水泳選手のやりがい・楽しさ・魅力

水泳選手のやりがい・楽しさ

自己ベストの更新

水泳選手のやりがいは、何といっても自己ベストを更新することです。

競泳は、レースをすれば、タイムがはっきり出るのが特徴です。

現実に、多くの選手が練習のときから自己ベストを0.01秒でも縮めようと努力しています。

とりわけ目標としてきた大会で自己ベストが更新できれば、それまでの過酷な練習もよい思い出になり、水泳選手として達成感や満足感に浸れます。

大会標準記録の突破

水泳大会には、たいてい「大会標準記録」や「派遣標準記録」が設けられています。

そのタイムを上回らなければ、該当する大会に出場できません。

目標とする大会の標準記録を突破することも、水泳選手にとって大きなやりがいになっています。

オリンピックや世界水泳などの国際大会でも大会の参加標準記録が設けられていますし、日本の水泳連盟は独自に「派遣標準記録」を設定しています。

代表決定レースで2位以内に入っても、派遣水準記録をクリアできなければ、その大会には派遣されません。

オリンピックや世界水泳に出場できれば、所属の会社や学校、スイミングクラブはもちろん、出身地や出身校まで大騒ぎになります。

競泳選手への国民の期待は高く、大いに注目されますので、オリンピックや世界水泳に出場することは、選手にとって大きなやりがいです。

水泳選手の仕事内容

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水泳選手の魅力

オリンピックで金メダルを獲ること

世界ランクの高い選手にとっては、オリンピックで金メダルをとることが究極の目標です。

金メダルを獲るためだけに4年間を過ごしたという選手もいるほどで、世界のトップ選手にとって金メダルは、日々の大きなモチベーションになっています。

2000年のシドニー五輪以降、競泳で金メダルを獲得した日本人選手は、男子ではアテネ五輪と北京五輪の100m、200m平泳ぎで計4つを獲得した北島康介選手、女子ではアテネ五輪800m自由形の柴田亜衣選手の2人でした。

2012年のロンドン五輪では、水泳は金メダルを獲得した選手はいません。

また、2016年リオデジャネイロ五輪では男子400m個人メドレーで萩野公介選手、女子200m平泳ぎで金藤理絵選手が金メダルを獲得しました。

メダリストになれば、知名度は一気に上がり、テレビ出演なども増えます。

さらに、メダルを獲得したことによる報奨金などを得ることも出来ます。

メダル獲得までの厳しい練習が報われる瞬間です。

水泳選手としてプロになる

日本人選手で初めてプロとして活動したのは、アテネ、北京のオリンピック2大会連続で男子100m、200m平泳ぎ金メダルを獲得した北島康介選手です。

北島選手2004年のアテネ五輪で2つの金メダルを獲得しました。

とくに100m平泳ぎで金メダルを獲得したレース後に「チョー気持ちいい!」とコメント。

この言葉は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれました。

こうした活躍から、2005年に日本コカ・コーラと所属契約を結ぶことになり、日本人初のプロスイマーとなった北島選手。

その後の北京五輪で100m、200m平泳ぎ連覇を果たし、ロンドン五輪では3連覇は逃したもののメドレーリレーで銅メダルを獲得するなど、活躍をつづけました。

その後も、現役を続けましたが、リオデジャネイロ五輪出場を逃した2016年に現役を引退しました。

現在北島さんは、現役だった2009年に創業した株式会社IMPRINTで代表取締役社長兼CEOとして働いています。

また、東京都水泳協会の副会長、日本コカ・コーラのチーフ・オリンピック担当・オフィサー、me&stars株式会社のCSO(最高スポーツ責任者)も務めています。

北島選手のようにプロスイマーとして活躍している選手は、2020年現在、萩野公介選手のみとなっていますが、この二人が道を切り開いてくれたことでプロとして生きていくことが可能になりました。

他のスポーツ同様に、水泳選手もプロとして仕事にできるのは魅力の一つです。