シンガーソングライターの給料・年収

シンガーソングライターの給料や収入のしくみは、一般の会社員とは異なり、少々複雑なものとなっています。

シンガーソングライターの給与や収入は、契約内容(形態)に加え、売り上げ・人気・知名度といったファクターによって変わります。

その内容について紹介していきましょう。

プロダクションからの収入

プロダクションに所属し、マネジメント契約を結んで活動するシンガーソングライターの場合、プロダクションからの「給料」が発生します。

新人のときは毎月固定の給料をもらう人が多いようですが、ある程度活躍できるようになると、売上に応じた収入が手に入るようになります。

その場合、コンサートのギャラやメディア出演料、ファンクラブでの売上、グッズ販売益など、すべての収入から20~30%程度の手数料をプロダクションに支払い、残りが手元に入ってくるケースが多いようです。

印税収入

レコード会社とも契約を結んだシンガーソングライターは、楽曲の売上による「印税」を手にすることもできます。

一般の歌手であれば「歌唱印税(アーティスト印税)」が主となりますが、作詞作曲も手掛けるシンガーソングライターの場合は「作詞印税」「作曲印税」も入ってきます。

CD売り上げのうち、シンガーソングライターが手にできるのは約1%(契約内容や実績により変動する)。

ただし、作詞・作曲を手がけているので、さらに数%の上乗せがあります。

ほかには、コンサートのギャラやメディアへの出演料、ファンクラブ会費、グッズ販売の売り上げなどから、20〜30%程度の手数料を差し引いた金額がシンガーソングライターに支払われます。

また、メジャー契約しているアーティストは、「カラオケ印税」など、楽曲が使用された際に印税を得ることができます。

カラオケ1回の再生で2〜7円となり、これは作曲家作詞家編曲家に分配されます。

インディーズで活動する場合

インディーズで活動するシンガーソングライターの場合は、契約形態がさまざま(事務所に所属している、していないなど)なので、それぞれ収入の割合は違います。

プロダクションに所属せず、自主的に活動を行う場合には、ライブのチケット販売や、自主的に制作・販売するCDやグッズなどの売上が、おもな収入源となります。

基本的にCD1枚の売り上げから、約40〜50%を得ることができますが、事務所に所属していないと給料は出ませんし、CD制作費・宣伝広告費といった費用は自分持ちです。

ライブのチケットはたいてい「ノルマ」があり、売上の一部をライブハウスに支払う必要があるため、すべての売上が自分の手元に入るわけではありません。

また、CDなどを制作する費用や、ライブを行う際の交通費・遠征費などもかかってくるため、ある程度の動員が見込めるようになるまでは、シンガーソングライターとしての活動だけで生活するのが難しいこともあります。

このことから、事務所、マネジメント機能を持つインディーズレーベルに所属していたほうが、安定した収入を得ることができるといえます。