音楽専門学校のメリットはある? 就職先や目指せる職業・学費まとめ
このページでは、音楽専門学校ではどのような勉強ができるのかや、必要となる学費、そして卒業後の進路、就職などについて紹介していきます。
音楽専門学校とは
音楽専門学校では、将来、音楽に関わるさまざまな職業・仕事に就くための勉強をすることができます。
具体的には、ミュージシャン(アーティスト)として歌ったり演奏をする仕事、音楽やサウンドを作ったり編曲する仕事、音楽ビジネスに携わる仕事、楽器の製作やリペアをする仕事などに必要な知識や技術を学んでいきます。
また、音楽専門学校では定期的な校内ライブも行われています。
ただ日々コツコツとスキルアップするだけではなく、発表し、人に見てもらうことによって表現力を高め、より良いパフォーマンスができる力を磨いていくことを目指します。
また、切磋琢磨する仲間の演奏を目にすることで、自分の実力を客観的に確認することにもつながります。
音楽専門学校にはレコーディングスタジオや練習スタジオなども併設されているため、そうした施設・設備を利用して、自分の技術向上やデビューを目指していくことができます。
音楽専門学校で勉強すること、授業科目
音楽専門学校で勉強すること
音楽専門学校では、いくつかの学科・コースが設けられていますが、ボーカルや、ギター・ベース・キーボードなどの各楽器について専門的に勉強する学科・コースでは、技術面の教科に力を入れるカリキュラムが組まれています。
音楽理論などの講義もありますが、授業時間の多くが実技となっており、一流講師に教わるグループレッスンや個人レッスンを通して、確かな歌唱力や演奏技術を基礎の基礎から身につけていきます。
具体的には、ボイストレーニング、リズムトレーニング、アンサンブル、奏法実技などの授業が行われています。
また、作曲や編曲について専門的に学ぶ場合には、各楽器の基本を学ぶこともありますが、楽曲理論や楽曲製作、アレンジング、レコーディング技術などの授業が中心となります。
こうした授業によって一人のプレーヤーやミュージシャンとして実力を高めながら、プロの場で通用する力を磨いていくことを目指します。
音楽ビジネスを学べる学科・コースも
音楽専門学校には、ミュージシャンを目指すばかりではなく、音楽ビジネスに携わりたいと考える人のための学科・コースもあります。
そうしたところでは、権利ビジネスなど音楽業界の仕組みを学び、マーケティング、プロモーション、マネジメントなどについて勉強していきます。
また、ビジネスマナーやパソコンスキルなど、就職後に必要とされる基礎的なスキルについても勉強していきます。
音楽専門学校では、歌や楽器、作曲・編曲、さらには音楽ビジネスの最前線で関わるために必要な知識や技術を身につけるための勉強をすることができます。
たくさんの学科・コースがありますので、まずは自分が音楽とどのように関わっていきたいのかを考えてみましょう。
20代で正社員への就職・転職
音楽専門学校から目指せる職業・仕事
音楽専門学校から目指せる職業・仕事
以下のような職業・仕事を音楽専門学校から目指すことができます。
- 歌手
- ミュージシャン
- シンガーソングライター
- 作曲家
- 作詞家
- 編曲家
- レコーディングエンジニア
- PAエンジニア
- サウンドクリエイター
- 音響スタッフ
- レコード会社社員
- 芸能プロダクション社員
- ライブハウススタッフ
- 音楽プロデューサー
- 楽器店スタッフ
- ピアノ調律師
- 楽器製作の職人
このように、音楽に関わる職業・仕事は多岐にわたっており、自分が目指していくものによって身につけるべき知識やスキルも変わってきます。
どのような仕事をするにしても必要とされる音楽の基礎知識もありますが、より希望の進路に近い勉強をするためには、進学先を決定する際に、将来どういった職業に就きたいのかをイメージしておくとよいでしょう。
ミュージシャンや音響の専門家になる
ミュージシャンや音響の専門家を目指す場合のおもな職業・仕事としては、以下のようなものが挙げられます。
- 歌手
- ミュージシャン
- シンガーソングライター
- 作曲家
- 作詞家
- 編曲家
- レコーディングエンジニア
- PAエンジニア
- サウンドクリエイター
- 音響スタッフ
音楽専門学校では、音楽を用いた表現者として生きるための知識や技術を身につけることができます。
歌や楽器(ギター・ベース・ドラム、キーボードなど)、作詞作曲・編曲などについてそれぞれ学科・コースが設けられており、自分がとくに興味ある分野を深く学んでいくことができます。
卒業後は人前でパフォーマンスをするミュージシャンとしてデビューを目指す人もいれば、裏方でアーティストに対して楽曲を提供したり、音響の専門家としてイベント会場などで活躍するような人もおり、個々の希望に応じてさまざまな道が開けていきます。
