美容部員のつらいこと・大変なこと・苦労

華やかな世界で働くイメージの美容部員ですが体力仕事でありながら、自身の外見にも気を使う仕事です。

また待遇面もいいとは言えず、退職するひとも少なくありません。

この記事では、美容部員のつらいこと・大変なこと・苦労を解説します。

美容部員のつらいこと・大変なこと・苦労

美容部員のつらいこと・大変なこと・苦労
  • 体力勝負の仕事
  • 常に外見を美しく保つ

体力勝負の仕事

美容部員の大変なことは、意外と体力が必要な仕事であるということです。

メイクに携わる仕事は一見華やかな仕事に見えるかもしれませんが、実際には一日中長時間立ちっぱなしで接客をするなど、体力勝負な仕事です。

お客さまにメイクを施すときには中腰の姿勢になることもあり、腰痛に悩む美容部員も少なくありません。

常に外見を美しく保つ

人を美しくする化粧品を販売する以上、美容部員は常に自分の身なりを美しく整えておかなければいけません

髪や肌、メイクなど身だしなみが整えられていなければお客さまからの信用を失うことにもつながりかねません。

忙しくてもしっかりと体調管理をしつつ、髪やお肌のお手入れをし、常に外見を気にしなければならないのは大変なことです。

美容部員の悩み

ノルマの厳しさ

美容部員の雇用形態は正社員・派遣社員・アルバイトなどとさまざまですが、店舗や雇用形態によっては個人に売り上げの目標、いわゆるノルマを課しているケースもあります

たとえば、

  • 新商品のファンデーションを一ヵ月で〇個売る
  • 顧客数を〇人以上まで伸ばす

など、細かい目標が設定されます。

こうした目標を達成するためには、

  • 顧客一人ひとりにダイレクトメールで商品の情報を送る
  • 接客したお客さまにプラスアルファの化粧品をおすすめする

など美容部員には地道な努力が必要となります。

たとえ目標を達成できなくてもすぐに減給やクビになるわけではありませんが、売り上げに貢献できていないと肩身の狭い思いをすることは否めません。

化粧品に関するあらゆる知識を見につける

美容部員はお客さまに対して的確なアドバイスをしたり、化粧品をおすすめしたりするため、覚えることが多くあります。

化粧品やメイクの基礎的な知識はもちろん、肌や皮膚の構造など人体に関わることも覚えなくてはなりません

また、シーズンごとに新商品が発売されたり、リニューアルしたりする商品もあるため、そのたびに新しい商品知識も身に付けます。

自社製品だけでなく他社ブランドの化粧品についても学んだり、流行のメイクについて勉強したりするなど知識の習得に終わりはなく、美容部員になってからの努力も欠かせません。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

美容部員を辞める理由で多いものは?

美容部員は華やかなイメージの職業ですが、売り上げノルマに悩み、苦しんでいる美容部員は少なくありません。

また接客業であるため、1日中立ち仕事であったり、結婚や出産を機に辞める人も多くいます。

そのため、美容部員は入れ替わりが激しく、離職率が高い職業のひとつでしょう。

辞める理由
  • 厳しい売り上げ目標
  • 体力的なつらさ
  • 待遇
  • 結婚・出産

厳しい売り上げ目標

美容部員として働く上で避けて通れないのが、商品の売り上げ目標、いわゆるノルマをどうやって達成するかです。

店舗によっては個人ごとにノルマを設定していることもあり、顧客一人ひとりにダイレクトメールで商品の情報を送ったり、来店時にはつきっきりで接客をするなど努力をしている美容部員もたくさんいます。

また、どうしても売り上げを達成できないプレッシャーの中で、家族や友人に協力してお客さんになってもらったり、自分で自社製品を購入したりというケースもあるようです。

体力的なつらさや待遇

美容部員は1日中立ちっぱなしの仕事です。

華やかなイメージもありますが、実際には重たい化粧品を運んだり、店内を走り回ったりと体力勝負の仕事です。

さらにヒールを履いて接客することも多いため、足腰を痛める人は少なくありません。

また、華やかなイメージと違った、給料が安い、などの待遇を理由に辞める人もいます。

化粧品メーカー採用と百貨店採用の美容部員では、同じ仕事をしていても給料や待遇が違うこともあるため、志望先や待遇をしっかりと確認しておくことが必要です。

結婚・出産

美容部員を辞める理由で多いものは結婚と出産です。

美容部員の多くは20代から30代の女性のため、ライフイベントに合わせて離職するという人は多いです。

もちろん育児休暇などの制度がある化粧品メーカーもありますが、美容部員は契約社員や派遣社員も多いため、そういった制度を利用できないという現状もあるようです。

そのため、美容部員は人気のある職業の割に入れ替わりが激しいといわれています。

長く働くためには

志望企業を慎重に選ぶ

せっかく美容部員になれても、早期に退職してしまう人は後を絶ちません。

早期離職を避けるためには、あこがれやイメージだけでなく、しっかりと企業研究をして志望企業を選ばなくてはなりません

どれだけすきなブランドだったとしても、

  • そこで働く人たちがどのような働き方をしているのか
  • どのような接客をしているのか

をよく知らないままに就職を目指すのはあまりにも安易です。

あこがれから志望企業を選ぶことは決して悪くありませんが、人気があるブランドであればあるほど優秀な人材がそろっているため、本当に自分がそこで働けるのかをしっかりとイメージしなくてはならないでしょう。

長期的なキャリア形成をイメージする

美容部員として働く上では、キャリアについて考えることも大切です。

いつまでも同じように働いていては、美容部員として成長できません。

たとえば、〇年後にマネージャーになる、といった目標をたてたり、経験を積んで憧れのブランドへ転職するなど夢を持ったりするのもよいでしょう。

ただ漠然と働くのではなく、自分がどんな美容部員になりたいか・美容部員としてどんな仕事がしたいかという気持ちを忘れずに働くことが大切です。

美容部員のつらいことのまとめ

美容部員は一日中長時間立ちっぱなしで接客をするなど、体力勝負な面があり中には中腰の姿勢になることもあり、腰痛に悩む美容部員も少なくありません。

また、髪や肌、メイクなど身だしなみが整えられていなければお客さまからの信用を得られないため、どんなに忙しくても常に外見を気にしなければならないのは大変なことです。

店舗や雇用形態によってはノルマを課しているケースもあり、美容部員はダイレクトメールやプラスアルファで化粧品を購入してもらうなど地道な努力をしています。

契約社員や派遣社員は育児休暇などの制度が利用できないことや、給料が安いなどの不満を理由に辞める人も多いため、就職する際には志望先や待遇をしっかりと確認しておくことが必要です。