メンタルトレーナーの求人状況・就職先の探し方

メンタルトレーナーの就職先にはどんなところがある?

メンタルトレーナーは、かつてはスポーツの分野を中心に活躍する人がほとんどでした。

現在も、プロスポーツ選手やアスリートに対してのメンタルトレーニングは需要がありますが、最近はビジネスや教育の現場でも、メンタルトレーニングを活用するケースが増えつつあります。

かつては「メンタルの問題を他人に話すことは恥ずかしい」と思う人が大半でしたが、時代が進むにつれて心理カウンセリングが一般的になり始めました。

積極的に「メンタル面を鍛えたい」と考える人も多くなってきています。

需要という面でいえば、メンタルトレーナーは活躍できる場がだいぶ広がっており、自分の工夫次第でさまざまな領域で力を発揮できるといえるでしょう。

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メンタルトレーナーの求人の状況

残念ながら現在の日本ではメンタルトレーナーをはじめとする心理職の仕事は、まだ社会的に立場が確立されていないのが実情です。

一般的には、やはり心理系の大学や大学院を出て、心理学についてきちんと学問として学んでいる人のほうが信頼されやすいとされます。

しかし、資格取得のために大学院を出る必要がある「臨床心理士」でさえ、卒業後に就職先を見つけることは簡単ではないといわれています。

メンタルトレーナーの場合、いくつもの民間資格やメンタルトレーニングが学べるスクールが乱立しており、「自称」であれば、比較的簡単にメンタルトレーナーとして名乗ることはできてしまいます。

学術的知識だけでなく、現場での実践経験も求められる仕事であり、新規でメンタルトレーナーの募集をしている企業などはさほど多くありません。

人脈を頼りながら、すでにメンタルトレーナーとして働いている人の下で修行させてもらう、といったことも考えておいたほうがよいでしょう。

メンタルトレーナーの就職先の選び方

メンタルトレーナーは、実力や人脈をつける独立して働く人が大半です。

自身で会社を立ち上げ、メンタルトレーナーとしてアスリートや経営者などのトレーニングを行ったり、講演活動やセミナー、書籍執筆などをしたりして活動の場をどんどん広げている人も少なくありません。

いずれにしても、まず現場経験を積むためには、どうにかして働ける場を見つけることが重要になります。

メンタルトレーニングを専門的に行う企業なども少しずつ増えているため、そうした企業の人材募集を根気よく探していく必要があるでしょう。

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メンタルトレーナーの志望動機・面接

メンタルトレーナーの志望動機

メンタルトレーナーになるきっかけには、元々スポーツをしている中でメンタルの重要性を感じていたというものや、自分がプレッシャーのある中でパフォーマンスをしていたというものがあります。

特に近年ではスポーツ業界の影響が大きいようで、スポーツ選手が極度の緊張やプレッシャーの中で高いパフォーマンスを行うためのメンタルの強さは、さまざまなところで注目されています。

メンタルトレーナーの面接

メンタルトレーナーのクライアントは年齢も価値観もさまざまであり、またその人が活躍している領域も異なるため、働く際に、年齢はさほど関係ありません。

むしろ社会人として経験を積んできた人のほうが有利に働く面もあるといえます。

スポーツ専門のメンタルトレーナーになる場合は、とくにスポーツの世界に関する知識を深める必要がありますし、ビジネス分野で働く場合には、社会人としての立ち居振る舞いができることは必須です。

自分自身が人生経験のなかで、広い視野を持ち、さまざまな角度から人と接することができることをアピールしていきましょう。

就職先はどのように探したらいい?

メンタルトレーナーは、最近注目度が高まりつつある職業のひとつですが、残念ながらまだ職業としての歴史は比較的新しく、就職先や求人募集がたくさんあるとはいえません。

メンタルトレーニングには専門的な知識や技術が求められるため、これからメンタルトレーナーを目指す人は、この仕事に関するスキルはゼロの状態からという人も少なくないでしょう。

メンタルトレーナーの場合、どうしても経験が重視される傾向にあり、新卒や転職などで何の知識・技術もない人がいきなり現場に入るというのはかなり厳しいものがあります。

なかにはフリーランスで活動している人や、未経験者を採用するケースあるようですが、狭き門であることは事実です。

実際、メンタルトレーニングを学んだとしても、思うように就職先が見つからない人もいるため、そうした事実を理解したうえで、本当にメンタルトレーナーを目指すのか考えたほうがよいでしょう。