パン職人の1日のスケジュール・生活スタイル
パン職人の業務スケジュール
労働時間は長くなる傾向
パン職人は勤務先や勤務形態により勤務時間が異なりますが、街のパン屋さんの場合、ホテルや百貨店、スーパー内のベーカリーなどと比べて、比較的長時間労働となる場合が多いです。
パン職人の1日の平均労働時間は8時間~10時間程度とされています。
アルバイト・パート勤務の場合は4時間など短いこともありますが、見習いの場合、非正規雇用であっても労働時間は長めとなります。
また、パン職人の大きな特徴のひとつに朝が早いということがあげられます。
多くのパン屋が朝7時頃には開店し、その開店時間までにたくさんの種類のパンを焼き上げて陳列しておかなければいけないため、パン職人は必然的に夜が明ける前の朝3時や4時から働くことになります。
営業時間が長くなりがちなため、店に複数のパン職人が在籍している店舗で従業員として勤務する場合は、「早番・遅番」などのシフト制をとるところが多いです。
しかし、店主として自分のパン屋を持つ立場になると、開店前から閉店時間まで店舗にいなければいけないことが多く、より長時間労働になる傾向にあります。
パン職人は、想像以上に体力勝負の仕事といえるでしょう。
土日も働くことが多い
パンは朝の食卓に欠かせない食べ物です。
家族がゆっくりと朝食をとる休日の朝にパンを買いに行く人も多いため、パン屋にとっては土日も営業するのが一般的です。
そのため、パン職人も土日は働き平日に休みを取ることが多いでしょう。
自営業のパン屋では店を休めば休むほど売り上げが落ち、お客さんが離れてしまうリスクもあるため、長期で店を閉めることはあまりありません。
大手企業のサラリーマンのように、ゴールデンウィークは9連休、お盆休みには長期休暇をというようにはいかず、長期休暇が取りにくいことは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
また、休みの日も新商品の開発、他店の視察などを行い、仕事に生かしているパン職人が多いです。
20代で正社員への就職・転職
パン職人の1日
仕込み・製造を繰り返す
パン業界自体のクオリティがどんどん上がっている昨今、焼き立てパンはとにかく大人気で、お客さまが大好きな目玉商品です。
そのため、1日の中でこまめに何度もパンを仕込み、焼き上げるのがスタンダードになっており、その分繰り返しの仕込み作業も多くなります。
見習いパン職人や個人店主のパン職人は作業準備も担当しますので、他のスタッフより早起きすることも必須となるでしょう。
出勤後は、前日に仕込んだ生地を成型して焼き上げ、開店後も作業は続き、続々とパン作りを繰り返していきます。