音楽ビジネス関連企業への就職
音楽専門学校の多くは、音楽で表現するミュージシャンを育成するカリキュラムが中心となっていますが、なかには音楽関連企業への就職を目指すために、音楽ビジネスを専門的に学べる学校もあります。
こうした学科・コースから目指せる職業・仕事としては、レコード会社社員、芸能プロダクション、ライブハウススタッフ、音楽出版社社員、音楽プロデューサーなどが挙げられます。
楽器のプロフェッショナルを目指せる学校も
さらに、楽器そのものの製作技術や、楽器のリペア・メンテナンスなどについて専門的に勉強できる学校もあります。
そういった学校であれば、将来は楽器関連企業や楽器店、楽器工房でリペア・メンテナンスを専門に行う職人として働いたり、ピアノ調律師を目指していくことができます。
世の中に音楽と楽器がある限り、楽器そのものを作ったり、より良い状態にしていく職人も必要とされます。
ここで見てきたように、音楽専門学校ではミュージシャンになるための勉強をするだけでなく、音楽ビジネスに深く触れたり、楽器製作やリペアについて知識・技術を磨くなど、さまざまな勉強をすることができます。
自分が音楽とどのように関わっていきたいのかを考えて、学校選びをしましょう。
音楽専門学校の学費、費用
音楽専門学校の学費
音楽専門学校は、学校や学科・コース、修業年限などによっても異なりますが、昼間部・2年制となっています。
そのような学校の学費は年間130万円~150万円ほどがボリュームゾーンとなっているとされ、卒業までに必要な学費の合計は300万円程度となるでしょう。
なお、学費には授業料、実習費、施設維持費が含まれているのが一般的で、1年次に限ってはこれに加えて入学金が必要になります。
多くの学校では、合格決定後、入学までに入学金を含めた1年次分の学費を一括で納入することになります。
一部の音楽専門学校には夜間部がありますが、夜間部は昼間部よりも学費はやや安めになっていることが多いようです。
音楽専門学校の費用
音楽専門学校では、上記で挙げた学費以外に、教科書・教材費等が必要になることが多いようです。
必要な諸費用については年間で10万円程度となるでしょう。
ただし、学校によって学費に含まれるものとそうでないものには違いがあり、学費が安い分、学費以外の費用が多くかかるといったケースもあります。
また、希望者のみ参加する研修旅行などで、別途費用がかかることもあります。
学費サポート制度について
多くの音楽専門学校では、経済面で不安を抱える学生が安心して学べるよう、さまざまな学費サポート制度を設けています。
具体的には、奨学金制度や教育ローン制度が挙げられ、必要条件を満たすことで学資金の貸与を受けたり、国などの教育ローンを使って在学中の経済的負担を減らしながら勉強を続けることができます。
また、学校によっては特待生制度を設けており、学ぶ意欲があり、さらに優れた歌唱力や演奏力、表現力などを持っていると認められることによって、学費が全額あるいは一部免除となることがあります。
こうした制度を活用しながら、音楽専門学校の卒業を目指している学生もたくさんいます。
音楽専門学校は全国にいくつもあり、学校によって学費やそれ以外に必要な費用、学費サポート制度には違いがあります。
学費に関する詳細については、各学校のホームページなどにも掲載されていますので、応募の前によく確認してください。
音楽専門学校の就職先、就職率、卒業後
就職する人ばかりではない
音楽専門学校の特徴として、そこで学んだ人の全員が、企業などへ就職するわけではないということが挙げられます。
それというのも、音楽専門学校では歌手やミュージシャンなどになるためのスキルを身につけていくことができ、卒業後には「デビュー」を目指していく人もたくさんいるからです。
そのため、いわゆる就職活動をして、会社員として働くという人はあまり多くないといえるかもしれません。
スタジオミュージシャンなど、どこかに所属せず、個人でコツコツと仕事を請け負っていくような人もいます。
デビューについては、専門学校の業界ネットワークを生かしたオーディション情報の提供、学内オーディション、セルフプロデュースのアドバイス、レコーディング環境の提供など、学校のさまざまなサポートを受けることができます。
ただし、実力があっても全員がうまくデビューできるとは限らず、卒業後にも日々音楽活動を続けながら、業界関係者の目に留まる日を夢見て頑張っている人も少なくありません。
企業などへ就職する人もいる
ただし、一部の人は企業などへ就職をしています。
おもな就職先としては、レコード会社や芸能プロダクション、ライブハウス、楽器関連企業、音響事務所、音楽出版社、ゲーム製作会社、イベント会社などが挙げられます。
