通訳のボランティアをするには?

通訳ボランティアの需要が大きくなっている

国際化が進み、日本を訪れる外国人が増えたり、日本企業が積極的に海外とビジネスをするようになっているなかで、通訳の需要はますます大きなものとなっています。

とくに、世界的なスポーツの大会が開催される場合、訪日観光客の数も増えます。

したがって、今後さらに需要が高まることが予測されるため、日本に訪れる外国人観光客をガイドできる通訳の育成に力が入れられています。

「語学ボランティア」としての募集も出てきており、各地域で外国人をもてなすための語学ボランティア講座のようなものも開講されています。

これからは、従来のように国際会議やビジネスの場などで活躍する通訳がいる一方、こうしたボランティアとしてガイドをする知識・スキルを備えた人がさらに必要とされていくものと考えられます。

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通訳のボランティアにはどのようなものがある?

観光ガイドや語学ボランティアだけでなく、日本国内のさまざまな場所で、通訳ボランティアは活躍しています。

例えば、行政サービスの場において。

国内の外国籍住民が増加する一方、日本語を話せないために、満足いく行政サービスが受けられないといったケースが増えているようです。

そうした外国の人を助けるために、通訳のボランティアが活躍しています。

行政の窓口や公立学校などを中心に、ボランティアを常駐させたり、必要時に呼ぶことができる仕組みを整えている行政機関も増えています。

最近では、災害被災地における通訳ボランティアの募集も見かけるようになってきました。

日本語を話さない人にとって、日本での避難生活は想像以上に多くの困難があります。

そのような人の生活を支え、再建に向けて動き出すことができるよう、避難所内の掲示物を訳して伝えたり、困っていることをヒアリングしたり、あるいは支援内容を説明したり、といったサポートを行うことが多いようです。

通訳のボランティアとして働くには

専門的な知識や高い語学力が必要とされるプロの通訳とは異なり、通訳のボランティアに要求されるレベルとしては、日本語や外国語の読み書き、日常会話の通訳ができるレベルです。

ただし、医療通訳や学習支援など、中には専門的な語彙が必要な案件もあります。

求められるレベルは案件によって異なるため、ボランティアに申し込む前に確認する方が良いでしょう。

通訳ボランティアのニーズは増えてきているため随時募集されていることも多く、各自治体を中心に、様々な場所でスキルアップのための講座なども開催されています。

これらの情報は、各都道府県や市区町村のホームページに掲載されていることもあれば、直接問い合わせることで教えてもらうこともできるようです。

興味がある方は、ぜひ調べてみてください。