通訳の勤務時間・休日

通訳の勤務体系の種類

通訳の働き方として最も一般的なのは、フリーランスとして、個人で仕事を受注する形です。

その場合、通訳派遣会社に登録したり、クラウドソーシングや人脈を活用して個人的に仕事を受けたりという流れになります。

クライアントの要望に合わせて働くことになりますから、案件ごとに勤務条件は全く異なります。

一部ですが、企業に雇用されて通訳をしている人たちもいます。

その場合は、雇用先企業が指示した勤務条件に合わせて働く形になります。

正社員で働いている人もいますし、派遣社員や契約社員として働いている人もいます。

フルタイム勤務ということもあれば、案件がある時だけ出社するという形式のこともあり、働き方は様々です。

通訳の勤務時間

通訳として働く人の多くはフリーランスとして活動していますので、ここではフリーランスの通訳の勤務時間について解説します。

前述したように、フリーランスの通訳の勤務時間は案件ごとに大きくことなります。

例えば、会議通訳などの場合、事前の打ち合わせを含め、全体で3〜4時間だけ働くという日もあります。

あるいは、来日中の外国人に帯同しプライベートも含めたサポートを行う場合、その外国人が日本に滞在中ずっと拘束されるようなこともあります。

最近はインターネットを利用した海外企業とのWeb会議などの通訳もあり、現地時間に合わせた仕事もあります。

その場合は、日本では深夜に当たる時間に働く場合もあります。

どのような勤務時間になるかは依頼次第という部分もありますが、依頼を受けるかどうか決めるのは自分ですから、自分でスケジューリングして働けるという側面もあります。

通訳の休日

フリーランスの通訳は、いつを休日にするかは自分で決めることになります。

基本的には依頼のない日が休日と言えなくもないのですが、そういった日にも、仕事に関連することを行うこともあります。

例えば、近々通訳予定の案件について事前に情報収集をしたり、語学のブラッシュアップのため自己学習をしたりなどです。

通訳の仕事は、実際に現場で通訳している時だけではなく、むしろその準備や自分の能力向上のための学習時間の方が多いくらいです。

そのため、「この日は休日にする」と自分で決めない限り、気づくと何ヶ月も休まず仕事をしていた…などということにもなりかねません。

体調管理やリフレッシュのため、休日は不可欠ですから、それも含めた上手なスケジューリングが必要ということです。

通訳の残業時間

フリーランスで働いている通訳にとっては、残業時間という概念はありません。

ですが、実際に通訳している時間を規定の勤務時間とするならば、それ以外に費やす時間が大変多いことは前述の通りです。

数時間の会議のため、その会議で話される内容を勉強したり、関連する情報を収集したり、使用が予測される語彙を増やしたりと、事前の準備は実際の会議時間の何倍にもなることも多いです。

休日にも自分のスキルアップのため語学学校に通ったり、海外のニュースサイトを閲覧したりと、自分の時間を使って行っていることがたくさんあります。

通訳は忙しい? 激務?

通訳の仕事の忙しさは、その人それぞれで異なります。

駆け出しの通訳はまだ人脈もなく依頼数も多くないため、むしろ暇なことが悩みという場合もあるでしょう。

キャリアを積んで人気の通訳となった場合、実際に対応できる案件よりも多く依頼が来てしまい、泣く泣く断るということもあります。

ただし、駆け出しの通訳でも、たまたま同じ日に依頼が重なると、事前準備と実際の通訳、会場間の移動も含め大変に忙しい1日となってしまうこともあります。

通訳の休日の過ごし方

通訳は体力・気力を必要とする仕事なので、休日は他の職業の人と同じように、リフレッシュすることがたいせつです。

例えば、ジムでトレーニングをしたり、好きなジャンルの映画を見たりなどする人も多いでしょう。

ただ、休日に仕事の分野に関連する展示会を見に行ったり、英語の映画やドラマをまとめて観たりなど、したいことをしていたら仕事に関連していたということもあります。

また、先ほどお話したとおり、休日に語学力を磨いているという人もいます。

休日と決めた日には好きなことをして過ごせばいいのですが、ついつい仕事に関連したことをしてしまう、という人も少なくありません。

もともと好きで通訳の仕事を選んでいる人が多いため、自然とそうなるのかもしれません。

通訳の1日・生活スタイル