「クリエイター」の仕事の種類(15選)
自分のセンスとアイデアを発揮しながら仕事ができることが、大きな魅力です。
クリエイターと一言でいっても、その仕事内容は多岐にわたります。
たとえば、CGデザイナーやグラフィックデザイナーなどの映像系のクリエイターもいれば、サウンドクリエイターのような音響系のクリエイターもいます。
動画サイトへの投稿を生業にするユーチューバーも、現代社会ならではのクリエイターといえるでしょう。
ここでは、「CM・映画・テレビ」「ゲーム・アニメ」「Web」「アート・エンターテインメント」それぞれのジャンルで活躍するクリエイターを紹介します。
CMや映画・テレビを手がけるクリエイター
クリエイターの携わる作品はさまざまですが、ここではCMや映画、テレビなどの映像作品の制作に携わるクリエイターを紹介します。
まずは、コマーシャルや映画など、各種映像作品を制作する「映像クリエイター」です。
2次元、3次元のグラフィックスを作成する「CGデザイナー」や、雑誌、書籍、ポスターなどに利用されるイラストやキャラクターの絵を描く「イラストレーター」が関わることもあります。
広告制作の現場において、ビジュアルデザインの責任者として指揮監督を行うのは、「アートディレクター」です。
企画・コンセプトに基づき、広告、カタログ、ポスターなど主に印刷物のデザインをする「グラフィックデザイナー」もいます。
どの仕事でも、美術の知識と映像的なセンスが必要不可欠です。
実力とクライアントからの信頼があれば、第一線で活躍することができるでしょう。
映像クリエイター
映像クリエイターの仕事を一言でいうと、映像制作のスペシャリストです。
テレビのコマーシャルや映画、CG(コンピューターグラフィックス)技術を駆使したゲームやアニメ、アーティストのミュージックビデオやゲームなど、さまざまな映像を制作しています。
映像制作専門の企業やテレビ局、広告代理店などで働いており、人気や実力が収入に直結する職業です。
豊富な映像コンテンツがあふれる現代社会において、ますますの活躍が期待されている職業です。
CGデザイナー
CGデザイナーの仕事は、コンピュータで専用のソフトを用い、画面上に2次元(平面)または3次元(立体)のグラフィックスを作成することです。
3次元CGの技術の進歩とともに、映画やゲーム、アニメーションだけでなく、建築や車、機械の設計などにまでCGの活用機会が広がっています。
CGデザイナーは、近年、デザインやITのほか、建築や自動車、航空、機械、家電などの幅広い業界で需要が高まっている職業です。
比較的よい待遇で採用されるケースも増えています。
イラストレーター
イラストレーターは、クライアントの要望に応じてイラストを描く仕事です。
雑誌や書籍、ポスター、カタログ、パンフレットなどの印刷物上に載せるイラストや、キャラクター作成などに携わります。
イラストレーターの多くは、美術系の大学や専門学校でデザインの基礎を学んでいます。
一般的な就職先は、広告制作会社や企業の広告部、デザイン事務所など幅広く、実績を重ねるとフリーランスで働く人も多い職業です。
「グラフィックデザイナー」など別の仕事と兼業している人や、副業としてイラストを書いているイラストレーターも多くいます。
イラストレーターの仕事紹介ページ
アートディレクター
アートディレクターの仕事は、ビジュアルデザインに関するディレクションを行うことです。
クライアントのニーズや案件のコンセプトなどを把握し、グラフィックデザイナーに指示を与えたり、デザインをチェックして修正を依頼したりします。
ほとんどの人はグラフィックデザイナーとして数年間の経験を積んだ後に、転身してアートディレクターになっています。
広告業界の市場は今後ますます高度化、専門化、先端化していくと見られており、より高い能力を持ったアートディレクターの必要性が高まっていくでしょう。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーとは、さまざまな印刷物のデザインをするクリエイターです。
雑誌・新聞の広告やカタログ、ポスター、商品のパッケージ、チラシなど、グラフィックデザイナーが手掛ける印刷物の種類は多岐にわたります。
活躍の場は、広告代理店や広告制作会社の制作部門、メーカーの広告宣伝部などです。
グラフィックデザイナーとして実績を積んだのちは、ビジュアル面の責任者である「アートディレクター」へとステップアップする人もいれば、独立してフリーランスになる人もいます。
