バスガイドのつらいこと・大変なこと・苦労

バスガイドのつらいこと・大変なこと

勤務体系が不規則で、休日や祝日に休めない

バスガイドの業務スケジュールは、担当するツアーの内容によって大きく変動します。

目的地はどこか、1日に何ヵ所回るのか、宿泊有りのツアーか、などの内容によって、バスガイドの1日の動き方は決定されます。

ツアーごとに業務スケジュールが変動することに、慣れるまでは少し疲れを感じるかもしれません。

また、バスツアーは一般的に土日や祝日に集中するため、バスガイドの休みは平日が中心となります。

土日休みの友人と休みを合わせることが難しく、一緒に遊ぶなどのプライベートの予定を立てにくい点は、バスガイドのつらいところでしょう。

体力を要する

バスガイドの仕事は、基本的に立ち仕事・歩き仕事です。

車内でも立っていなければならない時間が多いですし、観光地ではお客さまと一緒に観光地を歩かなければなりません。

とくにあちこちを回った日は、1日の仕事を終えるとクタクタになってしまうこともあります。

利用客とのコミュニケーションに苦労することがある

バスガイドの仕事では、お客さまとのコミュニケーションが大切です。

しかし、お客さまは一人ひとり性格や好みが異なりますし、バスツアーに慣れている方もいれば、そうでない方もいます。

自分ではうまく対応しているつもりでも、どこか意思の疎通がスムーズにできず、お客さまに不快感を与えてしまう可能性もあります。

とくにバスガイドとしての経験が浅い人は、多様なお客さまと上手にコミュニケーションをとることに苦労し、「自分には才能がないのでは?」と落ち込んでしまうことがあるようです。

たくさん勉強しなければならない

バスガイドは、日頃から観光地に関する膨大な知識を吸収しておく必要があります。

ガイドのプロであるはずのバスガイド自身が、まさか観光ガイド片手にお客さまに説明するわけにはいきません。

毎回のツアー前には、時間をかけて観光地に関する情報を頭に叩き込みます。

さらに、観光地周辺の地理や方言、風習など、車内や観光地で説明すると喜ばれそうな内容についても可能な限り押さえておく必要があるため、勉強時間はいくらあっても足りないほどです。

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バスガイドの悩み・職業病

説明時に左右が逆になる

まずは、バスガイドの職業病のようなものを紹介します。

普段、バスガイドは車内で車両後部方向を向く、つまり乗客と対面している状態で説明します。

たとえば進行方向の右側はバスガイドにとって左側であり、左手を向けながら「右手をご覧ください」と口にします。

こうしたクセがしみついて、プライベートで相手と同じ方向を向いているときでも、つい左右を逆にして説明してしまうことがあります。

つい会話を盛り上げようとしてしまう

バスガイドは、ツアー中にお客さまが退屈しないように、とくに長時間移動する車内では会話で盛り上げる必要があります。

時にはダジャレをも交えながらお客さまを楽しませるわけですが、休日にプライベートの会話中にもそのクセが出てしまって、必要以上に盛り上げたり、シャレ好きと勘違いされることもあるようです。

バスガイドを辞める理由で多いものは?

給料が少ない

各種データを参考にすると、バスガイドの年収は300万円前後になるケースが多く、多い人でも500万円ほどになります。

体力も精神力も要する仕事で、休日も思うようにとれない場合があるにもかかわらず、収入があまり上がらないことに不満を感じるバスガイドは少なくありません。

経験を積めば、フリーランスとしてバリバリ活躍するという働き方も選べますが、新人や若いうちは生活面で苦労を感じやすく、それがきっかけで離職する人もいるのが実情です。

体力的につらくなった

バスガイドの仕事は体力勝負です。

観光地ではお客さまと一緒に歩かなければなりませんし、お客さまが休憩をとている時間も、バスガイドは次の工程のために情報収集をしたりと、なかなか休めません。

20代前半など若いうちはよくても、年齢を重ねるうちに体力的に厳しさを感じるようになり、仕事から離れる人もいます。