スポーツトレーナーの働き方の種類とその特徴
目次
スポーツトレーナーの雇用形態
プロスポーツ界でスポーツトレーナーとして働く場合は1年ごとに契約し、年俸という形で給料が支払われることがほとんどです。
高倍率を潜り抜けてスポーツトレーナーになったとしても、成果を上げられなければ契約を打ち切られてしまうこともあり、長く続けるのは難しい仕事でもあります。
また、さまざまな学校や企業チームに派遣され仕事をする場合は、正社員だけでなく派遣社員や契約社員、仕事を掛け持ちしながら働くこともあります。
正社員のスポーツトレーナー
プロスポーツチームのスポーツトレーナーの場合
スポーツトレーナーは、基本的に1年単位の契約となります。
チームの成績が悪かったり、選手からの評判が悪かったりすると、解雇されることもあります。
その一方、トレーニング理論に精通している人や、スポーツ傷害に対する対応力のある人は、より良い条件で契約オファーを受けることもあります。
また、スポンサーのつく選手の場合、裏方スタッフの一員として専属契約を結ぶケースもあります。
実業団のスポーツトレーナーとして働く場合は、企業に正社員として雇用されることもあります。
スポーツジムや整体院に所属の場合
プロチームや一流選手と専属契約できるスポーツトレーナーは、ほんの一握りです。
社会人や大学、高校のチームと契約するスポーツトレーナーの多くは、スポーツジムや整体院などの所属先から派遣されて仕事をしています。
平日はスポーツジムや整体院に勤務し、週末にスポーツトレーナーとして大学や高校のチームを担当する人もいます。
企業で正社員としてスポーツトレーナーとして働く場合、年俸制のように経済的・将来的に不安定な生活を送る心配はないため、より安定した環境で働けるといえるでしょう。
派遣のスポーツトレーナー
スポーツトレーナー専門の派遣会社もあります。
派遣として働く場合は、派遣会社に登録し知識やスキル・経験と照らし合わせ、依頼のあったチームや部活、個人等に派遣されそれぞれに指導を行います。
必ずしもスポーツトレーナーとしての仕事だけではなく、会員制スポーツクラブや個人に対するパーソナルトレーニングやスポーツ・健康に関する講演やセミナー、チーム・個人でのレッスン、スポーツトレーナーの養成や指導など幅広いジャンルの仕事を請け負うことが多いようです。
派遣で経験を積み、プロスポーツチームや選手との契約を目指すスポーツトレーナーも少なくありません。
アルバイト・パートのスポーツトレーナー
アルバイト・パートとして働くスポーツトレーナーはほとんどいません。
専門性をもって働く仕事のため、多くの場合が年俸制の契約か正社員として働いています。
ただし、専門学校や体育大学などスポーツの知識を学んでいる学生がスポーツジムやフィットネスクラブなどでアルバイトとして働くことがあります。
スポーツトレーナーの補佐的な仕事を担当し、スポーツトレーナーとして一人前になるための下積み期間ともいえます。