音楽ビジネスを手掛ける企業はたくさんあり、在学中に身につけた音楽ビジネスの知識を生かして、そうした企業で音楽業界の明日をつくっていくために活躍している人も大勢います。
音楽専門学校の就職率
先に述べたような理由もあり、音楽専門学校の就職率をお伝えするのは難しいところがあります。
全員が就職を希望しているわけではなく、また進路も個々の考え方や希望に応じて多岐にわたっているため、音楽専門学校の卒業生は一人ひとり異なる道を進んでいくといえるでしょう。
就職率を考えることは、あまり意味がないと言えるかもしれません。
ただし、各音楽専門学校のおもな就職先や最新の内定情報などは、ホームページなどに公開されています。
気になる人は、そのような情報をチェックしてみてください。
音楽専門学校を卒業した人は、地道にデビューを目指している人、スタジオミュージシャンとして腕を磨き続ける人、音楽関連企業へ就職する人など、さまざまな道に進んでいます。
音楽専門学校へ進学するのであれば、自分がどのようになりたいのかをイメージしながら勉強を続けていく必要があるといえるでしょう。
音楽専門学校の入試、志望動機、面接
音楽専門学校の入試
音楽専門学校の入学試験は、大きく分けて一般入学、推薦入学、AO入学の3種類の区分で行われるのが一般的です。
一般入試は、学歴などの応募資格を満たしていれば誰でも応募することができ、書類審査や面接などによる一般的な選考となります。
推薦入学は、高校の推薦を受けて、あるいは専門学校が認める学校に在籍している人が応募できる選考方法です。
AO入学は、入学希望者の意欲や目標意識を評価する選考方法で、専門学校が求める人物像とマッチしているかどうかという観点で合否が決定されます。
おもな選考方法は、書類審査、面接、筆記試験、作文、実技となっていますが、学校や受験区分などによっても異なります。
音楽専門学校の志望動機の考え方
音楽専門学校を目指す人は、「ミュージシャンになりたい」「音楽業界で働きたい」といった思いを持っているはずです。
音楽専門学校の志望動機を考えるにあたっては、まず自分が将来どのようになりたいのかを考え、そのために専門学校で何を重点的に学びたいのかをまとめていくとよいでしょう。
まだ将来の具体的なイメージが湧いていない人もいるかもしれませんが、音楽の勉強がしたいと思うきっかけが何かしらあるはずです。
そうした率直な気持ちを言葉にしていき、志望動機としてまとめてみるとよいでしょう。
音楽専門学校の面接のポイント
厳しい面接というよりも、面談のような、その人の意思や目標を確認することを目的とした内容であることが多いようです。
質問項目も自己PRや学生時代の部活動についてなどが中心で、難しいことを問われることはほとんどありませんので、さほど心配する必要はないでしょう。
ただし、自分が入学後に何を学んでいきたいのか、音楽とどう関わっていきたいのかという思いは、しっかりと話せるように考えておきましょう。
なお、音楽専門学校は服装や髪型などについても自由度が高いため、面接時の服装なども特に規定はないことが多いようですが、相手に不快感を与えない格好をしていくのが無難です。
心配であれば高校の制服やスーツなどを着用すればよいでしょう。
音楽専門学校の入試はあまり複雑な内容ではなく、書類審査のみで合否が決まることもよくあるようです。
ただし、学校によっては筆記試験や実技などが行われることもありますので、応募する学校の選考方法や提出書類などは事前によく確認して準備しましょう。
音楽専門学校のオープンキャンパス
音楽専門学校のオープンキャンパスの内容
音楽専門学校のオープンキャンパスでは、同時に学校見学会や学校説明会が開催されることが多く、普段は覗けない校内の施設や設備を見ることができます。
入試や進路について不安なことや疑問に感じていることを質問する時間もあります。
また、体験授業もオープンキャンパス時によく行われるメニューとなっており、音楽専門学校の授業内容を肌で感じることができます。
ボーカルやギター、ベースなどの各楽器に触れ、トレーニングや演奏技術についてのレッスンや、音楽理論や作曲などの講義を受けることができます。
どんな講師が、どのように教えてくれるのかを知るには、オープンキャンパスの体験授業に参加するのがよいでしょう。
セミナーも開催されている
音楽専門学校によっては、オープンキャンパス時にセミナーのような集中レッスンを開催し、プロ講師によるレッスンを体験授業よりも時間をかけてじっくりと受けられるような機会も設けられています。
セミナーでは学校のことがよくわかるばかりでなく、自分のレベルを確認することができたり、同じ音楽の道を志す仲間を増やしたりするきっかけにもなるでしょう。
