美容部員の1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

美容部員になりたいと思ったときに、どのように1日を過ごしているのか知るのは重要です。

就職した際に、働くイメージをあらかじめ持っておくと、仕事とのギャップなどに悩まされることが少なくなります。

この記事では、美容部員の美容部員の1日・生活スタイルについて解説します。

美容部員の業務スケジュール

美容部員の勤務時間は、一般的に、百貨店や駅ビルなどの店舗の開業時間に合わせた10時から20時ごろです。

ドラッグストアなどで働く美容部員は、店舗の営業も長いため、「早番」「遅番」などのシフト制勤務となることも多く、複数のスタッフで交代勤務となることもあります。

店舗が休みの日や閉店後には、売れ筋商品の情報を共有したり今後の戦略を練ったりする「販促会議(販売促進会議)」が行われたり、ときには化粧品メーカーの担当者やヘアメイクアップアーティストを交えて、新商品の特色やメイクのコツなどを勉強しています。

基本的には勤める百貨店や化粧品売り場での勤務となりますが、本社でメイクの研修を受けたり、イベントやキャンペーンをしている多店舗にヘルプに行ったりすることもあります。

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美容部員の1日

百貨店で働く美容部員の1日

09:40 出社・メールチェック
出勤したらまずはメールをチェック。

化粧品は季節ごとに商品が入れ替わるため、新商品の情報や売り上げに関する情報がメールで知らされます。

10:00 店舗オープン・接客スタート
百貨店や駅ビルは10時オープンが一般的です。

開店時間になると店舗に出て接客をスタートします。

11:00 雑務
空き時間に在庫の確認やダイレクトメールの発送作業を行います。

どこの店舗も午前中は比較的お客さまが少ないので、ほかのスタッフと手分けして雑務をこなします。

14:00休憩
会社のお昼休みに訪れるお客さまも多いため、時間をずらして交替で取ることが一般的です。

店舗内の混み具合を見ながら45分~1時間ほど昼食休憩を取ります。

15:00 午後の接客スタート
午後になるとお客さまが増えはじめます。

来店したお客さまの肌質や悩み、メイクへの希望を聞きながら、化粧品選びのお手伝いをします。

忙しい日には、退社するまでずっと立ちっぱなしで働くことも珍しくありません。

19:00 営業終了
閉店作業をして退社します。

ドラッグストアで働く美容部員の1日

11:15 出社・引継ぎ
すでに店舗は営業しているため、ほかのスタッフに挨拶し仕事を開始します。

前日や早番スタッフからの引き継ぎ事項を確認します。

11:45 接客
売り場に来られたお客さまに対応しながら、品出しや売り場のメンテナンスなどを行います。

ドラッグストアはお客さまが実際に手に取って確かめることも多いので、売り場が乱れないよう、いつも清潔に保たれるよう気を付けています。

13:30 昼休憩
14:30
接客をしながら、お客さまがいない時間を見計らって、交代で商品の発注や在庫管理などを行います。

新商品が入荷すると、目につきやすいところに展開したりポップを付けたりするなど、売上が上がるようさまざまな工夫をします。

16:00
化粧品メーカーやドラッグストアの本社から社員が来て、売り場展開やキャンペーンについて話し合ったりお客さまの動向などをリサーチしたりします。
17:30 休憩
午後の勤務が長い場合は小休憩を挟むこともあります。
20:00 営業終了
バックヤードできょうの仕事内容や引継ぎ事項をまとめます。

売り場を整え、明日の営業の準備をして帰宅します。

美容部員の勤務時間・休日・土日休みはある?

美容部員の勤務時間

美容部員の勤務時間は、百貨店や駅ビルなどの店舗の開業時間に合わせて10時から19時頃となります。

都心部の百貨店やドラッグストアの場合は、遅い時間まで営業していることが多いため、20時から21時頃まで店舗に立つ場合もあります。

シフト制で勤務時間が分かれていて、

  • 店舗のオープンから夕方まで出勤する人
  • 午後から出勤して閉店作業まで行う人

とで仕事を分担するのが一般的です。

また、接客業のため、休憩はお客さまの入り方を見ながら交替でとるというのが基本になります。

会社や学校のお昼休みを利用して買い物に訪れる人もいるので、人の波が去ったあとやっと昼食休憩をとれるというケースも多いようです。

美容部員の休日

美容部員の仕事は接客業のため、土日祝日など世間的での休日が稼ぎどきとなり、自分自身の休暇は平日となり、スタッフが交代でとるのが一般的です。

お盆時期などの夏季休暇や年末年始などは百貨店のセール時期とも重なるため、休暇を取ることはできますが店舗の落ち着つく時期にずらしてとることになります。

世間と休みがずれていることでゆったり休めることもありますが、友達や家族と休日がなかなか合わないと悩む人も多いようです。

美容部員の残業時間

例年、化粧品業界では季節ごとに新商品が出ます。

新商品が出る際には、

  • 商品の入れ替えからポスターの貼り替え
  • お客さまへのダイレクトメールの発送

などの作業に追われるため、美容部員の仕事も忙しくなります。

とくにクリスマスやお正月には限定品のギフトセットや福袋などが発売されるため、こうした商品の準備に追われることになります。

忙しい時期には終電近くまで残業をすることもあるようですが、普段の仕事の中ではそれほど残業をすることはなく、百貨店の営業時間が終了すると帰宅できることが多いようです。

美容部員は忙しい? 激務?

美容部員は、百貨店やドラッグストアの営業時間が終了するとお客さまがいなくなるため、残業はあまりなく、セール時期などの繁忙期を除けば激務と感じるほど忙しく働くことはないでしょう。

ただし、

  • 常に人を相手にする仕事であること
  • 人の肌に触れる責任ある仕事であること
  • 立ちっぱなしで体力が必要な仕事であること

などから、人によっては大変な仕事と感じる人も多いようです。

美容部員には販売のノルマが課せられていることもあるので、仕事の忙しさよりも、精神的なプレッシャーが大変という人もいます。

美容部員の休日の過ごし方

美容部員は平日休みが多くなるため、一人で過ごしたり、同様に平日休みのサービス業の人と過ごしたりすることが多いようです。

平日休みの分、買い物や旅行などもゆったりとできるという人もいます。

もともと美容部員は美容に関心のある人が多いため、ほかのブランドの化粧品を見たり、流行のファッションやメイクをチェックしたりするなどして知識を得る人は少なくありません

また、エステに行くなど自分磨きをする人もいます。

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美容部員の1日のまとめ

百貨店で働く美容部員も、ドラッグストアで働く美容部員も仕事内容に大きな違いはありません。

ですが、百貨店ではお客さまの悩みを聞きながら商品を提案していきますが、ドラッグストアではお客さまが実際に手に取って確かめることも多いので、売り場が乱れないようにしておいたりポップなどを使って目立たせる工夫が必要です。

また勤務時間も営業時間が長いドラッグストアでは朝番・遅番のシフト制がとられています。

どちらも、店舗が休みの日や閉店後には、売れ筋商品の情報を共有したり今後の戦略を練ったりする「販促会議(販売促進会議)」への参加や、化粧品メーカーの担当者やヘアメイクアップアーティストを交えて、新商品の特色やメイクのコツなどを勉強するなど忙しい日々を送っています。