ゲーム、アニメ作品を手がけるクリエイター
クリエイターのなかには、ゲームやアニメ作品を専門に制作している人もいます。
ゲーム制作の現場において、作品の企画立案や制作進行、スケジュール管理などに携わる「ゲームクリエイター」。
ゲームのキャラクターや背景、アイテムなど、作品中に登場する絵をデザインする「ゲームデザイナー」。
ゲームやアニメ作品などに登場するキャラクターをデザインする「キャラクターデザイナー」。
ゲーム音楽やアニメ、映画作品などに流れるサウンドを作曲する「サウンドクリエイター」。
どれも、芸術的なセンスに加えて豊かな想像力がなければできない仕事ばかりです。
ゲームやアニメは今や日本が世界に誇るコンテンツといっても過言ではありません。
そんな業界の舞台裏を支えているのがゲームやアニメのクリエイターたちです。
ゲームクリエイター
ゲームクリエイターとは、大勢の人の共同作業で進めるゲーム制作現場において、「企画職(プランナー、ディレクター、プロデューサーなど)」として働く人のことを指します。
ゲームデザイナーやゲームプログラマーも含めた「ゲーム制作全般に携わる人」を、ゲームクリエイターと呼ぶこともあります。
ゲームクリエイターの大半は、ゲームメーカーあるいはゲーム開発会社を中心に働いています。
ヒット作を生み出すためには感性を磨き、世の中のニーズを掴む力を身につけることが重要です。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーは、ゲームの登場人物や背景、アイテムなど、作品中に登場する絵をデザインする仕事です。
RPGやアクションゲームなど、それぞれのゲームの特徴に合わせて独自の世界観を創り出すことが大切です。
ゲームデザインはCGを用いて行われるため、プログラミングスキルやデッサン力が必須とされています。
実力主義の面が大きいため、常に新しい技術やデザインに触れながら自分の腕を磨いていく必要があります。
キャラクターデザイナー
キャラクターデザイナーは、ゲームやアニメ作品などに登場する人物をデザインする仕事です。
オリジナルのキャラクターを一から作成したり、原作の世界観をもとに衣装や髪型などの外見をデザインしたりします。
ゲームやアニメ業界では常に新しい発想のデザインが求められているため、キャラクターデザイナーとしての将来は明るいでしょう。
最近では関連グッズのデザインや企業広告のキャラクターデザインなど、キャラクターデザイナーの仕事の幅は広がりを見せています。
サウンドクリエイター
サウンドクリエイターとは、ゲーム音楽やアニメ、映画などのサウンドを作る人のことです。
「作曲家」や「サウンドディレクター」と同じような意味で使われることもあります。
作曲能力をはじめ、DTM(DAW)ソフトを使いこなす力が必要です。
サウンドクリエイターの専門学校や音楽大学を出て、ゲーム関連企業、音楽・アニメ・映像・コンテンツなどの制作会社へ就職する人が多くなっています。
サウンドクリエイターの仕事紹介ページ
20代で正社員への就職・転職
Web制作に携わるクリエイター
現代の私たちの生活になくてはならない存在ともいえるのがインターネットです。
自治体や企業が公式HPを持つようになり、Web専門のメディアも登場し、その影響力はますます広がってきています。
クリエイターのなかには、そんなWebの制作に携わっているクリエイターもいます。
Webサイトの制作現場で制作スタッフをとりまとめ、的確な指示を出すリーダー役である「Webディレクター」。
Webサイト制作現場において、クライアントのニーズを満たすデザインを作成する「Webデザイナー」。
どちらも若い世代に人気のある職業で、男女問わずたくさんの人たちが活躍しています。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの制作現場において、監督役として全体の指揮をとる仕事です。
クライアントのニーズを把握し、デザイナー・プログラマー・コーダー・ライターなどの制作スタッフをとりまとめ、指示やスケジュール管理を行いながらWebサイトを完成に導きます。
活躍の場は、Web制作会社やコンテンツ制作会社などです。
変化の激しい世界であるため、常に最新技術などをキャッチアップし、時代のニーズに対応できる人材を目指すことが、この仕事で活躍し続けるためには不可欠です。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトの目的やコンセプトにもとづいて、サイトを設計していく人のことです。