また、このような学校主催のイベントに参加することで、AO入学の入学審査が免除されたり、入試科目が一部免除となるような学校もあります。
オープンキャンパスは基本的に無料で誰でも自由に参加できますが、セミナーによっては事前申し込みが必要かつ有料のものがあるので、各学校のホームページなどで最新情報をよく確認してください。
音楽専門学校のオープンキャンパスに参加する際のポイント
音楽専門学校によっては、遠方からオープンキャンパスに参加する人を対象とした無料送迎バスも出ています。
また、宿泊が必要な人は、学生寮に無料で宿泊できるなどの特典を受けられる学校もあります。
こうした情報もホームページなどに掲載されますので、事前にチェックして、活用できるものは積極的に活用するとよいでしょう。
音楽専門学校のオープンキャンパスは、学校によって開催時期や日数が異なります。
とくに志望度の高い学校のオープンキャンパスを見逃さないよう、スケジュールはしっかりと確認してください。
夜間の音楽専門学校
夜間の音楽専門学校とは
夜間の音楽専門学校とは、一般に、音楽専門学校の課程のなかでも「夜間部」のことをいいます。
通常の昼間部であれば、朝から夕方くらいの時間帯で授業が行われますが、夜間部の授業は18時から21時くらいにかけて行われるのが一般的で、昼間部よりも1日あたりの授業時間は短いですが、短時間でも集中して学べるカリキュラムとなっています。
音楽専門学校の夜間部は、学校によって1年制のところと2年制のところがあります。
夜間部も昼間部と同じように、歌や楽器演奏、作曲・編曲などについて専門的に勉強することができます。
ただし、音楽専門学校の夜間部は昼間部に比べると数が少なく、学校の選択肢が限られてくる点には注意が必要です。
夜間の音楽専門学校にはどんな人が通っている?
夜間部には、仕事や他の勉強などで昼間に専門学校へ通うことが難しい人が多く通っています。
なかには朝から夕方までは大学で学び、夕方から夜にかけては音楽専門学校に通うというふうに、大学とのダブルスクールをしている人もいるようです。
また、昼間に仕事をしている人が夜間部を選択するケースもよく見られます。
コンサートスタッフやライブハウススタッフ、PAスタッフなど、音楽と関わりのあるアルバイトや仕事をしながら、音楽の専門的な勉強を続けている人もいます。
音楽専門学校の夜間部の特徴
夜間部のカリキュラムは昼間部とは多少異なりますが、基本的に昼間部と同じサポートを受けながら学べます。
たとえば学校内のイベントやオーディションに参加できたり、デビューや就職についても、学校のさまざまなサポートを受けながら希望の進路に進んでいくことができます。
昼間部の学生との交流を持つこともでき、昼間部と夜間部の学生で一緒にバンドを組んでいるケースもあるようです。
なお、夜間部の学費は昼間部よりも安めに設定されていることが多いです。
学校によっては昼間部の半額程度となっており、通いやすいことが特徴であるといえるでしょう。
ただし、授業時間が限られている分、昼間部のような選択授業はないこともあります。
音楽専門学校のなかでも、夜間部を設置している学校は限られているため、夜間部への進学を考えている人は注意が必要です。
また、カリキュラムなども学校によって違いがあるので、募集要項などをよく確認してください。
1年制の音楽専門学校
音楽専門学校の1年制と2年制の違い
音楽専門学校は、だいたいが昼間部・2年制となっており、2年という時間をかけて音楽に関する知識や技術を基礎からコツコツと身につけていくことになります。
音楽専門学校のカリキュラムは、基本的に初心者や未経験者を想定した内容となっているため、はじめて音楽のことを専門的に勉強していく人でも、きちんと授業を受けて自主的に勉強に取り組めば、卒業する頃には一定レベルのスキルを習得することができます。
また、プロとしてデビューできるまでに成長する人もいます。
2年の間には学校でライブやレコーディングを行ったりと、授業以外にもさまざまな経験を積むことができます。
時間をかけて、余裕を持って学んでいけることが2年制の特徴であるといえます。
一方、1年制は2年制に比べると、単純計算でも半分の時間でカリキュラムを終えることになります。
そのため、限られた授業時間でミュージシャンとして、あるいは音楽業界で働くために必要なことを学んでいくことになります。
2年制に比べると、ややハイペースで勉強が進むと感じるかもしれません。
1年制で学べることは学校によって異なりますが、試験は行わず、ひたすら技術力を磨くことを目指すようなカリキュラムの学校もあります。
また、働きながら音楽専門学校に通いたいと考える人を想定し、夜間部のみ1年制としているところもあります。
音楽専門学校の1年制に向いている人は?
