サッカー選手はどんな体のケアをしてる?
1試合で10キロ走るサッカー選手
Jリーグの選手は通常、平均して1試合に10キロ前後の距離を走るといわれています。
もちろん試合中の走行距離はポジションによって違いますが、最も運動量の少ないゴールキーパーでも5キロほど、攻守に貢献するサイドバックは1試合に15キロ以上も走ることがあります。
サッカーは非常に運動量の多い激しいスポーツですから、普段から体のケアをしっかりとしておくことが大切です。
とくにJリーグの場合は週に1〜2試合ずつの公式戦が毎週ありますから、1シーズンを戦うなかでは疲労が蓄積してしまいます。
しっかりケアをしておかないと、実力をピッチの上で十分に出し切れないことも起きてしまいます。
サッカーの能力が高いにもかかわらず、体のケアをしっかりとしていないことで力が発揮できないとしたら、非常にもったいないことです。
実際、プロサッカー選手として長く活躍している人は例外なく体のケアをしっかりとしてます。
50歳を超えても現役のプロサッカー選手としてプレーしている「キング・カズ」こと三浦知良選手も、日々の体のケアには人一倍気を使っています。
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練習や試合後には必ずクールダウンを
体のケアで大切なことはまず、練習や試合後に時間をかけてクールダウンをすることです。
軽くジョギングをしたり、しっかりとストレッチをするなどして、筋肉にたまった乳酸を取り除きましょう。
練習や試合のあとのクールダウンを普段からしているかどうかかで、体の疲労度は大きく変わります。
練習後にはメニューとしてクールダウンを取り入れているチームが多いものの、試合の後にはチームとしてのクールダウンがきっちりとできない日もあるでしょう。
とくにアウェーでの試合は試合後の後片付けや着替えを急がなければいけないこともあるため、クールダウンをする余裕がない場合も出てきます。
そういったケースでも会場の片隅で10~15分でも時間をとり、個人的にクールダウンをしておくことが重要です。
練習や試合中に打撲をしてしまった場合には、終了後も痛みが少しでも残っていればアイシングをしておきます。
季節にもよりますが、アイシングの時間は10〜20分を目安にして、冷やし過ぎに注意します。
自宅に帰ってからも筋肉の疲労度をチェック
練習や試合が終わり、自宅に帰ってからも体のケアをしておくことが必要です。
足を中心に全身の筋肉をさわってみて、凝ったり、張ったりしている部分を見つけます。
サッカー選手はとくに足裏全体やふくらはぎ、太ももの裏側や内側を入念にチェックし、筋肉が硬くなっているところはほぐしておかなければいけません。
ストレッチングをして伸ばしたり、自分の手でもみほぐしたりしてケアを入念にしておきましょう。
疲れがたまっている部分は、マッサージ用のグッズやマッサージ機器などを使ってその日のうちにほぐしておけば、翌日のゴンディションがまったく違うはずです。
自宅ではしっかり食事をとり、ゆったりとした気分でお風呂に入って、早めにぐっすりと眠って休むことも大切です。
サッカー選手は試合の翌日がオフになることが多いですから、時間のあるときにはマッサージなどを受ける選手も多くいます。