診療放射線技師のやりがい・楽しさ・魅力
専門的な機械を使いこなす必要があるため、医師が求めているような画像や、病名を自分なりにイメージしながら撮影する努力が必要です。
それがうまくできたとき、陰ながら患者さんの役に立っている実感が味わえます。
また、使用する機器も日々進化しているため、新しい知識や技術を積極的に学び、新たなスキルを身につけることもやりがいにつながっています。
この記事では、診療放射線技師のやりがい・楽しさ・魅力について解説します。
診療放射線検査技師のやりがい・楽しさ
診療放射線技師は、同じ医療職である医師や看護師に比べると、「縁の下の力持ち」といった要素が強い仕事といえ、看護スタッフやリハビリスタッフなどと比較すれば、普段はあまり目立たないところで仕事をしています
レントゲン撮影やMRI検査で、検査にいらっしゃる患者さんと直接コミュニケーションをとる機会はあまり多くないため、患者さんのために献身的に働きたいという思いが強い人には、どうしてもやりがいを感じにくいと思うかもしれません。
しかし、診療放射線技師ならではのやりがいもあります。
よい画像が撮れたとき
診療放射線技師がやりがいを感じるのは「よい写真が取れたとき」です。
ここでいう「写真」とは、検査で得られる画像です。
レントゲン撮影であってもMRIやCTなど、診療放射線技師のおもな役目は、医師に検査結果として画像を提供することです。
専門的な機械を使いこなす必要があり、人がやることだからこそ、技術力や撮り方によってきれいな画像にもなれば、病巣をつかみにくい画像にもなってしまいます。
医師が求めているような画像を作れ、さらに病名を自分なりにイメージしながらより医師がわかりやすい画像を撮影する努力が必要です。
それがうまくできれば、医師との連携もスムーズにとれるようになり、陰ながら患者さんの役に立っている実感が味わえるでしょう。
医療機器や技術の変化に対応する面白さ
放射線検査や治療で使われる機器は日進月歩で改良され、次々と新しいものが登場してきます。
機械が変われば撮り方も変わってきますし、人によって同じものを撮影してもまったく違った印象の画像になります。
決められた業務をきちんとこなすことももちろん大切ですが、新しい知識や技術を積極的に学び、新たなスキルを身につけることもやりがいにつながります。
とくに診療放射線技師は専門性の高い仕事であると同時に、特別な勉強をしてきた人にしかできない仕事です。
自分の努力次第でステップアップし、誇りを持って働けることも、診療放射線技師のやりがいのひとつです。
20代で正社員への就職・転職
診療放射線検査技師の魅力
- 患者さんの命を助ける
- 縁の下の力持ちとしての検査業務
- 安定した待遇
患者さんの命を助ける
病院で働くことは、患者さんの命に直接ふれあうことになります。
誰かのために役に立ちたいという気持ちがある人なら、医療現場に欠かせない放射線を扱う仕事はやりがいも大きいものでしょう。
放射線治療では、患者さんと毎日のように接し、医師と連携しながら診療放射線技師みずからが放射線メスを使って治療を行います。
コンピューターを使った治療計画に基づき、放射線の当て方を検証しながらの地道な作業です。
放射線治療を通して、患者さんの治療に効果が出た時の喜びは大変大きなものといえるでしょう。
縁の下の力持ちとしての検査業務
放射線治療のように患者さんと接する場面もありますが、多くの業務は検査のあと医師が診断するためのデータをまとめることにあり、コツコツと仕事を行う丁寧さが求められます。
目立たない仕事ですが、正確な画像や検査データは患者さんの治療方針を大きく左右する重要なものばかりです。
健康診断であれば患者さんの病気の早期発見・早期治療にもつながることになり、医師や看護師のように人目に触れる仕事ではありませんが、縁の下の力持ちとして多くの人の健康を支えているのです。
安定した待遇
診療放射線技師は医療現場に欠かせない仕事であるため、需要も安定しています。
また、24時間体制で動いている大きな病院などでは、夜勤や休日出勤もありますが、そのぶん高い給料も見込めます。
患者さんの役に立っているという充実感と医療職としての安定した待遇が診療放射線技師の魅力といえます。
「診療放射線技師のやりがい・楽しさ・魅力」のまとめ
診療放射線検査技師のやりがい・楽しさとして、よい画像が撮れたときや医療機器や技術の変化に対応する面白さが挙げられます。
診療放射線検査技師の魅力として、患者さんの命を救えた時の喜びや縁の下の力持ちとして患者さんを支えられること・安定した待遇が挙げられます。