ビルメンテナンスに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
ビルメンテナンスに向いている性格・適性
勉強することが好き
ビルメンテナンスは、ビル管理にあたって電機や空調、環境衛生など、幅広い知識やスキルが必要とされる仕事です。
業務上必要になる関連資格もあるため、働きながらも勉強を続けていかなくてはなりません。
専門性の高い仕事であることは、「手に職をつける」という点でも強みになりますが、コツコツと勉強するのが苦手という人には、あまり向いていない仕事といえるかもしれません。
しっかりと勉強をして資格を取得すれば、資格手当がついたり携われる業務範囲が広がったりするため、着実にスキルアップすることを楽しんでいけるような人がビルメンテナンスには向いています。
人と関わることが好き
ビルメンテンナンスの仕事では、どうしても技術的な面だけがクローズアップされやすいですが、じつは「サービス業」の要素が強い職業です。
単に機械と向き合うだけの仕事ではなく、テナント利用者やオーナーとのやり取りも多く発生しますし、各設備関連の協力会社との連携も不可欠です。
また、自分が一生懸命に働くことによって、ビルのオーナーやテナント、またテナントのお客さまが快適にビルを利用できるのだという意識を持つことも大切です。
人と接することが好きで、おもてなしの心を持てる人にこそ向いている仕事だといえます。
不規則勤務でも働ける
ビルメンテナンスの職場の多くは、24時間を交代で働く勤務体系で、日によっては24時間拘束となる「宿直」も発生します。
肉体労働はさほど多くありませんが、どうしても不規則な生活を強いられることになるため、毎日規則正しく生活したいという人には不向きかもしれません。
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ビルメンテナンスに必要なスキル・能力
臨機応変な対応
ビルメンテナンスの仕事は、いざトラブルが起きたときに活躍しなくてはなりません。
新人のうちは先輩の仕事ぶりを見るだけでなすすべがないかもしれませんが、少しずつ経験を積み、トラブルに対処できるようになっていきます。
トラブルの際に冷静に判断できたり、落ち着いて対処できたりする人は非常に重宝されます。
とっさのときにベストな対処ができるか、臨機応変に動けるかは、この仕事で非常に重要な能力です。
設備に関する専門知識
ビルメンテナンスの仕事をする上では、電気、給排水、空調、消防など常にさまざまな設備を扱わなくてはなりません。
設備の知識は非常に範囲が広いため、資格の勉強を通して知識を習得していきます。
そのなかでも、自分の好きな分野や得意な分野を身に付けておくと、非常に仕事がしやすくなります。
ビルメンテナンスの職場には、元電工、元空調屋、元消防設備士など様々な前歴を持つ人も多いですが、得意分野があればそれだけ活躍の幅も広がります。
ビルメンテナンスに向いていないのはどんな人?
ビルメンテナンスの仕事は、チームワークが大切です。
交代で勤務を行いますし、数名でチームを組んで点検することも多く、同僚や上司とのコミュニケーションは欠かせない仕事です。
1人で仕事をする機会は少ないため、自分のペースで仕事をしたい人はこの仕事は向いていないでしょう。