舞妓になるには? 目指せる年齢や条件について解説

舞妓になるまでの道のり

舞妓として活動するためには「置屋」と呼ばれる舞妓の事務所兼下宿所に所属する必要があります。

かつて、置屋に所属するためには何らかのコネクションが必要であるといわれていましたが、現在ではそのようなことはなく、その門戸は広く開かれており、ホームページなどでも情報を集めることができます。

置屋が集まる花街が京都には6ヶ所あり、そのうちの5つが組合を所有しているため、まずは直接こちらに問い合わせをしてみましょう。

紹介された置屋の女将との面接を突破し、初めて舞妓としての第一歩を踏み出したということができます。

舞妓になるまでのルート

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舞妓を目指せる年齢は?

舞妓を志願するにあたって、資格・学歴などは一切必要とされません。

最年少で舞妓となる場合、中学卒業後の15歳からとなります。

舞妓は芸妓の見習いという身分であり、20歳が上限とされています。

舞妓は高卒から目指せる?

舞妓を目指す場合は、中学校卒業の15歳からが一般的ですが、近年では高校卒業後の18歳から目指すという人も増えているようです。

受け入れてくれるかどうかは置屋の女将の判断によりますので、高校生から目指したいという人はまず相談してみるとよいでしょう。

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舞妓の資格・難易度

舞妓になるために特別な資格は必要ありません。

ただし舞妓になってからは舞や茶道などの勉強をするため、日本舞踊や唄、三味線などを習っておくと良いスタートが切れるでしょう。

舞妓になるための学校の種類

舞妓になるために学歴は必要ありません。

学歴よりも、厳しい修行に耐え芸の道を生きていくという決心があるのかどうかが一番大切です。

舞妓に向いている人

スタイル

舞妓として活動する上で、容姿や体型は重要なポイントであるといえます。

たとえば舞妓はおぼこと呼ばれる高さが10cmもある下駄を履くため、身長があまり高すぎない方がいいといわれています。

しかし明確な基準があるわけではなく、すべて各置屋の女将の判断にかかっているため、志望する場合は相談するとよいでしょう。

向上心のある人

舞妓として一人前になるということは、芸妓としてもやっていけるようなスキルを身につけるということです。

そのため、舞妓である期間は常に向上心を持って芸事に励まなければなりません。

舞妓であるうちから高い技術を持ち、客から人気を得ることができれば、おひねりや贈り物をもらえるだけではなく、今後芸妓となった後も馴染みの客としてお座敷に呼んでもらえる可能性が高くなります。

女の世界で生き抜く覚悟

舞妓は女性のみであり、業界は女性社会そのものです。

この特性に合わず、悩む人も少なからずいるのが現状です。

置屋では他の舞妓と共同生活をすることになるため、気を使う場面も多くあるでしょう。

舞妓の華やかな面だけを見て、憧れを感じる人も多いと思われますが、一人前になるまでの修行の道は厳しいため、生活のすべてを芸の道に捧げる覚悟を持って志願すべきです。

舞妓に向いている人・適性・必要なスキル

舞妓のキャリアプラン・キャリアパス

仕込み期間

舞妓を目指す場合、まずは「仕込み」と呼ばれる花街での教育を受ける期間があります。

約1年間、先輩の舞妓がいる置屋に住み込んで、女将さんや先輩の手伝いや掃除、稽古を受けます。

稽古だけでなく、花街の言葉やしきたりなど礼儀作法も学びます。

近年では舞妓を志望する人のために、長期休みなどを利用して仕込み体験ができるところもあります。

舞妓の見習い

10カ月ほど経過すると、舞のお師匠さんや女将さんが日々の修業ぶりや適性などを判断します。
認められるとはれて「舞妓見習い」となります。

見習い期間は1カ月ほどで、先輩となる芸妓さんと姉妹の盃を交わします。

この際に姉妹となった先輩芸妓の一文字をもらい、舞妓としての名前が決まります。

その後は実際にお座敷に出て現場の仕事を覚えていくようになります。

舞妓デビュー

お座敷での仕事を覚えると、いよいよ舞妓としてデビューします。

「店出し」と呼ばれ、3日間先輩の芸妓についてお座敷を周り、さまざまなお店に顔を覚えてもらいます。

ここから本格的に修業が始まり、舞に加えて三味線やお囃子、唄や茶道などを覚えていきます。