音楽の専門的な勉強をしたいけれど、あまり長期間学校に通うことは難しいという場合には、1年制を選ぶのがよいかもしれません。
学費面でも、2年制の約半額程度で学べるというのは魅力的だといえるでしょう。
1年制の音楽専門学校でも、2年制と同様に初心者や未経験からスタートでき、音楽理論の基礎から歌や楽器演奏の技術まで、確実に身につけていけるカリキュラムがあります。
必修科目は決まっていますが、希望すれば授業料を追加することで、オプショナルレッスンを受けることができるような学校もあるようです。
ひとことで1年制の音楽専門学校といっても、学校ごとにカリキュラムや時間割、サポート制度などはだいぶ異なっています。
2年制の学校に比べると選択肢は減りますが、いくつかの学校を比較してみるとよいでしょう。
音楽専門学校の口コミ・体験談
音楽専門学校 音響芸術科卒業生の体験談・口コミ
音楽専門学校を目指した理由
テレビに関わる仕事がしたかったので、エンタメ系の学科がある専門学校に行きたいと思っていました。
音楽にも興味があったため、音響芸術科に入りたいと思い、放送芸術科という学科もあったのでさまざまな分野を学ぶことができると思い、入学を希望しました。
音楽専門学校で学んだこと・役に立っていること
音響に関することはもちろん、テレビやラジオのお仕事、コンサートなどの舞台設営についても学ぶことができました。
音に関わる仕事だけではなく、他の学科の勉強もできたので、知識が広がっていろんな職種に対応できるようになったと思います。
音楽専門学校の雰囲気
いろんなタイプの人がいました。
真面目な人や明るく活発な人、バンドマンや大卒の人など、タイプはさまざまでしたがみんな仲が良かったです。
男女比はちょうど半々くらいで、その学科は1クラスのみの30人ほどのクラスでした。
音楽専門学校で楽しかったところ
いわゆるマンモス校とは違い、学科の人数も多くて30人ほどだったので、学びやすかったと思います。
クラスの仲も良かったので、学院祭などのイベントの時にはみんなで一致団結して取り組むことができ、良かったと思います。
音楽専門学校でつらかったところ・大変だったところ
実際に現場で働いている方が講師として教えてくれるため、厳しい方はすごく厳しかったです。
ですがその分、実際の現場で役立つことは学べました。
一番大変だったのは、レポートの量が多かったことと、資格試験の勉強がすごく大変でした。
音楽専門学校の卒業後の就職先・進路
就職先は、その分野の仕事に就く人が大半でしたが、一般企業に進む人もいました。
他の学科の分野の就職先に就く人もいたと思います。
就職率は良かったと思います。
私は音響の道に進みました。学んだことが役に立ったと思います。
音楽専門学校卒業後の所感・メッセージ
本当に自分の学びたいことだけを学べるかといったらそうではなかったかもしれません。
興味のない授業もありましたし、この授業意味あるのかな?と思うこともありましたが、結果的にはいろんなことを学べて良かったと思います。
専門学校は、何を学びたいかを明確に決めてから、実際に学校見学に行ったりして、自分に合った学校を選ぶことをオススメします。
音楽専門学校 ヴォーカル科卒業生の体験談・口コミ
音楽専門学校を目指した理由
小さな頃から歌うことが好きで、歌を歌うことを仕事にしたかったので本格的に歌について学ぶために音楽専門学校を目指しました。
楽器についても学びたいという気持ちはありましたが、音楽の楽しみを伝えることを一番しやすいのが歌だと思って音楽専門学校にしました。
音楽専門学校で学んだこと・役に立っていること
もともと感覚的にしかわかっていなかった心地いい音楽や楽しい音などを理論的に学ぶことができました。
また演奏面でも、自分では知らない声の出し方や専門的なトレーニング方法を学ぶことができました。
現在は違う分野の仕事についているので直接役立つような事はありませんが、趣味としてでも歌うことの喜びを知ることができました。
音楽専門学校の雰囲気
男女比はそれぞれの学校や学科にもよると思いますが、おそらく半々くらいだと思います。
流行に敏感でオシャレな人が多く、年齢も若い人の方が非常に多いです。
ただし音楽専門学校の学科の中でも裏方的なコンポーザーなどの学科には、比較的年齢が上の人などもいます。
音楽専門学校で楽しかったところ
自分と同じように本気で音楽を仕事にしていこうと考えている人が非常に多くいるので、友達ができやすかったです。
バンドメンバーなどもその中から見つけることができて、学校内外でライブをしたりするのが非常に楽しかったです。
音楽専門学校でつらかったところ・大変だったところ
