ドッグトレーナーの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

ドッグトレーナーの業務スケジュール

ドッグトレーナーの業務スケジュールは、勤務先・働き方によってだいぶ変わってきます。

大きく分けると、「犬のしつけ教室」「ペットホテル」「トリミングサロン」など企業に勤務する場合と、フリーランスのドッグトレーナーとして活動する場合の2パターンがあります。

企業に勤務する場合は、勤務時間や仕事内容、休日などにある程度のパターンが出てくるのが特徴です。

一方、フリーランスの場合は、お客さまの依頼をもとにスケジュールを組みます。

飼い主が忙しくなる時間帯の朝夕ではなく、昼から午後に依頼が集中するのが特徴です。

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犬のしつけ教室で働くドッグトレーナーの1日

ここでは、犬のしつけ教室で働くドッグトレーナーのある1日を紹介します。

8:00 出勤
出勤して制服に着替えたら、当日の予約確認やスケジュールについてミーティングを行います。
8:45 預かっている犬の世話
このしつけ教室では、何日か預かってトレーニングを行うサービスも提供しています。

ステイしている犬に餌やり、トイレ掃除、散歩などのお世話をします。

9:30 しつけ教室に来るお客さまの対応
予約のお客さまが来店したら、まずは飼い主にヒアリング。

悩んでいることや問題点をしっかりと引き出します。

10:00 トレーニング
月齢や問題行動などに合わせて、それぞれの犬の特徴を見極め、信頼関係を築きながらトレーニングを実施。
14:00 電話・問い合わせ対応
お客さまからメールや電話でお問い合わせが入ることも多いため、スタッフが交代で対応します。
16:00 飼い主へのしつけ教室
犬に対して直接しつけを行うだけでなく、飼い主が自分の犬に対して上手にしつけができるようアドバイスすることも大切な役割です。
17:00 事務作業
当日の仕事内容に対して日誌をつけたり、ほかのスタッフと情報共有を行ったりする時間です。

預かっている犬の様子を飼い主に報告することもあります。

18:00 勤務終了
トラブルがなければ残業はさほど多くなく、定時で勤務終了です。

ペットホテルで働くドッグトレーナーの1日

ここからは、ペットホテルで働くドッグトレーナーのある1日を紹介します。

6:00 ホテルで預かっている犬の散歩
出勤したら、ホテルにステイしている犬たちをスタッフで手分けをして連れていきます。

通常は5頭ほどですが、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始など長期連休になる繁忙期は30頭ほどになることも。

犬の体に負担がかからないように、散歩の時間は夏は6時頃から、冬は8時頃からです。

9:00 送迎サービス
トリミングの犬には送迎サービスも行っているため、エリア内で依頼があった場合お迎えに行きます。
10:00 トリミング・しつけ
トリミングやしつけ教室にお客さまが来店するので、犬を預かります。

一頭ずつ愛情を込めてトリミングやしつけをしますが、そのほかの時間はランニングスペースでみんな一緒に遊ばせて犬の社会性を育てます。

何度も来ている子は、顔見知りの犬たちがいるので安心して遊べる環境です。

12:00 休憩
順番で食事休憩をとります。
13:00 犬の散歩
犬たちを散歩に連れていき、その日の状況についてお迎えに来たお客さまに渡す用のレポートを作成します。
17:00 自宅まで犬たちを送迎
預かった犬たちを飼い主のもとへ送り届けます。
19:00 勤務終了
繁忙期や大きなトラブルがなければ、勤務終了です。

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フリーで働くドッグトレーナーの1日

しつけ教室やペットショップなどでスキルを身につけてから、独立してフリーでドッグトレーナーとして活躍している人もいます。

スケジュールは飼い主の依頼に応じて調整しますが、昼から午後にかけて働くことが多くなります。

土日も依頼が多くなりがちです。

11:00 出張トレーニング
依頼をもらったご自宅に伺ってしつけを行います。
14:00 出張トレーニング
依頼をもらったご自宅に伺ってしつけを行います。
15:30 自宅に戻って事務作業
フリーで働く場合は、しつけ以外にも広告宣伝経理なども大切な業務です。
16:00 業務終了
その日のスケジュール次第で業務終了となります。

