診療放射線技師になるための学校と学費(大学・専門学校)

近年、診療放射線技師に望まれるレベルが高度化してきていることから、以前のような専門学校・短期大学に進学する人より、四年制大学に進学する人が急増しています。

また、大学を卒業すると「大学卒」が得られるため、給与ベースや昇進にも有利になります。

しかし、就職後すぐに力を発揮できる・就職のサポートが手厚いといった点では専門学校のほうが魅力的でしょう。

この記事では、診療放射線技師になるための学校と学費について解説します。

診療放射線検査技師になるための学校の種類

現在、診療放射線技師になるための養成施設には、大学と専門学校があります。

かつては専門学校や短期大学で3年間学び、診療放射線技師になる人が大半でしたが、近年では診療放射線技師の分野でも四年制大学に進学する人が急増し、学校数も四年制大学のほうが短大や専門学校を上回るようになってきました。

こうした背景には、放射線技術はもちろん医学や理工系の知識や技術に至るまで、診療放射線技師に望まれるレベルが高度化していることが考えられます。

診療放射線検査技師になるには? 資格は必要?

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

診療放射線検査技師になるための大学

大学を卒業するメリットには、大学卒という学歴を得られることがあります。

医歯薬系、医療系の資格者も年々大卒だけでなく大学院卒で就職する割合も大きくなっています。

専門学校の学歴では就職後に給与ベースや昇進といった場面で若干不利になってしまうことも考えられます。

大規模な病院では、昇進できるのは大卒者のみというところも少なくないですし、また医療機関だけでなく医療機器メーカーなど民間への就職を目指す場合は、大卒者の方が門戸は開かれています。

学費の面では、国公立大学が4年間では約250万円となり、公立大学も国立大学とほぼ同程度です。

診療放射線検査技師になるための専門学校

即戦力となる人材を育成

専門学校はこれまで実習を中心として教育をしてきたことから、現場に出てすぐに力を発揮できる卒業生を輩出していることがポイントです。

新卒だけでなく中途採用の病院も増えてきていることから、医療の現場もますます経験者で腕のよい医療技術者を求める傾向が強くなると考えられます。

在学中は苦労するかもしれませんが、現場により近い教育が受けられるという点で、専門学校の魅力は衰えないでしょう。

また、就職のサポートが手厚いのも専門学校のメリットです。

昼間制での流れ

学習の仕方について大きく異なるのは、専門学校の場合

  • 3年制の昼間コース
  • 4年制の夜間コース

とがあるといことでしょう。

いずれも共通して1年生では

  • 一般教養
  • 診療放射線技師としての基礎的な学習

を学び、数学化学をはじめ解剖学など座学授業を中心に行われます。

その後、昼間コースでは、診療放射線技師関連の専門学習が2年生から順次スタートし、実験実習を開始します。

グループによる研究発表も多く、レポートも次々提出しなければならないため忙しい学校生活となるでしょう。

3年生にもなれば平日は毎日病院実習に追われることになります。

臨床実習が3ヶ月あり、病院から帰ってからも日誌を作成したり課題をまとめたりと多忙な日々が続きます。

3年目の後半からはいよいよ国家試験対策に的を絞った学習となり、年度末の診療放射線技師国家試験を迎えます。

夜間制なら4年間でじっくり学ぶ

夜間制の場合も学習内容にほとんど差はありませんが、病院実習が2年生の1年目と3年生の2年目に分けて実施されています。

昼間働いて、夜学校にて学習するというスタイルですので限られた時間数を有効に使うためです。

1年目と2年目の臨床実習が1ヶ月半ごと、合計で所定の3ヶ月をこなすという学校が多くなっています。

4年生の場合、1年かけて国家試験対策を行うことになりますが、仕事をしながらの学生がほとんどですので、時間の上手な使い方が合格への鍵となるでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

診療放射線技師の実習

レポートに追われる病院実習

デスクワークよりも実践的な能力が大切となる診療放射線技師では、学生時代の臨床実習は非常に大きなウェイトを占めています。

臨床実習のスケジュールや期間・実習の受け入れ先などはそれぞれの養成校によって異なりますが、大学であれば3年生と4年生、専門学校では、2年次から3年次にかけて数週間にわたる実習がカリキュラムに組まれていることが多いようです。

臨床実習中は定期的に実習レポートの提出をしなければなりませんし、実習後に最終試験にパスしてはじめて単位として求めるという学校が大半です。

大学や専門学校によって、試験やレポートの数は変わってきますが、かなり忙しい日々となることでしょう。

臨床実習で学ぶこと

実習を通して、学生はまず基本的な一般X線撮影法を学びます

その後、慣れてくると

  • 乳房撮影法
  • MRI検査法
  • CT検査法

といった専門的な実習に進みます。

大学であれば4年生の実習に入ると、PETと呼ばれる核医学検査法や放射線治療といった、患者さんの治療計画が関わってくる専門実習に進めます。

病院での臨床実習は、単に放射線機器の扱いを学ぶだけではなく、実習先の技師さんに直接指導を受ける中で、医療職として患者さんといかに向き合うかといった基本的姿勢を肌で体感することになるでしょう。

これまで学校で座学として学んだ知識を現場で実践することで、より診療放射線技師の職業を理解することにもつながります。

診療放射線技師の学校選びのポイントは?

大学も専門学校も、学ぶ内容に大きな違いはありません。

自分のライフスタイル・目指す就職先に合ったものを考えるとよいでしょう。

大学にも専門学校にもそれぞれのメリットがありますので、オープンキャンパスに出かけたり先輩の声を聞いたりして、自分にあった学校選びをしていきましょう。

「診療放射線技師になるための学校」のまとめ

現在、診療放射線技師になるための養成施設には、大学と専門学校があります。

学費について、大学では国公立大学が4年間では約250万円となり、公立大学も国立大学とほぼ同程度です。

専門学校はこれまで実習を中心として教育をしてきたことから、現場に出てすぐに力を発揮できる卒業生を輩出していることがポイントです。