アイアンガーヨガのインストラクターになるには
世界的ヨガブームを巻き起こしたアイアンガーヨガ
アイアンガーヨガは、インドのB.K.Sアイアンガーが、1940年代〜60年代にかけて確立したヨガです。
アイアンガー自身、子どもの頃、マラリアや結核、腸チフスなどを病んでいましたが、16歳の時、「アシュタンガーヨガ」の修行をすることでそれらの病気を克服し、健康の体を手に入れました。
成人後、アシュタンガーヨガの指導をしながら研究を重ね、どんな人がどんな状態でも、無理なく行える「アイアンガーヨガ」を確立させました。
1966年、アイアンガーが『ハタ・ヨガの真髄』を出版すると、国際的なベストセラーになりました。
この本が、ヨガの世界的ブームを引き起こし、1970年代に、アイアンガーヨガは広く欧米でも行われるようになりました。
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アイアンガーヨガの特徴
アイアンガーヨガは、無理のないポーズで最大の効果を引き出せるように作られており、6歳ごろの子どもからお年寄りまで幅広い人ができるのが特徴です。個人の体調や特性に合わせて行います。
壁や柱、ベルト、タオルなど補助道具(プロップス)を使うことも大きな特徴です。補助道具を使うことで、子どもやお年寄りでも正しいポーズを無理なく作ることができます。
すべてのポーズを正しい姿勢と精密な動きで行うことも強調されています。
たとえば、体の裏側を伸ばすのが目的の場合、壁に背中やお尻をつけ、正しい姿勢でまっすぐに伸ばします。壁を使うことで腰が曲がったり、逆に反ったりするのを防ぎます。
自分自身をさらなる高みへと教育していくのが目的
一つひとつのポーズが、シンプルですが、長くその状態を保つのが特徴です。と同時に、瞑想に重点をおき、体の変化を感じること、自分の内面に向き合うことを重視しています。
これによって、心と体のささいな変化にも敏感な体を養います。
こうしたヨガを通じて、体の硬さをほぐし、ゆがみを整えながら、呼吸法によって体をさらに敏感にします。
そして、心がやすらぎ、本来の自分自身に気づくとともに、自分自身をさらなる高みへと教育していくことを目的としています。
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認定指導員でなければ指導できない
アイアンガーヨガでは、「日本アイアンガーヨガ協会」によって、同協会の認定指導員だけが生徒の指導を許されています。
認定指導員になるには、アイアンガーヨガを最低でも3年間経験し、さらに2年間の指導者プログラムを習得する必要があります。その後、認定試験に合格すれば、認定指導員になれます。