ドッグトレーナーの勤務時間・休日

勤務体系の種類

先にも挙げたようにドッグトレーナーの勤務体系は、勤務先によって異なります。

朝から夜まで、毎日同じスケジュールの定時で働く職場もあれば、朝番・遅番とシフトが組まれているシフト制の職場もあるなど、さまざまです。

なかには週1回程度の夜勤が含まれる職場もあるため、働く際は勤務体系について確認しておくとよいでしょう。

独立すると、勤務時間は自分で自由に組めます。

ドッグトレーナーの勤務時間

ドッグトレーナーの勤務時間は、1日5~8時間ほどが平均です。

お店のオープン前には、施設やペットホテルで預かっている犬、またペットショップでは子犬や子猫のお世話をするため、朝はやや早めです。

7時半頃に始業する職場が多いようですが、夏場は道路のアスファルトが熱くなる前、たとえば6時台などから散歩することがあります。

夜は20時頃に勤務終了となりますが、動物病院に連れていかなければならない犬がいた場合などは、さらに遅くなることもあるでしょう。

シフト制の店舗では、一般的な会社員に比べて労働時間はそれほど長くならず、時間通りに退勤できる職場もあります。

しかしスタッフが少ない場合は1人が負担する仕事量も増えるため、労働時間は長くなりがちです。

ドッグトレーナーの休日

ドッグトレーナーの休日は、基本的に平日です。

犬のしつけ教室が最も忙しくなるのは、多くの飼い主さんの仕事が休みの日、つまり土日祝日だからです。

ドッグトレーナーはシフト勤務が多いため、不規則で、平日に月6~8日の休みが設けられていることが多いです。

カレンダー通りに休めず不便に感じることもあるかもしれませんが、「役所や銀行に行きやすい」「街が空いていて歩きやすい」などの理由から、平日休みを前向きにとらえている人もいます。

またゴールデンウィークや盆休み、年末年始などの長期休暇とその前後は繁忙期となるので、この時期に休みを取るのは難しくなります。

ドッグトレーナー残業時間

ドッグトレーナーの仕事では、残業はそこまで多くなりません。

通常はシフトで決められた時間内に業務が終了するため、よほどのトラブルがない限りは定時に上がることができるでしょう。

ただし、具合が悪くなってしまった犬などを動物病院で診察してもらう場合など、状況によっては勤務時間を大幅に過ぎてしまう可能性はあります。

また繁忙期には、トレーニングの様子を飼い主に伝えたり、日誌をつけたり、ほかのスタッフとのミーティングで、遅くまで残業することもあります。

ドッグトレーナーに夜勤はある?

ドッグトレーナーには、夜勤が含まれる職場があります。

たとえば、何日か犬を預かってトレーニングするサービスや、ペットホテルサービスを提供する場合です。

こうした職場では、ステイしている犬たちの急な体調不良などに備えて「宿直」のスタッフが配置されます。

宿直の日は、日中のようにトレーニングをするわけではなく、寝ている犬たちが問題なく過ごせるかを見守る役割を担います。

ドッグトレーナーは忙しい? 激務?

ドッグトレーナーは、世間がお休みとなる土日祝日や年末年始、お盆休みなどの長期休暇の時期が繁忙期です。

こうした時期には、ドッグランやしつけ教室にお客さまが集中しますし、ペットホテルを併設している施設であれば、旅行や帰省に合わせて犬を預ける飼い主が増えます。

スタッフを増員して対応する職場も目立ちますが、業務量が圧倒的に多くなるため、どうしても忙しくなってしまいます。

ドッグトレーナーの休日の過ごし方

ドッグトレーナーの休日の過ごし方は、人によってさまざまです。

休日も犬が中心の生活で、愛犬にしつけやトレーニングを行ったり、競技大会に出るための練習をする人もいます。

また、各地で行われている競技大会やショーを訪れて、プロのトレーニングの成果を目の前で見ながら、さらに研鑽を重ねる人もいるようです。

逆に休日は犬のトレーニングのことを忘れて、趣味のアウトドアに没頭したり、買い物に出かけたりする人もいるなど、それぞれ自由に過ごしています。

ドッグトレーナーの休みは平日になることが多いため、土日よりもお店や街が混んでおらず、過ごしやすいのはメリットといえるでしょう。