プロダクトデザイナーの1日のスケジュール・勤務時間や休日も解説
プロダクトデザイナーの業務スケジュール
プロダクトデザイナーは、私たちの身の回りにある生活用品などのデザインを手掛ける仕事です。
メーカーで勤務する場合には、自社で新規に作り出す製品について、デザイン面を担当します。
マーケティングを行い、世間の流行や傾向を把握しながら、デザインをしていくため、一つの製品が完成するまでには長い時間がかかります。
デザイン事務所に勤務する場合は、クライアントから依頼を受けた製品のデザインを手掛けるため、毎回異なる製品を手掛けます。
基本的には、クライアントや製作スタッフと打ち合わせをし、デザイン案を提案していくという流れを繰り返します。
20代で正社員への就職・転職
メーカー勤務のプロダクトデザイナーのある1日
デザイン事務所勤務のプロダクトデザイナーのある1日
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プロダクトデザイナーの勤務時間・休日
プロダクトデザイナーの勤務時間
プロダクトデザイナーの勤務形態について大きくわけると、メーカー勤務のインハウスデザイナー、プロダクトデザイン事務所勤務の制作会社デザイナー、フリーランスデザイナーの3種類があります。
インハウスデザイナーの勤務先はおおむね大手で、会社員として働くため、激務といわれるデザイナーのなかでは、勤務環境は比較的恵まれているといえるでしょう。
通常の勤務時間は、一般的な企業と同様1日8時間程度が基本です。
プロダクトデザイナーの休日
インハウスデザイナーの場合、休日は土日祝日などの規定どおりか、あるいは残業があっても残業代も支給されることが多いでしょう。
デザイン会社勤務の場合、クライアントの都合によっては休日出勤となることもあります。
また、メーカー勤務の場合も仕事が詰まっているときは休日に出て対応することもあります。
フリーランスの場合は、自分自身で勤務時間や休日を設定することができますが、すべて自己責任になるためなかなか休みを取れないこともあるでしょう。
さらに仕事が休みだったとしても、経営者の立場しては勤務時間外も心の休まらない側面があるかもしれません。
プロダクトデザイナーの残業時間
どの勤務形態でも、繁忙期になると、スケジュールによっては残業が増えることも考えられます。
ただし、大手メーカーは労働時間の管理が厳しく行われており、比較的恵まれた環境で働くことができます。
プロダクトデザイナーは忙しい? 激務?
プロダクトデザイン事務所もさまざまですが、激務をこなす制作会社デザイナーは非常に多いです。
勤務時間は、コアタイム(出社必須時間)を設定したフレックス制(変形労働時間制)を導入しているデザイン事務所もあります。
しかし長時間勤務は日常的で、休日も仕事を抱えることが少なくありません。
どれだけ残業をしてもサービス残業で、収入が少ないというデザイン事務所もあるようです。
遅くまで残業になった日の翌日は午後出勤が認められるなど臨機応変に対応できる会社も多く見られますが、不規則で過酷な労働条件であることに間違いありません。
寝ても覚めてもデザインを考えることが苦にならないほど、とにかくものづくりやデザインが好きでなければ、続けるのは難しいでしょう。
ただ努力を重ねて腕を上げ、大ヒット製品をデザインすると、実績が評価されますし、収入面でも報われます。
プロダクトデザイナーの休日の過ごし方
仕事が忙しく、なかなかまとまった休みを取れないというイメージを持つ人も多いでしょう。
ただし、業務量を調整して休日出勤分の代休をまとめて取り、旅行を楽しんだり趣味に没頭したりする人もいます。
また、インハウスデザイナーの場合は、比較的安定して休日をとることができます。
もともとモノづくりが好きな人が多いため、休日でも趣味でモノづくりを楽しんだり、他社の製品をチェックしたりと、仕事とプライベートの線引きがあいまいな人も少なくないようです。