今までは趣味でやっていた事を仕事にするために昇華させていく必要があるので、妥協しなければならなかったり自分がやりたくない曲をやる必要があったりする場合が非常に多くなりました。
また、バンドという関係が学校の中にあるため、音楽の面から不仲になって解散したバンドメンバーと一緒に学校で学び続けないとならなかったりしたのが大変でした。
音楽専門学校の卒業後の就職先・進路
在学中に成功できる人は本当に少ないので、ほとんどの人は卒業後も個人でレッスンに通いながらアルバイトをしてメジャーで活躍できるように音楽活動を続けていきます。
就職する人の多くは音楽業界の求人が少ないこともあって、音楽業界以外の分野に進む人が多かったです。
音楽専門学校卒業後の所感・メッセージ
楽しいイメージの強い「音楽」というものを専門的なものに昇華させる必要があるので、中途半端な気持ちで入学すると非常に後悔する学校だと思います。
内容は専門学校ならではの専門的なものばかりになるので、本気で音楽を目指すならとても効率良く知識を学べると思います。
ただし、学校に入ったからといって音楽の仕事に就くことができるとは限らないので、学校では知識を学ぶだけで仕事は自分で取ってくるくらいのやる気と勢いが必要です。
音楽専門学校 総合音楽学科卒業生の体験談・口コミ
音楽専門学校を目指した理由
昔から音楽と触れ合うことが大好きだったこともあり、将来は音楽系の仕事に就くと決めていました。
表に立って音楽を奏でる事も大好きでしたし、裏方のお仕事にもとても興味があったので、音楽業界というものを把握するために音楽専門学校を目指しました。
音楽専門学校で学んだこと・役に立っていること
表に立って音楽を奏でる立場としての基本的な知識と裏方での現場仕事の内容を学ぶと共に、音楽とは生き物であるため、その場や状況に適した臨機応変な対応というものを学びました。
瞬時に状況判断ができるように全体に目をくばることが染み付いているため、現在もとても役立っています。
音楽専門学校の雰囲気
幅広い年齢層の生徒がいるため、年齢の違う友達もできやすいです。
同じ目標や好みの人もいるので、向上心があり前向きな雰囲気なのでなんでもまずはやってみようという気になります。
意識はとても高く、男女比もほぼほぼ同じです。
音楽専門学校で楽しかったところ
とにかく自分が大好きな音楽漬けの毎日です。
充実心しかありません。
迷っている時間がもったいないと感じる程、あっという間に過ぎ去っていきます。
学科内でも興味のあることが1人1人違うため、色々な刺激をもらえます。
音楽専門学校でつらかったところ・大変だったところ
自分自身はつらいと感じたことはありませんでしたが、自分に自信が持てない人はとても居心地が悪そうにしていました。
その悩んでいる姿を見て何もできなかった時はつらかったです。
大変だったのは幅広い知識を頭に入れ理解しなければならないことです。
音楽専門学校の卒業後の就職先・進路
就職先は音楽業界の中でもさまざまあり、職種により異なっていました。
個人的に照明会社という希望は出していたので、条件に合う就職先を紹介してもらったりもしました。
卒業後は志望していた照明会社に3年勤務しましたが、現在は全く違う職種に就いています。
音楽専門学校卒業後の所感・メッセージ
音楽業界に興味があるのであれば、ぜひ音楽の専門学校をオススメします。
知識はないよりもあった方が良いので、知識や最高の仲間と出会える場になると思います。
充実した日々を過ごせるかは自分の時間の使い方次第だと思います。
音楽専門学校 音楽技術学科卒業生の体験談・口コミ
音楽専門学校を目指した理由
将来、音響に携わる仕事がしたかったので音楽技術学科を選びました。
とは言っても具体的にこれがやりたいと思える仕事内容は決めていなくてわからない状態で進路を決めたので、幅広い音楽の知識を身につけたくて音楽技術学科を選びました。
音楽専門学校で学んだこと・役に立っていること
幅広い機材の知識を身につけました。
具体的には扱い方や種類などの基礎から学びました。
また卒業時には音響全般の技術や知識を学び終えていました。
実際にはコンサート音響やレコーディングを体験し、現在の仕事でも役立てています。
音楽専門学校の雰囲気
音楽技術学科の学生はやはり音楽に興味があったり携わっている人が多く、情報に敏感な学生が多かったです。
私もですが、学生の頃にバンドを組んでいて楽器を使っていた人も多く話しやすい雰囲気でした。
男女比としては男性の方が多かったです。
音楽専門学校で楽しかったところ
