トラック運転手の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介
トラック運転手の仕事とは
トラック運転手は、トラックを運転し荷物を荷揚げ場所から荷卸し場所へと運ぶ仕事です。
ひとことでトラックと言っても、いわゆる軽トラと言われる小型トラックや普通トラックもあれば、タンクローリーやミキサー車などの大型トラックまで、種類はさまざまです。
運ぶ荷物も、個人が利用する宅配便もあれば、危険物に指定されるガソリンや高圧ガスなど実に多様です。
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トラック運転手の業務の内容
大型トラックでは高速道路も含めて長距離を配送することが多く、小型では集配所から集配所へのルート配送といった比較的近距離の配送をするのが一般的です。
トラックは大型・中型・小型などさまざまな種類に分けられ、運転するトラックによって、必要な免許が異なります。
小型トラックであれば普通自動車免許で運転ができますが、車両総重量5トン以上11トン未満の車を運転する場合には中型自動車免許が、同じく11トン以上であれば大型自動車免許を取得しなくてはなりません。
またトレーラーを運転する場合には、大型自動車免許に加えてけん引免許も必要となります。
トラック運転手といっても、トラックの種類によって運ぶものも違えば、走る距離やルートも異なります
トラック運転手の役割
大型トラック運転手
お客さまから依頼を受けた荷物を、荷揚げ場所から荷卸し場所まで配送するのが主な役割です。
荷卸し場所は遠隔地であることが多いため、高速道路を含めて長距離を走ることになり、勤務中は食事や仮眠などもトラックの中で行うのが一般的で、交通ルールを守りながら安全に時間通りに荷物を運ばなくてはなりません。
拘束時間は長くなりがちですが、トラックの中では自分一人の時間を過ごせるため、長距離運転が平気な人にとってはストレスをあまり感じないようです。
中型トラック運転手
大型トラックと同様、荷揚げ場所から荷卸し場所まで荷物を配送するのが主な役割ですが、日帰りできる中距離の運転が主となります。
ただし勤務時間は日中・夜間を問わないことが多く、生活が不規則となる人も多いです。
なかにはフォークリフト免許を持ち、荷物の揚げ卸しする役目をこなす人もいます。
小型トラック運転手
普通自動車免許で運転できるトラックです。
個人間の宅配業務や集配所間のルート配送など、多くのニーズがあり、日中の時間帯に働くことが多いとされています。
大型・中型トラックで遠隔地から主要都市へ配送されてきた荷物を、各エリアへ分配するために走ることもよくあります。
宅配運転手
運送会社や集配所から、オフィスや個人宅などに荷物を届けたり、集荷希望の連絡を受けて荷物を引き取りに行ったりするのが主な役割です。
それぞれ決まったエリア内を担当することが多く、トラック運転手のなかでも地域密着型だといえます。
コンビニのルート配送や、百貨店や大手スーパーの即日配送サービスなどを引き受けている会社もあります。
トレーラー運転手
いわゆる「けん引貨物自動車」を運転する運転手です。
トラクター(運転席部分)とトレーラー(荷台)が分離できる構造になっており、大量の重い荷物を積んで、長距離を走るのが役割です。
危険物を扱うこともあるため、安全運転に対する意識は運転手のなかでもより強く必要とされます。
渋滞を避け深夜に高速道路を走ることが多いことも特徴のひとつです。
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トラック運転手の勤務先の種類
トラック運転手の多くは、物流会社や運送会社で勤務しています。
勤務する運転手の種類は会社によるため、トラック運転手になりたい場合は、自分がどんなトラック運転手になりたいかを考えておくとよいでしょう。
トラック運転手の仕事の流れ
ただトラックを運転することだけがトラック運転手の仕事ではありません。
出勤すると、まず荷物をトラックへ積むことからスタートします。
トラックへ荷積みが終わったら、時間までに配送先まで運転し荷物を届けます。
車内で荷物が動かないよう固定する作業や、目的地に到着した後の荷卸し作業も自ら行うことがあります。
基本的に運転は一人で行いますが、地域密着型の宅配ドライバーを勤める場合には、直接お客さまから依頼を受けて荷物を引き取りに行くこともあるなど、お客さまと直に接する機会も多くなります。
トラック運転手とセールスドライバーの違い
トラック運転手と似た仕事にセールスドライバーがあります。
セールスドライバーは、宅配便などの荷物の配達、集配、料金回収、営業などを行う仕事です。
トラック運転手との大きな違いは、運転する車両の違いです。
トラック運転手は実にさまざまなトラックを扱いますが、セールスドライバーの場合は2トントラックや4トントラックなど小型のものや、普通車を使うこともあります。
また配送を専門にするトラック運転手に対し、セールスドライバーは配送だけでなく荷物を集荷している企業から代金を集める料金回収業務、また他社で取り扱っている荷物を自社で扱ってもらうように提案する営業などをすることもあります。
ただし近年ではトラック運転手も同じような作業を請け負うことが増えてきました。
企業によっては小型トラック運転手や宅配運転手がセールスドライバーと呼ばれることもあり、厳密な違いはなくなってきています。