マタニティヨガのインストラクターになるには
マタニティヨガで妊婦の呼吸法やリラックス法を身につける
マタニティヨガは、妊婦のために作られたヨガです。
ヨガの呼吸法やリラックス法を通して、出産に必要な深い呼吸のし方や柔軟性、さらに脱力のし方を身につける内容になっています。
また、続けることで、体調の維持はもちろん、気分転換やストレス解消、出産の際の体力作りにもなります。
さらに、自分の体の声に耳を傾けることで、自分の体の変化や反応にも敏感になるといわれています。
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マタニティヨガの特徴
妊婦のためのヨガですので、ポーズは、無理なくできるものばかりです。
呼吸は、鼻から息を吸ってお腹を膨らまし、口と鼻から息を吐いてお腹を凹ます腹式呼吸です。深く呼吸することで心と体をリラックスさせると同時に、お産の時の呼吸法の練習にもなります。
妊婦特有の腰痛やむくみ、肩こり、便秘なども解消されることが多いようです。また、股関節を中心に体を柔らかくし、出産に備えて柔軟性を養います。
マタニティヨガのインストラクターになるには
マタニティヨガのインストラクターになるために、特別な資格は必要ありません。
しかし、妊婦を対象としますので、妊娠・出産に関する知識に加え、女性の生理学や産科学、体調の変化への対応法や応急措置など専門的な知識が必要です。
「日本マタニティフィットネス協会」やヨガインストラクター養成スクールに、マタニティヨガのインストラクター養成コースが設けられています。
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マタニティヨガのインストラクター養成講座
「日本マタニティフィットネス協会」のインストラクター養成講習会は、講義講習2日間(12.5時間)、実技講習3日間(20時間)という構成になっています。
講義講習の内容は、女性生理学、産科学、フィットネス基礎理論、マタニティフィットネス理論などです。
実技講習は、ヨガの基礎や体位別ポーズ、目的別ポーズ、タブー動作の確認などです。
講習を修了すると、認定試験を受けます。これに合格すれば、日本マタニティフィットネス協会認定のインストラクターとして登録されます。
受講料は、約17万円です。
マタニティヨガのインストラクター事情
ヨガ教室などで指導するインストラクターが、指導対象の幅を広げるため、マタニティヨガのインストラクター資格を取得するケースが多いです。
最近は、自治体や産科病院などでもマタニティヨガが開かれており、マタニティヨガのインストラクターが派遣されています。
マタニティヨガ以外にも、産後ヨガ、ママヨガ、赤ちゃんを対象としたベビーヨガなどもあります。マタニティヨガのインストラクターは、それらのヨガも指導しています。