
これは非常に集中力がいる作業です。
ボーっとしているうちに話が進んでわからなくなってしまった、などということは、決して許されないのです。
忍耐力がある
通訳の仕事は、日本人以外の方との仕事が主になります。当然、国も違えば文化も違います。
時には文化の違いからストレスを感じることもあるでしょう。
あるいは、クライアントからの無理な要望に苛立つこともあるかもしれません。
自分のストレスや苛立ちをうまく扱い、忍耐強く仕事に取り組むことも、実は通訳に必要なスキルなのです。
向上心を持ち続ける
言語は生きている、とよく言われるように、どのような言語にも変化があります。
また、仕事で使われる知識や情報も日々アップデートされています。
通訳であり続ける限り、そのような変化に対し、学び続けていくことが必要です。
終わりのない取り組みにくじけず、慢心せず、自律的に学び続ける力も、通訳にはとても大切なのです。
通訳に向いていないのはどんな人?
通訳には大変多様な働き方があり得ますから、通訳に向いていない、と言い切ることは難しいです。
ただ、ここで紹介するような傾向がある人にとっては、少し大変な道であるかもしれません。
人に見られることが苦手
人との会話の中で、自分に注目されることが苦手だという人がいます。
通訳の仕事の場合、通訳が話している間は、両方から見られている、ということもよくあります。
人に見られているとうまく話せないという人は、自分の緊張をうまくほぐす方法を身につけておく必要があります。
一度聞いたことを覚えていられない
相手の発言を通訳するためには、その人が何を言ったのか、ある程度覚えておいて訳す必要があります。
頭の中で覚えておく自信がない人は、自分が話している間に分からなくなってしまわないよう、効果的なメモの取り方を学ぶなど、他の方法を身につける必要があります。