ビルメンテナンスのつらいこと・大変なこと・苦労

ビルメンテナンスのつらいこと・大変なこと

何事も起こらないのが当たり前

ビルメンテナンスは、ビルの快適さと安心・安全を守るために不可欠な仕事ですが、その業務の大半は裏方仕事であり、あまり目立つ存在とはいえません。

ビルの空調や電気といった設備が問題なく利用できるのはビルメンテナンスの力あってこそですが、利用者やテナントは普段、ビルメンテナンスの存在を感じることはほとんどありません。

ビルメンテナンスは日常的な点検や修理を、見えないところでコツコツとやっていかなくてはならないのです。

直接感謝されなくても、ビルを守っているという誇りを持って働き続けなくてはならないのは、ビルメンテナンスの大変なところのひとつといえるでしょう。

現場によっては大きなプレッシャーが

ビルメンテナンスは、さまざまな建物の設備管理を行いますが、現場によっては相当なプレッシャーやストレスがかかるところもあります。

とくに大変だといわれている場所のひとつが病院や老人保健施設などです。

入院患者や身体が弱い人のいるような現場は、設備トラブルによって人の命を左右することにもつながりかねないため、つねに気を張って仕事をすることになります。

またショッピングセンターなどの商業施設やデパートも、日中は利用客からのクレーム対応、テナントとのコミュニケーションなどに追われ比較的忙しい現場です。

さらに営業終了後の夜中に修理や搬入などを行うことが多いため、大型の商業施設であればあるほど大変なようです。

資格の勉強が必須

ビルメンテナンスの仕事では、設備管理に関連する多様な資格の取得が求められます。

そのなかには、実務経験が必要なものもあれば、専門的に勉強をしないと取得が難しいものも含まれます。

職場によっては資格を取らなくても働けるところはありますが、この業界自体の給与水準がさほど高くないため、収入アップのためには資格取得は必須です。

働きながら勉強を続けていかなくてはならないのも、ビルメンテナンスの大変なところだといえるでしょう。

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ビルメンテナンスの悩み

勤務が不規則

ビルメンテナンスは24時間体制で行われているため、夜間や宿直勤務があります。

トラブルさえなければ残業はあまりありませんが、不規則な生活になってしまうこと、待機時間が長くプライベートの時間がもてないと考える人は少なくありません。

また、ビルメンテナンスは休むことができないため、年末年始や大型連休など世間の休みも関係なく働かなくてはなりません。

雑用も多い

ビルメンテナンスの仕事をしていると、「電球の交換をしてほしい」「エアコンの調子が悪いので見て欲しい」「排水管から水漏れしている」などさまざまなトラブルが舞い込みます。

ときには仕事の範囲外と思うことがあったとしても、ビルのテナントやお客さまの要望であれば、対処しなくてはなりません。

雑用に追われ、点検整備などの本業の仕事が滞ってしまうという現場もあるようです。

ビルメンテナンスを辞める理由で多いものは?

ビルメンテナンスの仕事を辞める理由で多いものは、職場の環境が大半です。

ビルメンテナンスの現場は多種多様で、仕事の量や大変さが大きく異なり、仕事の大変さや辛さを理由に辞める人は非常に多いです。

また、現場のメンバーはあまり異動がなくたいてい固定されているため、同僚や上司とのコミュニケーションがうまくいかないと辞める人も多いです。