見栄えのよさや美しさだけを追求するのではなく、ユーザーにとって使いやすく、ユーザーが意図したとおりに行動してくれるデザインを作成することが求められます。
Webデザイナーになるのに決まった道はありませんが、専門学校や大学でWebデザインを学び、制作会社へ就職するのが一般的です。
Web業界は変化が速いため、常に新しい技術や感性を身につけて、豊かな発想ができる人が求められています。
アートやエンターテインメントに携わるクリエイター
クリエイターのなかには、アートやエンターテインメント全般に携わっているクリエイターもいます。
絵画、彫刻、陶芸、音楽などの芸術活動を行い、作品を発表して世の中に影響を与えるのは「芸術家」と呼ばれる人たちです。
季節に応じた花を花器や花瓶などに美しく生けたり、花を使って空間全体を演出する「華道家」もいます。
ショーなどで多様なマジック(奇術・手品)を披露し、お客さんに驚きと楽しみを与える「マジシャン」もクリエイターといえるでしょう。
また、動画投稿サイト「YouTube」で自分が撮影した動画をアップロードし、その広告収入を得ている「ユーチューバー」は新しい職業です。
ユーチューバーの場合、動画の制作だけではなくファン向けのイベントの企画や運営を自分で行うことも多く、エンターテインメント全般に携わる仕事といえるでしょう。
芸術家
芸術家とは、絵画、版画、彫刻、陶芸、工芸などの芸術活動を行い、作品を売ることで生計を立てている人のことです。
作品が高額で売れれば数ヶ月分の収入になりますが、逆に売れなければ収入ゼロという月もあるため、ほとんどの人がアルバイトなどを兼業しています。
近年、日本の美術市場を活性化するため、ギャラリーや美術館が続々と建設されています。
才能と努力しだいで芸術家を目指す若者がチャンスをつかむ可能性も充分にあるといえるでしょう。
華道家
華道家は、季節に応じた花を花器や花瓶などに美しく生けたり、花を使って空間全体を演出したりする仕事です。
「フラワーアーティスト」や「いけばな作家」と呼ばれることもあります。
華道には「流派」というものがあり、華道家として活動するには各流派に入門して5~10年ほど修行を積み技術や作法を身につけ、師範の免許を取ることが必要です。
華道は日本を代表する伝統芸能のひとつであり、古くから受け継がれてきた確かな技術や知識の習得が求められます。
一方、近年では外国人向けのワークショップや華道教室など、新しい形で華道を広めていく工夫も必要になると考えられています。
マジシャン
マジック(奇術・手品)のプロフェッショナルであるマジシャン。
マジックを通して驚きや感動を与え、お客さんに夢のような時間をお届けするのが彼らの仕事です。
ホテルやレストランからお年寄り向けの施設や病院、さらにはマジックバーなど、さまざまな場所で活躍しています。
他の人には真似できないオリジナルのマジックを追求するおもしろさや、お客さんに笑顔になってもらえる喜びが大きなやりがいとなります。
成功のためには、マジックそのものの実力だけではなく、トークでショーを盛り上げることができるコミュニケーション能力や、仕事を広げるための営業能力も重要です。
ユーチューバー
ユーチューバーは、「YouTube(ユーチューブ)」にさまざまな動画をアップロードし、その広告収入によって生活している人のことをいいます。
YouTubeの「パートナープログラム」に参加して動画を投稿すると、視聴数に応じた「広告費」が手元に入る仕組みになっています。
この仕組みを利用して、ユーチューバーはオリジナルの動画を次々に撮影・編集し、多くの視聴者を集めることによって収益を上げています。
市場が盛り上がる一方、視聴者の心を掴み続けるのは難しく、厳しい競争がある世界です。
この記事のまとめ
華やかに見えるクリエイティブな業界ですが、その世界ならではの大変さがあります。
アイデアが浮かばないとき、制作がスケジュール通りにいかないとき、クライアントやお客さんの評価が低いとき。
逃げ出してしまいたいくらい苦しい思いをするというクリエイターは少なくありません。
しかしそのぶん、自分のイメージ通りのものを作り上げることができたときには、大きな達成感を得ることができます。
熱狂的なファンが応援してくれることもあり、クリエイターならではの喜びといえるでしょう。
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