ネットワークエンジニアに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
ネットワークエンジニアに向いている性格・適性
知的好奇心が旺盛
ネットワークエンジニアをはじめ、IT業界のエンジニアにとって大切なのは、やはりITに対する興味です。
好奇心や探求心が強く、疑問に思ったことは「なぜ、こうなっているのだろう?」とすぐ自分で考えて、調べて、結論を出していけるような性格の人に向いている仕事です。
たとえば、新しいデバイスが登場したらいち早く店頭で触ってみたり、普段使うパソコンやスマホの通信機能が「どのようになっているのかな?」と疑問に感じる人は、エンジニアとしての素質があります。
人と接することも苦にしない
プロジェクト現場では、他のエンジニアや営業と協力して仕事を進めたり、直接お客さまに提案をしたりする機会も多々出てきます。
技術力だけでなく、他の人とコミュニケーションを上手にとっていけるかどうかという点も、ネットワークエンジニアとして評価されるためには重要なポイントです。
「人と話すのが苦手だから」という理由でエンジニアを目指す人もいますし、ひたすら技術だけを突き詰めて生きていく道もないことはありません。
しかし、実際にはコミュニケーション能力も高い人のほうが、仕事をスムーズに進めやすく、さまざまな面で重宝されることが多いようです。
挑戦を恐れず、変化に前向きであること
ITの世界は日進月歩です。
ネットワーク関連の技術はもちろん、プログラミング言語やOS、データベース等にいたるまで、あらゆる分野で新たな技術がどんどん出てきており、既存の技術が通用しなくなることもあります。
このような業界で働いていく以上、その変化の速さについていこうとする気持ちは決して欠かせません。
変化を恐れずに、新しいものに貪欲に挑戦していく性格や姿勢がネットワークエンジニアには求められてくるのです。
20代で正社員への就職・転職
ネットワークエンジニアに必要なスキル・能力
論理的思考力
「論理的思考」や「ロジカルシンキング」といった思考力が、ネットワークエンジニアとして働くには必要不可欠です。
とくに設計や障害対応の工程を担当する場合は、論理的に物事を考え組み立てていく力が求められます。
また、定例ミーティングや課題管理ミーティングなど、普段のちょっとした打ち合せの場でも、建設的な対話をする上で論理的思考は重要になってきます。
ドキュメント作成スキル
ネットワークエンジニアは、基本設計書・詳細設計書・構築手順書・動作テスト手順書などたくさんのドキュメントを作成します。
ワードやエクセルなどを駆使して作成するのが通例ですので、オフィスソフトの基本操作は理解しておく必要があります。
また、時には緊急でドキュメントを作成しなければならないこともあるため、タイピングやブラインドタッチのスキルもあったほうがよいでしょう。
マネジメント力
ネットワークエンジニアも経験年数が増えると、いずれはチームのサブリーダー、チームリーダーと人をまとめる立場にステップアップしていくのが通例です。
そうなった時には技術力だけでなく、チームメンバーたちを管理するマネジメント力や、チームを引っ張るリーダーシップ力などが求められてきます。
とくに大手IT企業に入社した場合は、若くしてリーダーポジションを任されることもあり、まとめ上げる範囲も大きくなりますので、高いマネジメント力が求められてきます。
ネットワークエンジニアに向いていないのはどんな人?
ネットワークエンジニアに向いていない人は、しいていえば漠然としたイメージだけでこの仕事を目指す人です。
「なんとなく最先端で格好よさそう」「クールでインテリなイメージ」「独立して自由に稼げそう」といったような漠然としたイメージだけでネットワークエンジニアを目指す人もいます。
しかしIT業界は、常に新しい技術を学んでいかなくてはなりませんし、残業も増えがちで、ハードで泥臭い部分もあります。
漠然としたイメージだけで就職したエンジニアは、なかなか続かず辞めてしまうことが多いです。
職業のミスマッチを起こさないためには、「どのような仕事なのか?」をよく調べた上で目指すことが大切です。
さまざまな疑問をもって、それを解決するために調べあげる姿勢は、エンジニアを目指すにあたっても重要な要素となります。