ヨガインストラクターのつらいこと・大変なこと・苦労
たとえば、生徒からの目線がプレッシャーになったり、喉を傷めやすいといったことが挙げられます。
また新人時代には収入も少なく苦労することもあるでしょう。
この記事ではヨガインストラクターのつらいこと・大変なこと・苦労について解説します。
ヨガインストラクターのつらいこと・大変なこと
- 他のインストラクターとスキルを比較される
- いつも美容や体型を意識する
- 一人ひとりの生徒に満足してもらう苦労
他のインストラクターとスキルを比較されるつらさ
ヨガインストラクターにとって、生徒にヨガのポーズを見られることは少なからずプレッシャーになります。
自分にはできなくても、他人のポーズを評価する目の肥えた生徒は、どこにでもいます。
とくに経験が浅いうちは、どうしても他のインストラクターと比べられ、「あの先生はたいしたことないね」などと生徒の間で話題になることもあるかもしれません。
そうした現実にとまどって、つらい気持ちになる人もいるようです。
さらに上級のスキルを身につけるためには、ワークショップや上級者向けのヨガスクールに通うのが近道ですが、上級のヨガを習うにはそれなりの費用がかかります。
ヨガインストラクターは、新人時代はあまり儲からないケースも多く、十分な収入の得られないときに出費がかさむというのも大変なことです。
いつも美容や体型を意識する
ヨガインストラクターは、生徒にとっての見本となることが求められます。
どうしても見られる立場になるため、とくに体型には敏感になる人が多いようです。
そして美容はもちろん、姿勢や立ち居振る舞いなど、プライベートでもつい意識してしまうことが増えるかもしれません。
しかし、最も大切なのは外面からの美だけではなく、身体の中から美しくなることです。
ただ痩せていることではなく、食事内容や睡眠にも気を遣って健康的であり、「あんな先生のようになりたい!」といわれるような姿を目指すことが大切です。
一人ひとりの生徒に満足してもらう苦労
ヨガインストラクターにとっての大きな悩みとなりがちなのが、すべての生徒さんに満足してもらうレッスンを提供することです。
生徒さんの個性や価値観・レッスンに求めるもの・レベル・体力はさまざまであり、ある人にはものすごく満足してもらえても、ある人は物足りないと思っている可能性があります。
誰かに合わせすぎてしまえば、他の人にとっては不満の残るレッスンになるかもしれません。
こうしたことを気にしすぎると、自分が本当にやりたいレッスンをできなくなってしまうことがあるようです。
生徒さんの感じ方はさまざまですが、そこにとらわれ過ぎず、プロのインストラクターとして自信を持った指導の実践を心がけることが大切です。
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ヨガインストラクターの悩み
- 喉を痛めやすい
- 自分自身の調子を崩してしまう
- ヨガのイメージを壊す言葉はNG
喉を痛めやすいという職業病
ヨガインストラクターはレッスンの際に、たいてい大勢の生徒さんに向けて指導をします。
教室では、全体にきちんと聞こえるように大きな声を出す必要があり、自然と声を張り上げるようなことも多くなります。
すると、どうしても喉を痛めやすく、悪化するとポリープができて声帯結節になってしまう人もいるようです。
声が出ないとインストラクターとしての仕事には多大な影響が出てしまうため、喉のケアはしっかりとしたほうがよいでしょう。
自分自身の調子を崩してしまう人も
ヨガインストラクターは、「ヨガをしているから健康面は大丈夫」という変な自信から無理を重ね、腰や膝などに痛みを抱える人も少なくありません。
さらに、人前でお手本を見せたり、しゃべったりする緊張感から肩こりや胃痛・頭痛などに悩まされる人もいます。
「医者の不養生」ということわざがありますが、ヨガインストラクターも不養生から心身の状態を崩してしまうことがあるようです。
まずは自分の身体を大切にすることが、質のよいレッスンをすることにつながります。
ヨガのイメージを壊す言葉はNG
日本で普及しているヨガには、とにかく健康的なイメージがつきまとっています。
実際、雑誌やテレビ・インターネットなどで、ヨガを実践すると体調がよくなったり肩こりや冷え性などが改善したり、疲れやストレスが解消すると盛んに宣伝されています。
そのため、ヨガインストラクターには、「疲れた」とか「体調が悪い」といったネガティブな言葉を言えない雰囲気があります。
生徒さんの前ではつねに明るく、はつらつとした姿を見せて、たとえ体調が悪くても身体のどこかが痛くても、無理して1日に数回のレッスンをこなさなければなりません。
ヨガインストラクターが辞めたいと思うときは?
ヨガインストラクターには、スポーツ選手やダンサー、モデルから転身する人もいます。
ヨガの性質上、どうしても見栄えが問題となりやすいため、ヨガスタジオによっては、あからさまに若くてかわいいスリムなインストラクターしか採用しないところもあるようです。
そういう風潮も残るなかで、結婚や出産などを経験しながら、質の高いレッスンを維持してヨガインストラクターを続けていくのは、なかなか厳しいというのが現実です。
次第に体力的にもきつくなってきて、思うように仕事が見つからずに辞めてしまう人もいるようです。
ヨガインストラクターを目指すのであれば、キャリアや経験を強みに独立して自分のスタジオをもつなど、年齢を重ねたときにどのように働いていくのかを、できるだけ早いうちから考えておいたほうがよいかもしれいません。
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ヨガインストラクターの苦労のまとめ
大きな悩みとなりがちなのが、すべての生徒さんに満足してもらうレッスを提供することで、生徒さんの個性や価値観・レッスンに求めるもの・レベル・体力はさまざまであることです。
生徒さんの前ではつねに明るく、たとえ体調が悪くても身体のどこかが痛くても、無理して1日に数回のレッスンをこなさなければならないこともあります。
なかには体力的にもきつくなってきて、思うように仕事が見つからずに辞めてしまう人もいるようです。