秘書になったきっかけ(体験談)

執筆者:パンダ 女性 29歳 経験年数:4年

最初のきっかけはスカウトから

私は、23歳のころから4年ほど、金融商品を扱うベンチャー企業の社長秘書をしておりました。

それ以前は地元のIT系企業で営業をしており、のちに秘書として担当することになる社長は営業先のお客さまでした。

営業をしていく中で、ある日突然顧客であった社長に呼ばれ「うちの会社に総務全般で入らないか?」というスカウトを頂戴いたしました。

入社当初は秘書というわけではなかったのです。

私はまだ創業したばかりの会社でこれからという所に魅力を感じ、二つ返事で快諾しました。

「なんだか、難しそうな仕事。よくわからないけどやってみよう」という一念だけで、IT系企業を退職し、ベンチャーの道へ進んだのです。

周囲の話を聞いていると、秘書の仕事は通常の新卒採用などの求人よりもスカウトや紹介が多いように感じます。

会社の奥の奥まで関わることから、人間性を知っている人を採用するという印象です。

右も左もわからない

IT系企業から、金融商品を扱う会社の社長秘書への転職というと、なにか能力を見込まれてと思われる方も多いのですが、当時の私はまだ何もわからない23歳の会社員でした。

今思うとただの「イマドキの若い女の子」でしたが、なぜ、当時の社長が私をスカウトしたのかを後から聞くと、「ホームページが作れて、会社にいたら便利そうだったから」というごく単純な理由でした。

入社当時は『総務』という立ち位置でしたが、まだまだ立ち上げたばかりの何もないベンチャー企業で、一般企業のようなルーチンワークなどはありません。

しかし、これでは時間を無駄に過ごすと思い、社長が忙しくタッチ出来ていなかった飲食事業の顧客傾向・売上の改善見直しを行うことにしました。

しかし、経営の知識のカケラもない状態でしたので、まずはオープン当初からの売上・注文の詳細のデータ化、さらに月間顧客数と客単価の動向を調べて、ただひたすらエクセルに入力。

手探りで始めたことですが、今思えばそれが経営の基礎だったのです。

ありがたいことにお客さまを集めるために始めたブログが当たり、売上は1ヶ月でなんと30%もアップ。店舗のことでは、社長よりも詳しくなりました。。

そして入社2ヶ月目で与えられた名刺の肩書には「秘書」という2文字がありました。

会社によって業務の違う「秘書」

私の場合、通常の秘書業務に加え『社長の代わりに仕事をする』という役割も与えられました。

手探りで、始めた仕事で結果を出したことで、社長が手近に置いて金融業以外の社内の事業の動向が知りたいからということでした。

秘書としての業務は、一般的な電話の取次や社長のスケジュール管理だけではありませんでした。

社長同行でパーティーに行った際に社長の代わりに名刺を交換して、顔を広げてくることや、社長の代わりに顧客との打ち合わせ、はたまた運転など仕事は幅広くありました。

社長や企業によって秘書の役割は十人十色です。

私のように「よくわからないからやってみよう」という精神で飛び込んでみるぐらいが、「秘書の業務はこうだ」という先入観がないので秘書としてはよいかもしれません。

仕事体験談