1年間機材や音響の知識を身につけてからはとにかく実技が多く、実際に見たし、機材に触ったりと実際に体感して学んでいくので非常に楽しかったです。
共通の趣味のある生徒と楽器や音楽のことについて話せるのも楽しかったです。
音楽専門学校でつらかったところ・大変だったところ
音楽技術学科を学ぶにあたって一番大変でつらかったことは就職活動です。
予想はしていたけど現実は予想以上に厳しく大変でした。
どうしてもやりたい分野に絞ればかなり受ける会社が少なくなってしまうので、視野を広げて活動しました。
音楽専門学校の卒業後の就職先・進路
卒業後の進路としては、大手の音楽会社に正社員として就職できる人は一部です。
私も含めて大半の人は中小企業のイベント会社の音響に携わる仕事か、楽器などの販売会社が多かったです。
またイベントの派遣社員で活躍する人も多いです。
音楽専門学校卒業後の所感・メッセージ
音楽技術学科での良かったところは共通の知識や趣味を持つ学生同士の交流の場です。
多様な専門知識のある先生や先輩や同級生も多く活躍されているのでより深い知識を学ぶことができます。
残念なことは思っていた内容と少し違うなと感じる授業もたまにあることや就活が難しいことです。
音楽専門学校 スタッフ学科卒業生の体験談・口コミ
音楽専門学校を目指した理由
昔から音楽が好きで、音楽に関わる仕事がしたいと思っていました。
自分が演奏するよりは、音楽を演奏する人の役に立ちたいという気持ちが強かったので、スタッフ学科を目指しました。
好きなバンドのライブ映像などに映るスタッフさんの仕事に憧れていました。
音楽専門学校で学んだこと・役に立っていること
舞台の知識全般を学びました。
音響、照明、舞台の用語から機材の取り合いまでかなり幅広く授業がありました。
そういった専門的な知識ももちろん大事ですが、挨拶や社会人としての振る舞い等もかなり厳しく学べたので、そちらの方が今役に立っている実感があります。
音楽専門学校の雰囲気
髪が金髪だったり、ピアスがたくさん開いていたりと、ヤンチャに見える生徒も少なくなかったです。
しかし、みんな音楽が好きなのは一緒なので、あまり外見にとらわれず仲良くできていました。
男女比は半々くらいでした。
授業もみんなで教え合いながら進めたり、放課後残って勉強したりしていました。
見た目の割に、みんな真面目で雰囲気は良かったと思います。
音楽専門学校で楽しかったところ
みんな音楽という共通の趣味があるので、誰とでも仲良くなれたのがとても良かったです。
ライブイベントをみんなで協力しながら成功させた時など、本当に嬉しかったし、達成感もありました。
授業自体も、音楽や音楽業界に関することが多いのでかなり楽しかったです。
音楽専門学校でつらかったところ・大変だったところ
音響や照明等は電気の知識が必要なので、そういった勉強はかなり大変でした。
周りの友人達もそこでつまづいていたように思います。
他には、舞台作業は命の危険と隣り合わせなので、常に緊張感がありました。
当たり前ですが、危ないことがあればかなり厳しく注意されます。
自分や他の人の命を奪ってしまう可能性もある、と怖くなったりもしました。
音楽専門学校の卒業後の就職先・進路
大体の生徒は、音楽業界に就職していたと思います。
音響や照明の会社や音楽施設管理の会社が多かったです。
隣県の場合も、東京の場合もありました。
私も何社か受け、隣県の音楽関係の会社に就職することができました。
こういった業界は就職するのが厳しいといわれていますが、在学中からきちんと授業を受け、就職対策をしていれば、そこまで難しくはないと思います。
実際に就職してから、仕事が続くかどうかの方が大切です。
就職して3年以内に辞める人がかなり多いです。
音楽専門学校卒業後の所感・メッセージ
専門的な舞台の知識が学べるので、将来本当に音楽業界で働きたいと思うのなら、行って損はないと思います。
授業の頑張り次第では、現場の作業手伝いに呼ばれたりするので、いろいろな経験ができて良いです。
高校とは違い、先生が何でも世話を焼いてくれる訳ではないので、自分から積極的に動くということもかなり大切になります。
そういったことも学び、行動する力を得ることができたので専門学校に行って良かったと思います。
音楽専門学校 プロミュージシャン科卒業生の体験談・口コミ
音楽専門学校を目指した理由
プロミュージシャンとしてデビュー、若しくはボーカルインストラクターとして指導するための知識や技術力を学んで身につけるために音楽専門学校を目指しました。
実際にプロデビューされている先輩方も多く、それも大きな進学の決め手となりました。
音楽専門学校で学んだこと・役に立っていること
