【2023年版】秘書検定の難易度・合格率
秘書検定とは?
秘書検定とは、公益財団法人実務技能検定協会が主催する秘書技能に関する検定です。
秘書検定は、秘書としての技能もさることながら、「人柄」の育成を目的としています。
「表情」「態度」「振る舞い」「言葉遣い」「話し方」などを通して誰と仕事をしても感じが良い印象をもってもらうために、筆記試験問題と面接試験を行います。
ビジネスマナーとして基本的な知識を集約して検定問題とするとともに、筆記試験で学んだことを面接試験で体現し、秘書を目指す人のみならず一般の就職活動でも役に立たせることを目指しています。
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秘書検定の難易度
全級とも試験は「理論」と「実技」にわかれ、それぞれの試験が60%以上の正答で合格となります。
準1級・2級・3級は選択問題(マークシート方式)と記述問題で、1級はすべて記述問題となります。
面接試験では、ロールプレイングで実際の対応を評価し、「報告」「応対」という二つの課題が出されます。
3級
基本的なビジネスマナーや一般常識を問われるレベルです。
上司が仕事をスムーズに行えるよう秘書はどのように動けばよいか、どのように対応することで人柄が良いと感じてもらえるかを問われ、主に高校生が受験しています。
2級
3級よりも具体的な場面設定が行われ、上司のサポートを行うために優先順位を考えたり、効率よく仕事をするにはどうすればよいのかを問われたりするレベルです。
主に就職を意識する学生や新卒の社会人などが受験しています。
準1級
秘書としてのレベルが一段階上がり、上司や後輩へアドバイスをしたり、複雑な場面での判断力や対応力が求められたりします。
中堅の秘書を対象としており、準一級からは面接試験が行われ、知識だけでなく実際に実践できるかも問われ、主に学生と社会人が受験しています。
1級
秘書として上級のレベルが求められ、主に現役の秘書や社会人などが自身のスキルアップのために受験します。
秘書検定の受験状況・合格率
難易度や合格率は毎回大きく変わらず、何級からでも受験できますが、面接試験のある1級や準1級は難しく、面接室での「態度」「振る舞い」「話し方の調子」「言葉遣い」「物腰」「しぐさ」「身なり」などが細かくチェックされるため、秘書未経験者や独学で合格するのは難しいようです。
就職を目指す学生のほとんどは、筆記試験のみの2級もしくは3級の受験となっています。
2級および3級は一次試験(筆記試験)のみ、1級および準1級は一次試験合格者のみ二次試験(面接試験)が実施されます。
秘書検定合格率
※第128回(令和4年11月13日)の結果
<1級>
受験者数735名
一次合格338名
最終合格187名
合格率25.4%
<準1級>
受験者数2,957名
一次合格1,807名
最終合格1,229名
合格率41.6%
<2級>
受験者数14,342名
最終合格8,265名
合格率57.6%
<3級>
受験者数9,360名
最終合格5,855名
合格率62.6%
大学生31.4%
短大生5.3%
専修・各種学校生11.4%
高校生29.2%
会社員等15.9%
秘書1.4%
その他5.4%
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秘書検定試験の概要
試験地 | 全国各地 |
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受験資格 | 受験資格に制限はありません。 |
試験方法 | ・準1級・2級・3級は選択問題(マークシート方式)と記述問題 ・1級はすべて記述問題 |
試験内容 | <理論> ・選択問題(マークシート方式)と記述問題 1.必要とされる資質 2.職務知識 3.一般知識 <実技> 4.マナー・接遇 5.技能 |
合格基準 | 全級とも筆記試験は「理論」と「実技」に領域区分され,それぞれの得点が60%以上のとき合格となります。 |
合格率 | ・1級:25.4% ・準1級:41.6% ・2級:57.6% ・3級:62.6% ※令和4年11月13日試験 |
受験料 | ・1級: 7,800円 ・準1級:6,500円 ・準1・2級11,700円 ・2級 5,200円 ・3級 3,800円 ・2・3級 9,000円 |
詳細情報 | 財団法人実務技能検定協会 秘書検定 |