県議会議員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
県議会議員に向いている性格・適性
リーダーシップのある人
県議会議員(都道府県議会議員)は県の舵取りを行う役割があるため、リーダーシップが求められます。
県民のためになることを推進するパワーだけでなく、時には一部の人の反感を買ってでも「ノー」という決断をする場面もあるかもしれません。
目先のこと以上に、将来を見すえた広い視野を持ち、ほかの県議会議員や県民をけん引できるような人が向いています。
地方発展の想いが強い人
県議会議員は年収1,000万円以上の議員報酬が支給されますが、秘書の給与をはじめ自費負担分も多く、実際はお金に余裕のある職業ではないようです。
しかし税金から報酬は支払われますので、自分のためではなく、人のためや地域のために尽力する責任があります。
政策を立案する際は、事前の調査や課題研究にお金も時間も費やすでしょうし、議会で承認させるには多くの人たちの賛同を得なければならず、そうした調整は非常に骨の折れる仕事です。
次の任期も県議会議員として働ける保証もなく、職を失うリスクも抱えている県議会議員ですので、まさに身を削る覚悟で取り組まなければ務まらないでしょう。
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県議会議員に必要なスキル・能力
コミュニケーション能力
さまざまな人たちと関わる県議会議員にとってコミュケーション力は必須スキルといえます。
選挙で自分の政策を分かりやすく伝えることができれば、多くの人の共感を得て票につながります。
また、議案を通すために反対意見者を説得したり、タウンミーティングなどで県民の意見・要望を吸い上げたり、あらゆる場面でコミュケーション力は生かされるでしょう。
政策立案能力
一人の政治家として県議会議員にも政策立案能力は当然求められます。
県民の代表として政策にたずさわるため、県政や県民のためになる仕事をして実績を残すことが県議会議員の使命です。
県の抱えている問題や改善点を見極め解決策とセットで議案を提出する、採用されれば実行されているか調査をして結果を検証する責任もあります。
法律的な知識や行政に関する知識に加え、所属委員会に属する業務の知識、例えば地域経済や社会福祉などの知識も必要なため学ぶ姿勢も求められます。
気力・体力のタフさ
勤務規則もなく、土日祝日といった考え方のない県議会議員は、極端にいえば365日働かなければなりません。
議会が行われるのは年間100日程度ですが会期中の忙しさはもちろん、それ以外の日は人と会ったり、勉強会や会合に出席したり、次の議会に提出する議案のための調査や書類作成をしたり忙しくしている人が多いようです。
県内外の視察や、招待されたイベントに出席するのも大事な仕事なので、ゆっくり休める日は多くないでしょう。
そのため気力と体力に自信がなければ県議会議員としての役目は果たせません。
県議会議員に向いていないのはどんな人?
金銭的にも体力的にも精神的にもつらい状況が続くかもしれない県議会議員ですので、一つの職業として考えている人は向いていないかもしれません。
政治的な信念を持っていない人は議員を続けるのは難しいでしょう。
なぜなら信念に基づき、例え一部の人たちに批判を受けようとも行動に移し成果を出すのが県議会議員の役目だからです。
また、県民が納める税金から報酬が支払われている以上、自分の利益を第一に考える人も向いていないといえます。