プロの現場で立ち会う際に演奏時の修正力や変更した場合の対応力も学校内の実習だったり授業で身に付いたので凄く役立っています。
また指導する際に受け持ちの生徒さんに説明する際にも、理論的ながらも分かりやすく指導できるのも授業で多く学びました。
音楽専門学校の雰囲気
学生の雰囲気としては真面目な人もいれば和気あいあいと授業を受けている人と結構分かれています。
プロ意識の人もいれば何となくこの学校に進学したと言った人も多いのでモチベーションにも差は有ります。
男女比率は半々ぐらいでした。
音楽専門学校で楽しかったところ
やはり現役プロミュージシャンの方から授業で沢山指導頂けるのは嬉しいですね。
自身が作った楽曲だったり歌唱法などを細かく見てくれるし、メジャーデビューするには何が必要かなどの相談も親身に乗ってくれます。
また同じ目標を持った友人も多くできるのでいまでも付き合いがあります。
音楽専門学校でつらかったところ・大変だったところ
入学当初から楽曲制作の授業が有り、初めて作った楽曲を聴いてくれて担当して下さった先生がいました。
その方がプロデューサー出身で『こんな楽曲作ってやる気あるの?』みたいな感じで笑われながらも静かな怒りを感じた時はつらかったですね。
音楽専門学校の卒業後の就職先・進路
卒業後はプロミュージシャンと並行で動くためにボーカルインストラクター業も同時で始め、音楽スクールに就職をしました。
同じくインストラクター業に就く人もいれば、普通に一般企業に就職したりアルバイトをしながらプロデビューを目指す人も多かったりと進路はバラバラでした。
音楽専門学校卒業後の所感・メッセージ
在学時は色々と悩んだり技術力で壁にぶち当たって『自分には向いてないのかな?』と不安になる毎日でしたが、実際に卒業してインストラクターやプロミュージシャンとして活動し始めると学んだことが凄く役に立って、今では当時の先生とも一緒の現場で音楽の仕事もしています。
諦めそうな時こそ踏ん張っていけば必ず道は開けるので、マイペースで進んでください。
音楽専門学校 ギター学科卒業生の体験談・口コミ
音楽専門学校を目指した理由
プロのミュージシャンになるためのスキルを身につけたいと思って、音楽の専門学校に行くことにしました。
先行したのはギター学科です。
作曲学科と悩みましたが、ギタースケールも磨きたかったため、ギター学科を選ぶことになりました。
音楽専門学校で学んだこと・役に立っていること
一番役に立ったのは音楽理論です。
通う前から独学で勉強はしていましたが、独学では手の届かなかった勉強もできて、「さすが学校は違うな!」と思いました。
この勉強ができなかったら、今でもあてずっぽうで作曲していたと思います。
音楽専門学校の雰囲気
ミュージシャン志望の学生が多いため、自分に自信を持っているタイプの学生が多いです。
男性も女性も美意識の高さがあってちょっとナルシストな学生が多いかも。
男女比で言うと男性の方が多いですが、ギター女子の姿もちらほら見かけます。
音楽専門学校で楽しかったところ
同年代なのに触れてきた音楽が違うため、話していると新鮮さがあって楽しいです。
ビジュアル系が好き、ロキノン系が好き、アイドルソングが好き、LDH系が好きなど、ギター学科を専攻しているにもかかわらず、みんなバラバラでした。
音楽専門学校でつらかったところ・大変だったところ
つらいことはあまりなかったですが、あえて取り上げるのであれば課題が多いことです。
テストが結構多くて、練習しなくてはならないため、うかうかバイトもしていられません。
家に帰ってもバイト漬けの毎日が続く感じでした。
音楽専門学校の卒業後の就職先・進路
就職先を確保してくれる学校ではないので、卒業した後はフリーターをしながら音楽を続けてプロを目指すケースが多いです。
実際私もそうでした。
今は何とかプロで仕事にありつけていますが、道半ばで地元に戻る人も多かったです。
音楽専門学校卒業後の所感・メッセージ
音楽に対する知識やスキルは磨けます。
ただ、専門学校に通えばプロになれるかといったらそういうわけではありません。
専門学校のパンフレットにはプロを後押しするような文章が書かれていますが、過剰アピールなことが多いです。
この記事のまとめ
音楽専門学校は全国にいくつもあり、学校によって講師の経歴やカリキュラム、学費などが異なります。
また、貴重な発表の場となる校内のスタジオやホールなどの施設などにも違いがありますので、学校見学をしながら自分が納得してたくさんのことを学べそうな学校を探してください。
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