哲学者の1日のスケジュール・生活スタイル
哲学者の業務スケジュール
規則正しい生活
「純粋理性批判」「コペルニクス的転回」で知られる哲学者カントは、生涯を独身で通し、極めて規則正しい生活をしていたことで知られています。
早朝に起き、午前中は仕事に専念し、帰宅後は必ず決められた時間に散歩に出かけたといいます。
夕方には人々を集め会食という形で1日に1度の食事をとり、食事中は哲学や学問の話をすることを厳禁とし、終始世間話に花を咲かせることで頭を休めたようです。
このように規則正しい生活をすることは必須ではありませんが、生活のリズムを整え、思考する時間をコントロールすることが、哲学者には必要です。
論文執筆がメイン
哲学者の本分は自身の研究成果を論文として発表することです。
執筆は、疲労がなく集中しやすい午前のうちに取り組む人が大半です。
関連する資料整理や読書は午後にゆっくりと行うなど、毎日を決まったリズムで過ごすことを心がけている人が多いです。
会話やSNSを楽しむ
哲学者は他者との会話を重要視しており、一日の中で意識してコミュニケーションの時間を取ります。
一見休憩しているように見えますが、会話にちりばめられた思考の材料をキャッチすることは怠りません。
またブログやSNSなどで自身の考えをざっくばらんに発信し、読者の反応を見て研究の参考にすることも少なくありません。
研究活動が孤独なものである一方、なるべく他者の中に身を置く時間を取ろうという姿勢を持つ哲学者は多いようです。