仕事体験談 高級ホテルのほうがおもしろいかも 回答者 : Tomoyaさん(男性/37歳) 職業名 : ビジネスホテルスタッフ現在の状態 : 経験者経験年数 : 10年 仕事内容 愛知県内で従業員15〜30名程度、100〜150室程度のホテルで働いていました。 仕事内容はフロントで宿泊客の対応、予約受付が主です。 ホテルスタッフになったきっかけは単純に傍目から見てスマートそうだったので興味を持ったからです。 ドライバー職からの転職でした。 仕事のやりがい ありがちな事ですが、客からのありがとうの言葉をもらえるのはうれしかったです。 案外、言わないお客さまも多いです。 何かしらこちらに不満があったのかも知れませんが。 他にやりがいと言えば高く売れた時でした。 ネットで予約してくることがほとんどなのですが、空室状況に応じて日々売値を上下させます。 大きなイベントとか学会があるとどのホテルも値段が跳ね上がります。 いかに高く売るか、上司からもきつく言われるので気をつけていました。 ほとんどの日は安売り合戦なので低価格設定です。 有名芸能人のコンサート、ジャニーズ系とかはかなり早い段階で予約がくるので、うっかりしていると安値で予約されてしまいます。 なので、自分なりに情報収集を怠らないようにしていました。 いわゆる定価にあたるものはありましたが、安売りの日がほとんどなので事実上定価は有って無いのが本当のところです。 混んでいる日はその有って無いはずの定価よりも高く売ることもあります。 そうして、高値売りで満室にできた日はうれしかったです。 覚悟しておいた方がいいこと ホテルマンはお客さまとの交流が多いとイメージする人がたくさんかも知れません。 私もそう思っていました。 しかし、私が働いていたホテルは従業員が少なかった為、事務的な仕事に追われて、サービス面は二の次と言っていい状態でした。 フロントでチェックインが重なっている最中に、部屋で清掃不備があると最悪でした。 2名夜勤で一人をカウンターに残して部屋対応に行くわけですから大変です。 エリアの中でも通常は低価格な部類のホテルだったので処理すべき予約件数はそれなりに多かったです。 予約件数が多いということはチェックイン・チェックアウト件数も多いということです。 しかし、低価格なので貧乏暇ナシ状態で給料も高くありません。 昼働いたり、夜働いたりするのもきつかったです。 給料・待遇 26歳から35歳まで10年程で2軒のホテルで働きました。 手取りで月20万いけばいいレベルでした。 リーマンの頃でしたか賞与が5万という時もありました。 無いよりはマシでしたが。 最初従業員食堂もあって手頃な値段で食事も摂れましたが、レストランが営業時間短縮したあおりで食堂の夜営業もなくなり宅配弁当に変わりました。 メニューを選べなくなり、量もそれなりになったのでがっかりでした。 体はきついかも知れませんが、夜勤が多い方が深夜割増があるので日勤専門よりは月収はよくなります。 年収は最終的には350万程度でした。 この職業の恋愛・結婚事情 独身の人が多かったです。 夜勤もあるし年中無休の職場ですから一般的な人と違う生活スタイルが影響していると思います。 結婚している人でも共働きが100%でした。 収入が少ないから仕方ないでしょう。 私も結局独身のままです。 特に2軒目の勤め先は圧倒的に男性が多くくて職場内の浮いた話はありませんでした。 はっきり尋ねたわけでなく推測ですが、その会社は敢えて女性の採用を抑えていたと思います。 男性の方が夜勤をやらせやすいし、結婚とか育児で退職する可能性が低いですから。 この職業を目指す人へのメッセージ 私が働いていたのはビジネスホテルと呼ばれる類でした。 その名のとおりビジネスマンが多かったです。 でも、泊りがけの出張は減少傾向でしたし、これからも通信や交通の発展向上で更に減っていくでしょう。 したがって、限られたパイを奪い合うために、多くの日が安売り競争です。 高収入は期待できないです。 働くならいわゆるシティホテル、高級ホテルの部類の方が、従業員もお客さまも多くていろんなことがあって面白いかも知れません。 前の記事へ 次の記事へ
仕事内容はフロントで宿泊客の対応、予約受付が主です。
ホテルスタッフになったきっかけは単純に傍目から見てスマートそうだったので興味を持ったからです。
ドライバー職からの転職でした。
案外、言わないお客さまも多いです。
何かしらこちらに不満があったのかも知れませんが。
他にやりがいと言えば高く売れた時でした。
ネットで予約してくることがほとんどなのですが、空室状況に応じて日々売値を上下させます。
大きなイベントとか学会があるとどのホテルも値段が跳ね上がります。
いかに高く売るか、上司からもきつく言われるので気をつけていました。
ほとんどの日は安売り合戦なので低価格設定です。
有名芸能人のコンサート、ジャニーズ系とかはかなり早い段階で予約がくるので、うっかりしていると安値で予約されてしまいます。
なので、自分なりに情報収集を怠らないようにしていました。
いわゆる定価にあたるものはありましたが、安売りの日がほとんどなので事実上定価は有って無いのが本当のところです。
混んでいる日はその有って無いはずの定価よりも高く売ることもあります。
そうして、高値売りで満室にできた日はうれしかったです。
私もそう思っていました。
しかし、私が働いていたホテルは従業員が少なかった為、事務的な仕事に追われて、サービス面は二の次と言っていい状態でした。
フロントでチェックインが重なっている最中に、部屋で清掃不備があると最悪でした。
2名夜勤で一人をカウンターに残して部屋対応に行くわけですから大変です。
エリアの中でも通常は低価格な部類のホテルだったので処理すべき予約件数はそれなりに多かったです。
予約件数が多いということはチェックイン・チェックアウト件数も多いということです。
しかし、低価格なので貧乏暇ナシ状態で給料も高くありません。
昼働いたり、夜働いたりするのもきつかったです。
手取りで月20万いけばいいレベルでした。
リーマンの頃でしたか賞与が5万という時もありました。
無いよりはマシでしたが。
最初従業員食堂もあって手頃な値段で食事も摂れましたが、レストランが営業時間短縮したあおりで食堂の夜営業もなくなり宅配弁当に変わりました。
メニューを選べなくなり、量もそれなりになったのでがっかりでした。
体はきついかも知れませんが、夜勤が多い方が深夜割増があるので日勤専門よりは月収はよくなります。
年収は最終的には350万程度でした。
夜勤もあるし年中無休の職場ですから一般的な人と違う生活スタイルが影響していると思います。
結婚している人でも共働きが100%でした。
収入が少ないから仕方ないでしょう。
私も結局独身のままです。
特に2軒目の勤め先は圧倒的に男性が多くくて職場内の浮いた話はありませんでした。
はっきり尋ねたわけでなく推測ですが、その会社は敢えて女性の採用を抑えていたと思います。
男性の方が夜勤をやらせやすいし、結婚とか育児で退職する可能性が低いですから。
その名のとおりビジネスマンが多かったです。
でも、泊りがけの出張は減少傾向でしたし、これからも通信や交通の発展向上で更に減っていくでしょう。
したがって、限られたパイを奪い合うために、多くの日が安売り競争です。
高収入は期待できないです。
働くならいわゆるシティホテル、高級ホテルの部類の方が、従業員もお客さまも多くていろんなことがあって面白いかも知れません。